海賊とよばれた男

海賊とよばれた男 上/講談社

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海賊とよばれた男 下/講談社

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読み終えました。出光興産の創始者、出光佐三さんの自伝的小説です。読みやすくて、話はとてもおもしろかったです。斉藤道三とか織田信長とかの戦国武将ものを読んだ時、三国志とかを読んだ時と同じような感情ですね。その時代の英雄（ヒーロー）として立派だなー、すごいなーと思います。

ただ、今の時代の起業家視点や経営者として真面目に考えると、もう今じゃ参考にならない点が多く、その時代やったから良かったんやろなー、と遠い目になってしまいました。

■困難が多々あるが、最終的にはほとんどを強運で乗り切る
■重役たちを集めて会議をするが、最後は自分1人だけ違う意見を強引に押し通す
■部下に、けっこーえげつないキツイ労働をやらせる

時代背景があるにしろ、なんともそのまま使える経営技術（テクニック）的な要素があんまり無かった気がします。その手腕を盗めないっていうか。勉強にならないっていうか。ま、昔の話なのでそりゃそうなんですが。そういう意味で「戦国武将の話みたいだったなー」と言う感想になりました。

話（物語）はすごく面白いので、オススメ本ですよー。

そして今は次に、こっちを読み始めました。

スタンフォードの自分を変える教室/大和書房

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みんな、本をいっぱい読もうぜ～！