仕事のもらい方。
新人Aさんは、
「僕は今めちゃめちゃやることがいっぱいあって、仕事ぱんぱんで、これ以上増えても無理です何も出来ないですよー!」
新人Bさんは、
「大丈夫ですよー!何でも言って下さい。何とかします!やります!やらせてください!がんばります!」
上司のCさんは新しい仕事をAさんかBさんに任せたいと思っています。管理者のCさんから見て、AさんもBさんも仕事が同じくらいいっぱい詰まっている状況です。
さて、上司のCさんは新しい仕事をAさん、Bさんのどちらに与えるのでしょうか?
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経験上ですが、Bさんタイプは出世します。Aさんタイプはいくら個人能力が高くても出世しないでしょうね。理由は単純にマネジメントスキルが根本的に低い(無い)からです。
<マネジメントの基本原則>
・何を変えるか?
・何に変えるか?
・どのように変えるか?
■Aさんタイプ・・・「何も出来ない」→「何も変わらない」→マネジメントが出来ない!
■Bさんタイプ・・・「何とかします」→「何かを変える」→マネジメントが出来る!
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仕事のもらい方が下手な人って、上司からの指示に対しすぐに「無理ですよ」「別の人に言って下さい」「出来る訳ないでしょ!」なんて口癖のように言っていませんか?
自分が会社に貢献する仕事の全体量を点数でイメージするといいです。
今自分がやっている仕事がせいぜい必死でがんばって280点(300点満点中の)だとします。そこに最大100点満点の仕事がやってきました。同時に進めて合計点を上げりゃーいいんです。今までの仕事を230点くらいに落としても、新しい仕事で70点取れば、合計300点(400点満点中)です。
会社への貢献(総仕事量)が、280点→300点に上がる大チャンスなんですよ。
ここで、300点満点中の280点で完成度(精度)が93%だったのが、400点満点中の300点だと75%と落ちることになります。このことを嫌がる性格の人(完ぺき主義者)もいますが、ほとんどの仕事は絶対量が大事なことが多いです。
絶対量が大事 = 同じコストでたくさんの成果
そして実績が認められると、その先の過程で精度を上げてさらに伸ばそうと言う話になります。つまり
(A)300点満点中280点で、ポテンシャルが20点(約7%)
(B)400点満点中300点で、ポテンシャルが100点(約25%)
どちらにこの先投資をして、最大効果を得ようと考えたなら、迷わず(B)になります。
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もっと簡単に言うと、それ以上深く突っ込んで技術を磨いてもあんまり意味ないよ的な「費用対効果」ラインが出てくるんですね、ビジネスってヤツは。
うーーーん。
広く浅くって訳じゃないけど、狭く深くって訳でもない。
「ちょうどええ!」を見つけて、常に「ちょうどええ!」状態に変化させること。
それが一番大事だよー。
がんばろうっと。