仕事上で今まで一番つらかったことは何ですか? | ムズカシイことぬき!

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アルバイト採用面接のときに色々な質問を投げるんですが、そのうちの1つに、

質問「仕事上で今まで一番つらかったこと、嫌だと思ったことは何ですか?」

ってのがあります。仕事をしてりゃ、誰だって嫌なことや辛いこと、あると思います。
ここで主に何を知りたいかと言うと、

 (1)仕事に対する価値観や基準値
 (2)この先はその壁を越えて成長したいのか、逃げたいのか(避けたいのか)
 (3)従業員目線と同時に一方で経営者目線を考えているか(雇う側の思考センスがあるか)

(1)は、まあ仕事の難易度や自分の業務スキルなんかも関わります。

<例>コンビニのバイトの時、夜間にお酒を飲んだ酔っ払いが絡んできて、その対応がとても大変で嫌でした。
 (ふーん、そりゃ嫌だけど、商売やってりゃ、そんなことは日常茶飯事なんだけどねぇ~。。。)

ここでは、業務レベルが高いのか、低いのか、それに対し、どのようにつらかったのか、を聞きます。
話を聞いていて、「それはアルバイトじゃなくて店長業務だろ」みたいな業務レベルを上手く出来なくて辛かったです、となる場合もあれば、「え?そんなことで辛いの???」(甘ちゃんやな~)ってのもあります。短いやり取りながらも、その人の基本的な仕事に対する価値観を知ることが出来ます。

(2)に関しては、(ちょっと意地悪ですが)「そうですか。ではちなみに、もし当社で同じようなことが起きたら、その時はどうしますか?」と質問します。

→「頑張ります!」と言うポジティブな人。(チャレンジしよう、乗り越えよう、とガッツのある人) ←欲しい人材です。
→「え!?いや、ちょっとそれは・・・。嫌ですね~(苦笑)」となる人。

(3)に関しては、(1)(2)をやり取りしている時に、こちらの雇う側の狙いみたいなところに気付く人です。俯瞰的に物事を見れると言うか、客観的に自分を見て冷静に行動が出来ると言うか。質問の意図を理解するのが早く、またベストな回答をすぐに出来ちゃう人。頭の回転の速い人。基本的に有能な人材ではあるんですが、でも、良いか悪いかに分かれます。

→「将来は起業、独立をしたい人」 ←欲しい人材
→「独立など考えていない、口だけ達者な人」 ←単に「面接が上手なだけ」の人が多いです。戦力にならないことが多いから、パス。頭が良すぎて組織より個人の利益を優先するタイプは、結局は自分の利益にならないと動かないので、わがままになっちゃいます。

まあ、そんな小難しく厳しくチェックして見るわけでは無いんですが、短い時間で相手の情報をたくさん知れることにこしたことは無いので、複数の質問を上手く使って面接をやります。だいたいは印象的に感覚的に「ああ、この人はいいスタッフになりそうだな」と思ったら合格にするのが一番良いと思います。直感は大事ですからね。人事は縁。合縁奇縁。


うーーーん。


ま、ここまで書いておいてなんですが、僕自身はもう2010年12月を最後に、もうアルバイト面接に関しては、部下の部長や店長にすべて任せてあるので、2年半くらいはもう直接面接やってないんですけどね~(笑)
※2011年8月秋葉原店のオープニングスタッフ採用面接は、店長と同席して面接をしました。


ガンバろうっと。