デグーのケージ レイアウト上の注意点 | デグーのぼんてん

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デグーの梵天&銀河、モルモット梅、うさぎの百合、齧歯達の暮らしと飼い主の雑感

デグーを飼育するにあたって
ケージのなかにいろいろな備品を設置していくのは
とっても楽しいものですo(^-^)o♪
その際、かわいいデグーの安全のために、これだけは守ったほうがよいことが3点あります。
1. ケージ内どこへでも”歩いて”いけるようにすること。   (ステップやステージを跳び移らなければ行けない場所を作らない) 
2.ケージ内に「吹き抜け」を作らないこと。
3. サイドバー付きの回し車(メタルサイレントなど)は同ケージ多頭飼いの場合は避けること。
 
3については、サイドバーがついていない「サイレントホイール」や「静音ホイール」を使えば問題なしなので今回は省きます。

 

1. どこへでも”歩いて”いけるようにすること。
  (ステップやステージを跳び移らないと行けない場所を作らない)

 

ずばりデグーが落ちてケガをするからです。

 

えー!?ケガしたくないよ、ボク

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50㎝程度のフェンスなら軽々超えるジャンプ力のあるデグー。

 

ステップをぴょんぴょん跳び移ってる姿はかわいいし、いいじゃないのと思いがちですが、デグーはリスのように森の中の木から木を飛び移って生活しているわけではなく、岩場のある草原に住んでいます。リスほど空中を飛び移るのは上手ではなく、よくステップから落ちてケガをしてしまったデグーさんが動物病院に運び込まれるようです。救急車 

(※都内のエキゾチック病院2軒からの情報によります)

 

ぼんてんが足にケガをした際、動物病院に連れて行くとケージのレイアウトをしつこく聞かれました。(ケガの原因は別の動物病院で受けた”保定”でしたが。)

 

余談ですが、初診の際にはカルテにケージの絵を詳しく描いて提出しないといけない病院も多く、これがなかなか面倒!うちの場合は前もってケージのレイアウトが分かるような写真を撮ってプリントアウトしたものを持っていき、カルテはごく簡単に描いて「詳細は別紙参照」にしてカルテといっしょに提出しています。

2カ所のエキゾ病院に我が家のケージのレイアウトを写真でお見せしてチェックしていただき「これならいいでしょう」と一応OKをいただきました。

 

しかしながら、我が家もぼんてん1匹の単頭飼育の頃は、そこまでケージの安全性について考えることはありませんでした。

最初はケージも「イージーホーム40ハイ」で上から落ちてもそんなに高さがあるわけではなかったので。(床もおがくずや牧草などでフカフカにしていたし)

 

40ハイケージがパネルヒーターなどを設置するのにはやや手狭だなと考えるようになり、60ハイケージにし、また銀河を迎えて、2匹で同じケージで暮らすようになると、押し合って落ちたりする危険性がさらに高まり、あわてて空間を金網の床で仕切ったり、階段の設置をしたしだいです。

 

2.ケージ内に「吹き抜け」を作らないこと。

これも、1と同様の話で、背の高い外国製のケージなどは、階段がついていてもそこに「吹き抜け」があったりします。3、4階から1階まで直に落ちたりする場所があるとたいへん危険です。

 

▼こういうタイプのケージ 階段以外のところから下に落ちてしまう

 

必ず、階段以外の下に降りられる場所は金網などでフロアごとに塞ぎましょう。

デグーが落ち着いている時は踏み外したりしないから大丈夫といって油断していると、聞きなれない音などにびっくりしてビヨッと飛びあがった時に落ちてしまったりします。

 

この「金網」はホームセンターで売られているバーベキュー用のものや、小動物用に売られている「メッシュデッキ」を何個か組み合わせるなどしても良いのですが、1番おすすめなのは一段小さいケージの「床網」を使うことです。

我が家の場合は60ハイには40ハイについていた床網を、80ハイには同じく60ハイの床網をそれぞれ使っています。もともと、40ハイも60ハイも床網は外して直接トレイの上に床材を入れて使っていたため、床網は使ってなかったのです。ネットペットショップのcharmさんなどで床網パーツだけを購入することもできますよ。

 

 

バーベキュー網はいろんな大きさがそろっているところは良いのですけど、その用途上、表面の金属が波々、ガサガサしているのがデグーの足裏に悪そうです。

使う場合は、必ず網の上にマットなどを敷き詰めたほうがよろしいかと思います。

 
▼40ハイの床網を2Fフロアの床として使用している銀河の60ハイケージ
 
▼上の60ハイの床網を外したものを2Fフロアの床として使っているぼんてんの80ハイケージ
 
銀河の60ハイの2Fの床のマットを取り外して上から見た状態がこちら
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金網(40ハイ用の床網)は「結束バンド」で取り付けるので簡単です。
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「結束バンド」はうちでは4.8mm×200mmの大きさのものを重宝しています。

部屋散歩スペースに置いているペットフェンスもこれで補強します。

 

 

この金網床にバスマットを敷いて2Fのフロアが完成します。

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金網で仕切ってない開いた部分をふさぐように階段を取り付けます。

60ハイの階段には「へんしん丸太」と「かじり木はしご」×3コをくっつけたものを使っています。

 

 

 

 

特にこの「かじり木はしご」は安くて、1コだけでも使えるし、必要な数くっつけて階段にもできるうえ、丈夫で壊れづらいのでおすすめです。

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くっつけて使う場合は、うちは穴をあけてドッキングさせてますが、グルーガンでペタッとくっつけてもいいと思います。

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回し車やチモシーフィーダーを設置して完成

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そして、床と階段を設置したら、実際にデグーに入ってもらって、下に飛び降りてしまう隙間がないか最終チェックをします。

たとえば、この金網と丸太のサイドの部分からにょろっとショートカットして1Fに降りようとするので、使ってないステップで塞ぎました。「ケガをするからあぶないことしちゃだめ」って言ってもやつらには言葉が通じないですからね~。

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ちなみにこっちはぼんてんの80ハイのほうの階段。
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この枝木のはしごは、速攻かじって枝に通してある針金が取れ壊されてしまったので、また自分で麻ひもで組み直しました。(すぐ壊れるこのハシゴはあまりおすすめしない。)
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80ハイの逆サイドには金属のハシゴ。丈夫ではあるものの、デグーが足触りがあまり好きじゃなさそうなので、あまりおすすめしないです。そのうち取り替えたい。
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ぼんてんと銀河はそうじ終わるの待ってる間に5分ほどひなたぼっこ。

ベランダの前の桜はすっかり葉桜になりました。

 

 

気をつけていてもケガをさせてしまう時はさせてしまうのですが

それでもちょっとした飼い主の工夫で

予防できることもあるので

病院行きを出来るだけ減らすためにも

安全なケージ環境にしてあげたいものです。

階層をしっかり作ることにより、空間を無駄なく使えるというメリットもありますよ〜♪

 

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ぼんてん本日の体重:232.0g

銀河本日の体重:271.0g

 

食事:
ぼんてん
■チモシー1、2番刈り、(食べ放題)

■副食:デグー用ペレットMIX少々、クレイングラス、バミューダヘイ
■おやつ:菊芋、ベジタブルサポート+大麦若葉青汁+ライフケアmix少々

 


銀河
■チモシー1、2番刈り(食べ放題)

■副食:デグー用ペレットMIX少々、クレイングラス、バミューダヘイ

■おやつ:菊芋、ベジタブルサポート+大麦若葉青汁+ライフケアmix少々

 

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