抱っことおんぶ、ベビーウェアリングの勉強会 ABCT2024に行きました  | すずきともこの安心感を育て人生を楽しむブログ

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世界の謎は、子ども時代にある!そのヒミツを描いていきます~♡

こんにちは。

 

 

7月3日と4日の2日間、アカデミック・ベビーウェアリング・カンファレンス・テクニーク2024に行きました!

 

通称、ABCT。

 

 

赤ちゃんや子どもを「まとう」ベビーウェアリングの勉強会です。

 

育児で欠かせない抱っことおんぶ。

その深い世界とは?

 

これが、とても貴重で面白いのです!!


 

 

 

 

 

海外から来た講師。

 

左がハンガリーのベルナデットさん。

右がイタリアのチアラさん。

 

 

ベビーウェアリングの抱っことおんぶの専門家です。

 

 

お話を聞いて、ハンガリーやイタリアでも、ママたちの悩みは日本と共通であることに驚きました(後述)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本のベビーウェアリングの専門家、園田正世さん。

 

NPO法人だっことおんぶの研究所の所長です。

 

 

抱っことおんぶの世界の歴史や、

これまでのABCTのテーマなど、

いろいろな話をしてくださいました。

 

 

 

会場はこぐまプレイス

 

昨年オープン。静岡県の素敵な施設です。

 

 

 

 

 

 

 

木のテーブルもすてき。

 

 

 

 

 

 

 

 

1日目のプログラム。

 

ウクライナのお話もありました。

 

ベルナデットさんは、ウクライナからの避難民の人たちのサポートをしたそうです(後述)。

 

 

 

ベビーウェアリングの心地よい抱っことおんぶは、親も子も気持ちが安らいで落ち着いたり、軽く感じて楽で、親の負担が減ったりします。移動もしやすいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

会場のこぐまPlace。

緑豊かな静岡のオクシズにあり、とても美しかったです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カンファレンスの合間に、思わず、のび。

 

のびのびします~~~。

 

 

 

 

 

 

 

 

イタリアのチアラさんの講義。

 

 

 

 

 

 

 

 

左上のすっぽり抱っこの写真、気持ちよさそうですよね。

 

ベビーウェアリングの、ベビーラップの抱っこです。

 

 

 

 

「イタリアは若い国。日本と同じような面積で、人口は6千万人ほど。

地域によってヘルスケアが違う。よい地域もあれば、そうではない地域もある」

 

 

 

「北部は裕福な人が多く、人口も多い。中部は裕福ではなく、人口が少ない。観光地でもある。南部は裕福ではなく、人口が少ない」

 

 

 

「イタリアの母親は悲観的。出生率も1、2人と低い」

 

 

 

「女性に経済力がない。悲しい事情がある」

 

 

 

「移民がいろんなところから入ってくる。イタリアは移民にとって到達しやすい国でもある。移民もイタリア女性と同化して、出生率が低い」

 

 

「コロナの影響も大きかった。イタリアはコロナ前に戻っていなくて、出生率は低いまま」

 

 

 

「サラリーマンは会社に(育休の)助成金が出るので子どもを持ちやすい。自営業者は持ちにくい」

 

 

 

 

「北部は半分くらいベビーウェアリングの抱っことおんぶの人がいる。中部と南部はとても少ない。ベビーウェアリングのコンサルタントも少ない」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハンガリーのベルナデットさん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベビーウェアリングの、スリングでの抱っこです。

 

 

 

「ハンガリーは昔は寒かったけど今は温暖化であたたかくなってきた。でもおばあちゃんが昔の感覚で『それじゃカゼ引いちゃうわよ、もっと着せなさい』と赤ちゃんにコートを2枚着せようとしたりする」

 

 

 

「病院でボランティアをしているが、帝王切開率が80%のところがあったりする。帝王切開は必要なときはよいが、必要ないときにも行われている。ママたちは納得していなくて、『もうこんなお産はいやだ』と思っていたりする」

 

 

 

「病院で心の傷を負うママたちがたくさんいる」

 

 

 

