「言語技術」が 日本のサッカーを変える | ムズカシイことぬき!

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昨日のBlog記事(言い合わなくなる「なあなあ」はアカン)に対するコメントで、
カンノさんより下記のURLを教えてもらいました。(あざす!)

↓↓↓↓↓↓

東京都が主催した講演会でサッカーと言葉の問題について講演した様子が
議事録になっているので参考にURLを記します。(PDFファイルが開きます。)


■「言語技術」が 日本のサッカーを変える(PDF)
http://www.chijihon.metro.tokyo.jp/katsuji/pdf/lecture05.pdf

平成 22 年 5 月 27 日 
田嶋 幸三氏 
(財団法人日本サッカー協会専務理事) 

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「言語技術」とは
www.pref.hiroshima.lg.jp/uploaded/attachment/44074.pdf
意味を理解させ,自分の技術として使. えるように指導することが大切である。
□言いたいことの明確化
・結論先行で述べさせる。
・一つの文では、内容を一つにさせる。
□ 筋道立てた考え方
・理由や根拠を明らかにさせる
・主述の整った文で述べさせる。

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<本文を一部抜粋>

以前、私は運良くドイツに留学でき、向こうで子どもにサッカーを教える機会がありま
した。私たちは「ゲームフリーズ」という練習をしますが、これは、プレー中に大体失敗
したときに「ストップ」と選手を止めるものです。例えば、誰かがミスパスをして、ボール
がつながらないときに、私がゲームを止めます。そしてパスを出した子どもに、今、どう
してパスを出したか尋ねます。そうすると彼は、パスを出した理由をすぐに述べます。
すると今度は、パスを出された選手がパスを取れなかった理由をきちんと言います。こ
ういうやり取りをドイツの 12 歳の子どもたちが行っています。彼らのやり取りを聞けば問
題の解決は簡単で、私も具体的な指示を出すことができ、ゲームを再開させます。す
るとミスの問題は解決し、次に進めます。 
 同じことを日本人の子どもに行います。そうすると 8 割の日本の子どもは、黙って私の
目を見て、私の答えを探っています。問いただしていくと答えは出てくるのですが、こ
ちらが期待するのは、パスを出した一瞬に何を思っていたのかということで、彼らが黙
ってしまうと、彼らは何も考えずにパスをしているのではと心配になってしまいます。 

~中略~

私が一番嫌だと思うことが、「ビミョー」とか「別に」と中学生、高校生ぐらいの子どもが
言うことです。例えば、お母さんが「サッカー楽しかった?」と聞いたときに、彼らが「ビミ
ョー」と答える。すると、お母さんの方が「ああ今難しいときだから」とあきらめてしまう。こ
れを繰り返して、子どもたちの思考能力が放棄されることにつながるのが一番怖いこと
です。「自分はこう思う。その理由は」ということを筋道追って考えて、言語化して表現
すると創造性も生まれますし、論理的な思考も始まります。 

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コピペいっぱいですみません。ぜひ全文を読んでみてください。サッカーに興味の無い
人でも子供の教育とか、部下の教育とかに役立つ話だと思います。

めちゃめちゃ参考になりました。社内教育なんかにきっちり取り入れて行きます。

うーーーん。


じゃ、全員が中田英寿(ヒデ)みたいなチームの監督をやる人のスキルって…(笑)


ガンバろうっと。