「ちょ、なんでそこで否定的な意見。そんで話をスパっと終わりにするの???」
「え?何この会議の生産性の無さ・・・。で、何も解決してないし・・・。」
って話なんですが、冷静に考えると、ああ、そうか。みんな「ブレインストーミング」を知らないんだ・・・。
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■ブレインストーミング(=ブレスト)
とにかくポジティブに肯定的で建設的な意見・アイデアをたくさん出し合おう、って言うミーティングの手法
ルール1:他人の意見を否定しない
ルール2:出てきたアイデアはとにかく褒める
ある意見が出てきましたが、それには問題点があります。その反応としては、以下のふたつが考えられます。
・「だけど、こういう問題点があるな。こうしたほうがいいんじゃないか?」
・「いいね!そうしたら、こうしたらもっと良くなるんじゃないか?」
他人の意見については「否定、修正」ではなく、「肯定、追加」で対応しましょう。
ルール3:とにかく書く、そしてリンクさせる
ルール4:必ず全員が発言する
→準備から実践まで!効率的なブレインストーミングのやり方
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ブレスト慣れしていると、ほぼ普段から否定的な意見は言わない。他人の意見も何とかすくい上げようとする。またそれが当たり前の感覚になっている。ただ学生から社会人になったばかりや、アルバイト経験しか無いスタッフは「ブレスト」の概念を知らない。なので、今までの仕事や学校生活の延長線上で、単に否定することが多い。「はあ?そんな人いるの?」「バカじゃない?」「それって意味あるの?」「やるだけ無駄じゃない?」みたいな意見を言って終わり、となることが多い。
これでは何の生産性も発展性も無い。新しいものも生まれない。創造力も想像力も無い。つまり、付加価値が生まれないので、そこに利益を生み出さない。利益が生まれないってことは、それはつまり「=仕事」ではなくなる。単なる愚痴の言い合いで飯は食えない。
我々は付加価値を生み出さないと、またその価値が利益に値しないとダメなんだ、という大前提があれば、簡単に否定だけでは終わらせないはずです。まあ、その理屈が根本的にわかっていないから、否定するだけで終わってしまう訳なんですが。
これは経営者側のミスでした。まず始めに教えておくべきだった。特に若い人達、アルバイトスタッフがたくさんいるので、入社からすぐの研修期間中や新人と呼ばれている間に「ブレストの概念」をしっかり教育する必要がありました。反省。
うーーーん。
人材は人財。教育体制ももっともっとしっかりやっていかないと。単なるマニュアル人間を作るんじゃなく、1人1人がしっかりとした社会人、人間として成長することを目指して。
ガンバろうっと。