・2022年3月31日、ワイン会「Bon Vin Club "Special"」の30回目となる例会が開催されました。
テーマ:イタリア

①Ferghettina Franciacorta Extra Brut 2013
フェルゲッティーナ・フランチャコルタ・エクストラ・ブリュット
生産地:イタリア>ロンバルディア州
生産者:フェルゲッティーナ
ぶどう品種:シャルドネ80%、ピノ・ネロ20%
フェルゲッティーナは、フランチャコルタのトップ生産者とされるベッラヴィスタで20年間、栽培・醸造責任者を務め、その名声を確立した立役者といわれるロベルト・ガッティ氏の情熱の下、1991年に創立され、わずか5haの畑からスタートしました。
「エレガンスとフィネス」が最大限に表現された素晴らしい味わいは、創立後間もない時期より評判となり、1997年の「サテン」がガンベロ・ロッソでいきなり最高評価を獲得、1999年にも再度同じ賞を獲得しています。
エクストラ・ブリュットは、72ヶ月の瓶内熟成を経て出荷されます。蜂蜜やアーモンド、ナッツ、オレンジなどのエッセンスを感じさせます。綺麗な酸と素晴らしいヴィンテージの恩恵といえるミネラル、そして完熟柑橘果実のフルーツ感が特徴的です。
長期熟成による複雑さに加え、フィネスも感じさせるスタイルは、まさにフェルゲッティーナが理想とするものです。
②Vie di Romans Ciampagnis Vieris Chardonnay 2019
ヴィエ・ディ・ロマンス・チャンパニス・ヴィエリス・シャルドネ
生産地:イタリア>フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州
生産者:ヴィエ・ディ・ロマンス
ぶどう品種:シャルドネ
1900年創業のヴィエ・ディ・ロマンスは、イタリア北東部、スロヴェニアとの国境にあるゴリツィア県のマリアーノ・デル・フリウリに位置し、家族で運営されています。
ワイナリーの所在する場所にローマ時代からの道が有ることから、ローマ人の道という意味で、Vie di Romansと名づけられました。
畑はブルゴーニュとほぼ同じ緯度に位置し、テロワールの影響から昼夜の気温差が大きくぶどうはゆっくりと成熟します。
1978年からのオーナーで、イタリア白ワイン界の奇跡・北の巨匠などと賞賛され、コント・ラフォンなどを尊敬している3代目のジャン・フランコ・ガッロ氏は、海外のワイン産地にも積極的に赴きました。
バナナや白い花の蜜を思わせる柔らかな香りがあり、厚みのある果実味と澄んだキレのある酸が共存することから、味わいにはメリハリが感じられます。
樽を使用してないワインながら、複雑味と圧倒的なボリューム感を醸し出しており、余韻は長く持続します。
③Tenuta Sant'Antonio La Bandina Valpolicella Superiore 2016
テヌータ・サンアントニオ・ラ・バンディーナ・ヴァルポリチェッラ・スペリオーレ
生産地:イタリア>ヴェネト州
生産者:テヌータ・サンアントニオ
ぶどう品種:コルヴィーナ&コルヴィーナ・グロッソ70%、ロンディネッラ20%、クロアティーナ5%、オゼレータ5%
テヌータ・サンアントニオは、ヴェネト州の生産協同組合の創立者であったアントニオ・カスタニェーディ氏が1989年に現在のワイナリーを購入したことから始まり、今は2代目である兄弟4人がそれぞれ支えあいワインを造っています。
1990年から5年間は研究を重ね、1997年から販売、さらに1999年以降は新しい醸造所を落成しました。彼らの造り出すワインはクラスを超越した品質を誇り、世界的に人気となっています。
「畑作業に最大の注意を払い、醸造所では極力手を加えない」というポリシーから、高品質のワインは畑から生まれると確信しています。
カシスやブラックベリーなどの黒果実系のアロマに、花、コショウなどのアクセントが加わり、舌触りはつややかで、旨み、ボリュームと酸のバランスが良く、長い余韻がもたらされます。
④Tenuta di Trinoro 2004
テヌータ・ディ・トリノーロ
生産地:イタリア>トスカーナ
生産者:テヌータ・ディ・トリノーロ
