本末転倒 | ムズカシイことぬき!

ムズカシイことぬき!

 ジャイアント・キリングを起こせ!大阪日本橋と東京秋葉原&渋谷ではたらく社長のブログ。

それ、本末転倒やーん!

にならないように注意が必要。というか、放っておけば「本末転倒になる」と思って、「本末転倒になっていないかチェック」をしないといけない。

本末転倒(ほんまつてんとう)
 …根本的で重要なことと、ささいでつまらないことを取り違えること。「―もはなはだしい」「―した考え」

本来の目的を見失ってしまう、やっかいな病気です。

例えば、カレー専門店(飲食店)で、

1番目のお客さんA 「カツカレーライスちょーだい」
2番目のお客さんB 「カレーライスちょうーだい」

店員 「カレーライスです」と2番目に来たBさんに先にお渡し(カツカレーはカツを揚げている最中)

そこで、1番目のお客さんAが、お店にクレーム。激おこぷんぷん丸になって、
「オレの方が早く注文したんやから、オレのから先に持って来いやー!」

店員は、同じクレームが起きないように、次から「必ず注文順で料理を運ぶようにした」 ←一件落着?

・・・?

カレー専門店は、より多くのお客様により美味しいカレーライスを食べてもらいたい、これが本来の目的だと思う。
で、あれば今回のクレーム後のシステム変更(絶対に注文順で料理を出す)は正解なのかな???

本末転倒じゃない?

まず、「より多くのお客様」に対して料理を提供できなくなるよね?
メニューによっては調理時間はバラバラ。でも「注文順」しばりにすると、調理時間の効率化や短縮は困難。結果的に2番目以降に注文されるお客様には「注文してから料理が運ばれるまでの待ち時間が増える」ことにつながる。結果的に商売として繁盛するのかな?

似たような、同じようなケース、実はたくさんあると思います。

■全体的な最適化よりも、部分的な最適化を図ってしまう。

■手段の目的化

■本末転倒

これらは、いくら優秀な部下達が揃っていても、本当に自然発生します。誰が悪いとかではなく、なぜだか自然発生するんです。(ボクは台風や大雪みたいな自然災害的に考えています)

立場上、冷静に俯瞰的にみれる人、その全体のマネジメントをする人が、常にチェックをして、修正・リカバリしていかないといけない。主に社長や役員・幹部の業務ってこれじゃないかな~、とも思います。

うーーーん。


早い話が、「ザ・ゴール読めよー」なんですけどね。


ガンバろうっと。

ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か/ダイヤモンド社
¥1,680
Amazon.co.jp