調整力 | ムズカシイことぬき!

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 ジャイアント・キリングを起こせ!大阪日本橋と東京秋葉原&渋谷ではたらく社長のブログ。

その昔、前職サラリーマン時代に、年末その年に活躍して優秀な成績を残せた個人に何か賞とか発表される場があったんですが、だいたい普通は売上○○○倍とか経費△△%削減とか会社に貢献した大きな実績数値があり、ふーーん、なるほどね~、と思わせる賞なんですが、そこに呼ばれて僕がもらった賞は、

 ■調整力賞 ・・・ 類まれなる調整力で多数の部署や複数店舗と連携し業務を円滑に進めたで賞。

まあ、もらった時はさすがに、「・・・は?・・・何?これドッキリ?」とか思いました(笑)あまりにもありえない賞だったので、喜んでいいのかどうかさえ謎でした。自分自身も何か特別なことをした感もなく、ただいつも通りの仕事のやり方を、ただ普通にしていただけだったんですが。

会社(組織)の中で、個人が何か1つ新しいことをやろうとすると、まず全体にどう影響するか?それで全体が良くなるかどうか?が判断材料になります。どうせならみんなでこんな風にやったら一番最善やな、とアイデアが大きくふくらみます。そうなると、結構いろいろな部署を巻き込んでの仕事となっちゃうんですね。で、どうせやるなら会社全体でやろうぜ!って思っちゃうんです。

また人事で、自分の部署の優秀な人材に対して他部署から引き抜き(あるいは交換トレード)のオファーがあった場合、真っ先にそれが会社全体にとってプラスかどうか、本人にとってプラスかどうかを考えます。(全体の最適化を優先)その時、自分の部署がどうなるかとかは後の話です。順番を間違って自分の部署から考えると、優秀な人材がいなくなるのは痛手なので、そのオファーを断ることが第一番目となってしまいます。しかしそれでは会社は良くならない。

目先の数字や自分自身だけの評価(出世やボーナス査定など)を優先して考えると、ダメなんですね。会社のこと、全体のことをまず一番に考えないと。


うーーーん。


そこを自然に理解出来る人が、起業したりするのかな?