過保護な環境はマズイ。 | ムズカシイことぬき!

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以前「永田農法的な考え方と、ほどよい緩さと。」ってBlog記事を書いたんですが、やっぱり野菜にしろ人にしろ育成については環境が最も左右するんだろうな、と思います。

黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年/元川 悦子

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今これを読んでる(もうすぐ読み終わる)んですが、この本の中で、

<クラブユース出身選手が日本代表選手に育っていないのでは?>

■Jリーグ発足から17年経過
■各クラブチームがユース育成に力を注ぐ
■15歳くらいの将来有望な選手は、高校サッカー部ではなく、皆クラブユースに入る
■ユースに入れなかった選手が、高校サッカー部に入る

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■でも、日本代表選手にユース出身選手が少ない?なぜ?

※W杯本大会出場が決まった2009年6月6日ウズベキスタン戦のスタメンメンバーは、全員がユースではなく高校サッカー出身だった。(楢崎、中澤、闘莉王、内田、長友、長谷部、遠藤、中村俊、中村憲、大久保、岡崎)

小学生、中学生くらいの頃(ジュニアユース世代)からエリート街道を突っ走ってきた優秀な選手たちが、その後育ってきていないのではないか?それはユース世代の育成方法に問題があるのではないか?高校サッカー出身者の方がその後成長してきているのではないか?

ってことが書かれているんですが、うなずける話です。簡単に想像できますよね。

<ユースに入ったエリート>
 ⇒将来を大事にしすぎて、無理をさせない。監督・コーチが過保護に育てる
  ⇒同年代の選手数も少ないので、チーム内競争が激しくはない。
   ⇒そこそこの選手にはなるが、大化けしない。

<ユースに入れなくて高校サッカーでがむしゃらにがんばる雑草>
 ⇒監督・コーチは容赦しない。スパルタ。
  ⇒同年代の選手数が多いのでチーム内競争が激しい。アピール命。1回のチャンスを大事にする。
   ⇒個性のある選手になりやすい。大化けする可能性がある。

やっぱりきちんと鍛える時期は、非情なくらい徹底的に鍛えることが出来るかどうか。体を鍛える時も、限界ギリギリでもう無理って時のあと1周、あと1回とかめちゃめちゃ大事ですからね。そこまで自分を追い込むことが出来るか?追い込める環境かどうか?


うーーーん。


過保護はイカンね。


激しい競争環境とか、自分を甘やかさず必死に追い込むとか、やっぱり大事ですよ。


がんばろうっと。