まず、目標を決めます。
目標は「優勝」だとします。
目標を数値化します。
優勝するには、勝ち点「65」が今までの平均値。
じゃあ、目標は「65」とします。
試合数は全部で34試合。全部勝てば勝ち点「102」
単純計算で、65÷102=63.7%です。
「65」を達成するための1試合平均獲得勝ち点は、「1.9」
勝つと「3」、引き分け「1」、負けると「0」
つまり、10試合を「6勝1分け3敗」でOKなんですよ。
6勝でいい。
それで優勝しちゃうんですよね。
イメージと言うのは怖いもので、優勝する強いチームって10試合で9試合、少なくとも8試合は絶対に勝つイメージがありますが、実際のところは6勝3敗1分けくらいなんですね。数字で見ると、そんな大したことではないんですよ。(←と思いこむ)
で、1年の34試合を戦う中で、10試合を「6勝1分け3敗」のペースで行けば優勝出来ると考えて、練習メニューを組んだり、スタメンを考えたり作戦を考えたりする訳です。
で、これをそっくり仕事に置き換えて見るんです。
10個の企画や施策が全部当たることなんて、まずない。最優秀が「6勝」なんですよ。って開き直り加減でもっとリラックスして色々やってみることですね。もちろん博打のようなハイリスクをやるのなら、バランスをとって確実な施策を混ぜて確率を上げておくことも大事です。
もちろん1戦1戦を「今日は必ず勝つぞ!(結果を出すぞ!)」と思って、選手達を最高のモチベーションにしてその試合の戦術をやるのは監督の大切な仕事の1つですが、同時に長期的視野で「10試合で6勝でいい」と言う考えもすごく必要なんですね。
ただ、ユニクロの柳井さんはもっともっと上手なんです。
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1勝9敗でいいんだそうで。
うーーーん。
器が違う、やっぱ天才だ。