「オッペンハイマー」をみて 「原爆の父」と呼ばれた天才物理学者 | すずきともこの安心感を育て人生を楽しむブログ

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世界の謎は、子ども時代にある!そのヒミツを描いていきます~♡

こんにちは。

 

 

「オッペンハイマー」を観ました。

 

世界で初めて核爆弾を作った物理学者、オッペンハイマー。

 

どんな人が、どんなふうに作ったのか?

何が起きていたのか?

 

 

 

公式サイト…

 

 

 

 

黄色い花あらすじ黄色い花

 

第二次世界大戦。ナチスドイツに負けられない。

日本はなかなか降伏しない。

アメリカ政府は新しい兵器、原爆開発を急いだ。

 

優秀な物理学者オッペンハイマーを原爆開発プロジェクトのリーダーに任命する。オッペンハイマーは他の学者たちと力を合わせて原爆を開発、実験成功。

 

しかしオッペンハイマーは広島・長崎の被害を知り、胸を痛める。そして、水爆の開発に反対してバッシングされる。









 

 

 

 

 

 

 

星ずんと来る。これは現実にあったことだから。

私たちの世界のことだ。

 

 

原爆を作った史実の流れを映像で見る体験だった。

 

時代のすさまじい勢いが否応もなく人々を巻き込んでいく。

政治家の立場、軍人の立場、学者の立場。

それぞれが自分の考える正義で動いていく。

 

 

 

「日本に原爆を落とせば、戦争が終わってアメリカ兵(青年たち)が戦地から国に帰れる」そう語る政治家たち。

まるでいいことのように…。しょぼん

 

 

 

原爆開発に反対するシラード。

反対の署名を集めて政府に届けようとする。

署名を断るオッペンハイマー。

 

 

アインシュタインも出てくる。

オッペンハイマーの友人だった。

二人の語らいは衝撃だ。

 

 

 

ナチスドイツが先に原爆を作ったら負けてしまうと、アメリカは必死だった。

より強い武器の開発へと、戦争は駆り立てていく。

 

 

どんどんエスカレートしていってしまう。

 

 

 

オッペンハイマーは広大な荒野に町を作ってしまった。

物理学者や専門家とその家族を住まわせて原爆を開発する。
 

すごいなあ、町を作るなんて!えっ

 

 

町には教会もあるし、バーもある。

当時、20億円を投じたと言われる巨大プロジェクトだ。

 

 

「開発する学者や技術者には家族の支えが要る」と、妻もその町に住むのだ。

 

 

でも、その土地はアメリカ先住民の土地だった。
原爆開発後は「土地は先住民に返す」と言ったオッペンハイマーにハッとした。

 

 

政府はオッペンハイマーの意向を無視して、引き続きその土地で水爆を開発しようとする。ショック!

 

 

 

 

原爆のキノコ雲の映像は迫力があった。

少し遅れて、爆風と音が来る。

 

もくもくと広がる炎と雲を見て、涙が出た。

人類はこんなことをしてしまって、本当にごめんなさい。しょぼん

 

 

 

放射能の人体への影響についてもセリフがあってホッとした。

イメージ映像だけど、皮膚がはがれたり黒焦げの人も出てくる。

 

 

 

原爆の被害を知り、落ち込むオッペンハイマーを、

アメリカ大統領は「泣き虫め」とさげすむ。

(そして二度と会わなかったらしい)

 

これが戦争する世界なのだと胸が痛んだ。

「たくさん殺す」「破壊する」ことが優先されてしまう。

 

 

 

政府は物理学者を道具のように使っていた。

使われてしまう物理学者。

 

 

また、オッペンハイマーはユダヤ人だった。

迫害されている民族だ。そのことも影響していると感じられた。

ユダヤ人虐殺をしているナチスドイツを止めたい気持ちもあったかもしれない。他のユダヤ人科学者を仲間にしたりもしていた。

 

 

 

オッペンハイマーは、ニュースで広島・長崎の原爆投下を知った。政府からは知らされなかった。

「原爆を投下するのは政府の決定」であり、開発した物理学者に知らせる必要はないと考えられていたのだ。

 

 

そのことに、ぞっとした。

 

 

 

オッペンハイマーは呼び出されて尋問される。

聴聞会だが、ほぼ尋問に見えた。

 

 

 

 

オッペンハイマーの妻のキャサリンが堂々としていてカッコよかった。悪意のある人からの誘導尋問に引っかからない。

 

 

 

しかし、オッペンハイマーは浮気していて、そこはいやだったな。会議室のイメージ映像は、なくてもいいのにと思った。

 

 

 

時代は「アカ狩り」が激しかった時期で、共産党員ではないけれど、集会に行ったことがあるオッペンハイマーはそのことも攻撃される。

 

 

 

オッペンハイマーは6か国語に通じていたという。

サンスクリット語の本も読めて、インドの神話の本バガヴァッド・ギーターも読んでいた。えっ

 

 

でもそこで読みあげる言葉が、オッペンハイマー自身のことのようで、つらい。

 

 

 

 

 

アメリカの偉い人たちが話していた内容がショックだった。

 

「東京大空襲で10万人死んだけど、アメリカ一般市民は騒がなかった」

 

戦争では軍人同士は殺し合ってもいいことになっているが、民間人の大量殺戮は非難されるはずなのだ。

 

 

「アメリカ国民は慣れちゃったのかも」

 

 

「じゃあ日本に原爆落としても(世論は)大丈夫だな」

 

 

そうやって原爆投下が決められていっていた。

 

 

胸を衝かれた。

 

 

もしもアメリカ一般市民が「東京大空襲で非戦闘員を10万人も殺したなんて!」と大騒ぎしていたら、少し流れが変わったのだろうか。

 

 

 

いずれ、誰かが原爆を開発してしまったかもしれない。

日本だって、第二次世界大戦のときに原爆を開発しようとしていたそうだから。

 

 

 

優秀な科学者や技術者を集めて、総力を結集して原爆を開発したオッペンハイマー。「ひとりではできない」と言っていた。

 

 

 

 

「力を合わせる」のは賛成だ。

 

 

これから未来に、優秀な科学者や技術者が集まって、総力を結集して

 

原発の廃炉の方法や、安全な発電方法、世界中に何千発もあるという核爆弾の安全な解体・解毒方法を開発できたらいいなと思う。

 

そういう方向に力を合わせられたら。

そこに予算が付いたら。

むずかしいかなあ。

 

 

 

 

 

映画では、原爆の実験がまさしく「実験」であり、何が起こるかわからなかった状況が描かれていた。

 

ほとんど、賭けのような。


とてもこわかった。

 

 

そのこわさを感じながら、「やるしかなかった」。

莫大な予算をかけていて、失敗したらただでは済まない。

 

 

実験成功で大喜びする人たちを見て複雑な気持ちだった。

 

それに、実験の現場で防護服も着ないで、顔にクリームを塗って目を保護するくらいで、その無防備さも心配になった。

 

 

たぶん、あの人たちはその後、健康被害があったのではないだろうか。

 

オッペンハイマーはガンで62歳で他界している。

 

 

 

 

「核兵器を開発したら、戦争の抑止力となる」と考えたオッペンハイマー。しかし、戦争は今も続いている。

 

 

 

 

 

科学技術の発展が、地球を守る方向に進んでほしいと願っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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