ぶどう品種:メルロー83%、カベルネ・フラン9%、カベルネ・ソーヴィニヨン4%、プティ・ヴェルド4%
アンドレア・フランケッティ氏は40代を迎える1980年代、トスカーナのサルテアーノに土地を購入しました。荒地に過ぎなかった200haの土地は岩石が多く、畑として使える部分は本当にごくわずかでしたが、この地で「世界で1番のワインを造る」ことを決心します。
ワイン造りは独学で2.5haの畑から始めましたが、シュヴァル・ブランやヴァランドローといった名立たる生産者の友人から多くを学びました。
また、最高峰のワインが生まれる理由は、独特なテロワールに起因しています。サルテアーノはトスカーナでも非常に高温になるエリアで、果実はしっかりと成熟し糖度が最大限引き上げられます。そして標高は450m~650mという高地であり、昼夜の寒暖差が生まれます。また、周囲にはワイナリーが無く、同様のテロワール条件で造れるワインが他に無いために、唯一無二の存在とされています。
ファースト・ヴィンテージである1997年のリリース以来、常に高い評価を得ており、世界中から注目を浴びるまでになりました。
熟した黒い果実、ブラックペッパーなどのスパイス、樽由来のヴァニラが混ざり合うような濃厚なアロマです。一番の特徴である凝縮感に富んだ果実味に、ボリュームのあるタンニンが溶け込み、力強い骨格を持ちながら滑らかな口当たりで、豊かな果実ときれいな酸を伴う余韻が持続します。
Gaja ガヤ
イタリアワインの生産者として、トップクラスの地位を不動のものとしているガヤの歴史は、17世
紀半ばに初代ジョヴァンニ・ガヤ氏がスペインのカタルーニャ地方からピエモンテに移住してきたことから始まりました。
ジョヴァンニ氏は1859年にワイナリーを創設、2代目の時代には、現当主であるアンジェロ氏の祖母、クロチルド・レイ女史もワイン造りに参加し、徹底して品質にこだわるスタイルのワイン造りの基礎を造り上げました。
そして3代目、アンジェロ氏の父の代に、現在もガヤのフラッグシップである、バルバレスコが高い評価を受けたことによってイタリアワイン界のトップとしての地位を確立し、同時に畑を買い
足し、ワイナリーを拡大しました。
そして現当主の4代目、アンジェロ氏の時代となりました。1961年からワイナリーに携わっていたアンジェロ氏は、単一畑のワインの生産やバリック樽の導入など、様々な改革を実施しピエモンテの伝統的なワイン造りを守りながら革新的な設備や技術を取り入れ、世界中から認められる存在となりました。
現在は、5代目を担う3人の子供たちとともにワイン造りを行っています。また、1990年代にはトスカーナ州にも二つのワイナリーを購入し、両方の産地から世界的な高評価を受けるワインを数多く造り出しています。
⑤Barolo Conteisa Cerequio Gromis(Gaja) 1991
バローロ・コンテイザ・チェレクイオ・グロミス(ガヤ)
生産地:イタリア>ピエモンテ州
生産者:グロミス(ガヤ)
ぶどう品種:ネッビオーロ100%
コンテイザ・チェレクイオは、ガヤが畑を含む醸造所(グロミスと名付ける)を購入し、その際に醸造所で貯蔵・熟成を行っていた樽をガヤが厳選してボトリングしたものです。
長期熟成を経た、滑らかで優雅で、バランスに優れたバローロとなっています。
⑥Brunello di Montalcino Sugarille Pieve Santa Restituta(Gaja)1993
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・スガリーレイ・ピエーヴェ・サンタ・レスティトゥータ(ガヤ)
生産地:イタリア>トスカーナ
生産者:ピエーヴェ・サンタ・レスティトゥータ(ガヤ)
ぶどう品種:サンジョヴェーゼ・グロッソ
ピエーヴェ・サンタ・レスティトゥータは、ガヤがトスカーナに所有するワイナリーです。
当ワインは4haの一等地・単一畑「スガリーレイ」から造られます。同畑は1547年にはすでにピエヴェ・サンタ・レスティトゥータ・ヴィンヤードの土地目録に名前が記されている歴史のある畑です。
複雑性と凝縮感を感じさせ、熟成した果実味が柔らかく、丸みを帯びたタンニンと調和しており、熟成感のある落ち着いた余韻が持続します。