部下の気持ちを考えて指示を出すか? | ムズカシイことぬき!

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仕事の中では、意見が賛否両論になることなんか山ほどある。みんなそれぞれ考え方も違うし、目的を達成するためのやり方や手法もぜんぜん違うだろうし。大まかな業務手順を揃えても、細かなオペレーションの部分で自由度がぜったいに出てくるだろうし。そんな中で、限られたリソースから最大のアウトプット(成果)を目指して、組織を動かす為に上司が部下に指示を出す。

その上司が部下に指示を出す時、の話。

(1)部下の気持ちを考えて、チーム全体は関係なく、その部下にとって最善な指示をする

(2)部下の気持ちに関係なく、その時のチーム全体にとって、常に最善の指示をする


さあ、どっち?


オレは(2)派です。チームの勝利、大きな成果が最優先でしょう、というか、当たり前!!!って感じ。疑いの余地が無い。(1)の人は、勝つ気が無いというか、部下からの信頼の票が欲しいだけ?、というか、その(1)の上司についていったら負け続けて破産するんじゃない?って思う。ま、オレならそんな上司に絶対について行かない。

上司「はい、Aやって、次にB」
部下「いまAの気分じゃないんで、Bやっていいっすか?」
上司「せやな、じゃあお前はBをやれー」 ←ないないないないない!オレ的に絶対にない!

上司「○○といっしょにAをやってくれ」
部下「○○嫌いなんで、別のヤツにやらせてくださいよ」
上司「そっか、お前嫌いやったなー。わかった別のヤツと組ませる」 ←ないないないないない!オレ的に絶対にない!

監督「よし、ここはバントや」
選手「オレ、バントじゃなくて、打ちたい気分なんすよ」
監督「よし、じゃあ、やりたいようにやれ」 ←ないないないないない!オレ的に絶対にない!

組織やチームにとって最善の指示が通らなくて、妥協して二番目、妥協して三番目の指示になるってことは、当たり前やけど成果や成績が二番目か三番目になるってこと。 ←ないないないないない!オレ的に絶対にない!

人間なんで、感情や気持ちは誰でもありますよ。(ないと怖い。)
ただ、それを理由にして、チームが最善を尽くせない、なんてことは、そりゃあ大問題ですよ。一流じゃなくて、二流以下のやることだと思います。

まあ、でも実際のところ、(1)上司の「一見部下想いに見せる、ただのことなかれタイプ」も、実はものすごくたくさんいることは知っています。むしろ、こっちが多数派(マジョリティ)かも知れませんね。そりゃ部下の気持ちを汲んであげて部下が喜んで自分についてきてくれるって、上司は単純に嬉しいんでしょうね。勝ち負け、実績の成否に関係なければ、部下のわがままを聞く方がいいもんね。嫌われることも少なくなるし。

勝ち、成功、最良の結果を取るなら、部下の気持ちは後回しの、一番の最善策で。

負け、失敗、結果がどうでもいいなら、部下の気持ちを最優先して、二流の愚策で。


うーーーん。


最近、自分に自信のある強気な人が減ったよな~(笑)


ガンバろうっと。