・2022年3月17日(木)、ワイン会「Bon Vin Club」の160回目となる例会が開催されました。
テーマ:ローヌ
①Cremant de Bourgogne Cuvee Jeanne Thomas Louis Picamelot
クレマン・ド・ブルゴーニュ・キュヴェ・ジャンヌ・トマス・ルイ・ピカメロ
生産地:フランス>ブルゴーニュ
生産者:ルイ・ピカメロ
ぶどう品種:シャルドネ68%、アリゴテ32%
ルイ・ピカメロは、コート・シャロネーズ地区のリュリー村に、1926年に現当主の祖父が創設したドメーヌであり、現在の当主は3代目のフィリップ・ショタール氏です。
1975年にAOCクレマン・ド・ブルゴーニュの原産地統制呼称が制定される前から、シャンパーニュと同様の瓶内二次醗酵方式のスパークリング・ワインを生産していたという屈指の歴史を誇る生産者であり、さまざまなワインコンクールにおいて多数の受賞歴があります。
1991年からはワインの買い付けを止め、契約農家から直接購入した厳しく品質管理されたぶどうのみを使用し、クレマンのベースとなるワインの醸造も全て手がけるようになりました。
キュヴェ・ジャンヌ・トマスは、一番搾りのキュヴェだけを使用して造られます。
全体の33%をオーク樽で発酵、その後6ヵ月間の樽熟成、18カ月以上の瓶内熟成を経て出荷されます。しっかりした果実味ときれいな酸があり、オーク樽熟成に由来するソテーしたアーモンドの様なアロマが魅力的です。
②Cotes du Rhone Blanc Cuvee Lone Chateau Pegau 2020
コート・デュ・ローヌ・ブラン・キュヴェ・ロンヌ・シャトー・ペゴー
生産地:フランス>ローヌ
生産者:シャトー・ペゴー(ドメーヌ・ペゴー)
ぶどう品種:クレレット40%、ブール・ブラン30%、グルナッシュ・ブラン20%、ユニ・ブラン10%
シャトー・ペゴーは、どんな年でも最高のシャトーヌフ・デュ・パプを造ると称賛される5つ星生産者「ドメーヌ・ペゴー」が、2011年にシャトーヌフ・デュ・パプから僅か6km離れた41haの畑を購入したことから始まりました。
「ロンヌ」とは、ローヌ河の脇を流れる支流の名前であり、ペゴーにとってこのキュヴェ・ロンヌは、太く大きな流れを持つ本流の脇を並行して流れる支流のようなワインとされて、偉大なシャトーヌフ・デュ・パプのブランと同じ醸造哲学の下に造られます。
麦わらがかったレモンイエローで、青リンゴ、白い花、レモン、蜂蜜、バターを思わせる香りがあり、豊かなミネラル香と爽やかな酸、熟れた桃を思わせる凝縮された果実味が溶け合い、フレッシュかつしっかりとした厚みを持ちます。
③Cotes du Rhone Rouge Belleruche Chapoutier 2015
コート・デュ・ローヌ・ルージュ・ベルルーシュ・シャプティエ
生産地:フランス>ローヌ
生産者:М.シャプティエ
ぶどう品種:グルナッシュとシラー
1808年に創設されたM.シャプティエ社は、エルミタージュの丘の麓にあるタン・エルミタージュを拠点とし、ローヌ地方を代表する世界的に有名な生産者であり、これまでにパーカーポイント100点を30回以上獲得したという実績があります。
ポリドール・シャプティエが1879年に最初の自社畑を取得して以来、現当主の7代目ミシェル・シャプティエに至るまで、一貫した家族経営のもとに、畑を守り、テロワールを尊重するワイン造りを行っています。
M.シャプティエ社がワイン造りに求めるのは、畑によって異なるテロワールの個性や微妙なニュアンスの差が、そのまま写真のように写し取られたワインを造ることです。また、視覚に障害を持つ方々を含めた、すべてのワイン愛好家にワインを届けたいという思いから、1996年からすべてのワインのエチケットに点字を導入しました。
「ベルルーシュ」はベル=美しい、ルーシュ=ミツバチの巣箱」を意味し、ローヌ南部で収穫されたぶどうを使用しています。まろやかでコクがあり、果実味豊かな渋味が穏やかな味わいです。
④Andre Brunel Chateauneuf du Pape Rouge Les Cailloux 2011
アンドレ・ブルネル・シャトーヌフ・デュ・パプ・ルージュ・レ・カイユ
生産地:フランス>ローヌ>シャトーヌフ・デュ・パプ
生産者:アンドレ・ブルネル
ぶどう品種:グルナッシュ70%、ムールヴェードル17%、シラー10%、サンソー3%
ブルネル家は300年以上の歴史を持ち、シャトーヌフ・デュ・パプの最もエネルギッシュで、力量のある生産者の一人と言われています。
現当主のアンドレは、1971年から父親の仕事であるワイン造りに参加するようになると、めきめきとトップクラスの生産者としての頭角を現し、コート・デュ・ローヌでさえ、並の生産者のシャトーヌフ・デュ・パプを上回る品質であると言われる程です。
2001年からは、ローヌのトップエノロゴとされるフィリップ・カンビがコンサルタントとして参加し、以前は用いられていなかった醸造テクニックを駆使する事により、時代のニーズに合ったワイン造りへとシフトしてきました。
レ・カイユ(小石)は、ぶどう畑に丸い石が無数にある事から1954年に祖父が名付け、ブルネル家を代表するキュヴェとなっています。
ブラックベリー、チョコレート、紅茶、黒コショウが混ざりあうような香りは複雑で、凝縮された果実味と力強いタンニンが溶け合っています。
滑らかな飲み口でバランスが良く、余韻は長く持続します。
⑤Cote Rotie Cuvee Fortis Vignobles du Monteillet 1999
コート・ロティ・キュヴェ・フォルティ・ヴィニョーブル・デュ・モンティエ
生産地:フランス>ローヌ>コート・ロティ
生産者:ヴィニョーブル・デュ・モンティエ
ぶどう品種:シラー主体、ヴィオニエ(ごく少量)
北ローヌ最北に位置するアペラシオン、コート・ロティのぶどう畑は斜度60度に及ぶこともある急斜面に広がり、ロティ=ローストという名前の通り、夏には太陽が照りつけます。
北部地域では唯一、シラーとヴィオニエ(上限20%まで)の混醸が認められているアペラシオンです。一緒に発酵させる事でシラーの強さを和らげ、華やかな香りを引き出すという醸造方法を昔から行ってきました。
ヴィニョーブル・デュ・モンティエは、コンドリュー(ローヌ最高峰の白ワイン)の一流生産者として評判が高い「ドメーヌ・デュ・モンテイエ」の10代目の現当主、ステファン・モンテーズによって立ち上げられました。
長期熟成由来の特徴が出ており、少し濃い紅茶のような赤茶色の外観で、煮詰めた果実や、ピーナッツ、珈琲豆、カカオ、なめし皮、ジビエなどの様々な香りは非常に複雑です。
溶け込んだな滑らかなタンニンと果実味は柔らかい印象を与え、余韻へと続きます。