「多くの医療者は変えるべきだと自覚していない」

 

 

 

(帝王切開がよくないわけではありません。必要がないときに女性のおなかを切ることと、ケアが適切でない場合が問題となります)

 

 

 

「ハンガリーでは自宅出産が合法化されたが、自宅出産に付き添う助産師はプレッシャーを感じている(自宅出産を守るために)」

 

 

 

 

「出産の自由を求めて」(ドキュメンタリー映画)

 この映画にもベルナデットさんが出ているそうです。

 助産師アグネスさんを支持する親たちの行進のシーンに。

 赤ちゃんを抱いて。もう一度観るときには、見つけたい。

 胸を打たれたシーンです。

 

 

 

 

「親世代は厳格で、赤ちゃんと別の部屋で寝ていた。私たち世代は親世代からアドバイスをもらいたくない。しかし、親世代もそのことで傷つく。市民団体や、ベビーウェアリングの団体が子育てのアドバイスをする必要性が高くなっている」

 

 

 

「ママ友と仲良くなっても、子育て方針が違うと、付き合いにくくなってしまうことがある」

 

 

 

「ネットで調べるが、よくない情報もあるので選ぶのがむずかしい」

 

 

 

似てますよね、日本と…。

 

 

ウクライナの話もありました。

 

 

「ハンガリーにもウクライナ難民が来た。毎日数千人~2万人。

政府は準備できなくて、市民団体がすぐに準備した」

 

 

 

「何週間もたってから、政府がスタジアムを『どうぞ』と開けた」

 

 

 

「ハンガリーはオープンな国ではないが、国境を開けてウクライナの人たちのために立ち上がった」

 

 

 

「憔悴している人たちに寝る場所や食べるものを。

ベビーウェアリングの抱っことおんぶの道具も。

 

でも、着いたばかりのときは難民には余裕がない。食べ物と寝ること、トイレのことしか考えられない。

数日すごして少し休めた人には、ベビーウェアリングのサポートができた。『いりますか?』とたずねると『持ってこれなかった』と泣き出す人もいた」

 

 

「今も続いている」

 

 

 

「私の身にもいつ起きてもおかしくないことだと思う」

 

 

 

私もそう思います。

私の身にも、いつ起こるかわからない。

 

 

 

 

 

ウクライナ難民支援のユーチューブ動画がこちらです(約25分)。ベルナデットさんも出てきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

   

 

 

 

イタリアやハンガリーのベビーウェアリングの学校。

いくつもあるのですね!

 

 

 

 

 

 

 

 

ベビーウェアリングの抱っことおんぶ。

 

密着して、親子の触れ合いがふえる。

 

高い位置で密着して、軽く感じる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベビーウェアリングコンシェルジュのみんなと。

 

みんな、すごく優しくて、しかもしっかりしていて明るい。

 

困ったことがあると助け合い、すごくいい仲間たちです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2日目は多様性について。

 

 

世界中の抱っことおんぶを調べるワーク。

 

 

イラストにして世界地図に貼りました。

 

 

本当にいろいろな抱っことおんぶがあります。

地域の気候や文化にも関係していて多様です。

 

 

 

他にも、いろいろな場面を想定してワークをしました。

 

災害のとき、避難所でどうするか?

 

SNSで何かあったとき、どうするか?など。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらは、大きな抱っこひも。

 

大きくなっても移動に抱っこが必要なお子さん。

ケガをしたお子さんや病気のお子さん、障害のあるお子さんの移動の助けになります。

 

 

 

 

 

 

 

 

抱っこやおんぶができる。

いろいろあります。

 

 

 

実際に、脳性まひのお子さんが来てくださり、

パパさんが抱っこやおんぶをしてくださいました。

 

 

 

脳性まひの人も車いすなどで移動できますが、

もしも災害が起きたとき、抱っこやおんぶの方が安全に逃げられます。また、ふれあいも増えます。ラブラブ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベルナデットさんとチアヌさんと記念写真。

ありがとうございました!!

 

 

すごく楽しく、勉強になった2日間でした。

 

 

 

 

 

 

 

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