お薬飲ませるのはもうたいへんよ~デグーの投薬 | デグーのぼんてん

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昨日の投稿で
ぼんてんが現在投薬中と書きましたが
気にしていた「お股のおしっこ汚れ」について
その日は尿検査はしなかったのですが
「ひとまず膀胱炎治療やっときましょう」とのことで
膀胱炎のお薬を飲んで2週間ほど様子をみることになりました。
 
▼タオルでお包みされてお薬を飲まされているぼんてん
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ぼんてんの投薬については、
昨年末、足のケガのための投薬期間が1週間(朝・夕の2回)ありました。
それが我が家にとっては初めてのデグーへの投薬で、
その1週間は、
「明日になるとまたお薬飲ませないといけないから朝が来るのがこわい・・・(;;)」
と思うくらい、薬を飲ませるのがストレスで、毎回へとへとになりました。
 
小動物の飲み薬はたいてい目薬みたいな入れ物に入れられていて
いきなりそこからチュッチュ♪と直接飲んでくれる「神なの?」みたいなコたちもいるのですが
我が家の偏食大王、ぼん様がそんなはずもなく・・・
 
一応、お医者様からすすめられた方法を試してみるも
①固形状のおやつにつけて食べさせる
→×「カリカリおやつがお薬でぬれてるなんてゆるせないよ」(ぼんてん)
②液状、またはピューレ状のおやつ(りんごをすりおろしても良い)に混ぜて食べさせる
→×「乾いてない食べ物なんていらない」(ぼんてん)
 
その他、我が家のオリジナルの方法として
○差し出されたカリカリおやつを歯でうけとろうと口をあけた瞬間に、スナイパーのごとく、横からシリンジでぴゅっと入れる
→×「卑怯者!」(ぼんてん)
 
予想どうり、どれもうまくいきませんでした。
最後のスナイパー式は、口のなかにちゃんと入らなかったお薬が、口や身体まわりにたくさんついてしまい、お薬でかぶれるなんて知らなかったもので「ぼんてんのあごがかぶれ毛が抜けハゲる」という、かわいそうな副作用まであったのでおすすめできません。
 
▼「私の大切なあごのおケケをあっという間に奪われました」あごが痛々しい被害者のBさんは語る(東京都在住、当時9ヶ月)
 
そこで結局、嫌がっても確実に口に入れられる「タオルで包んで保定する」という方法になったのですが、この方法についてはこちらのサイトなどを参考にしました。
 
ただし、こんなに軽くふんわり巻いただけでは、うちの場合、すぐに逃げ出すので、ぐるぐる巻きのミイラ状にし、「顔や頭が全部出る」状態だと、ぐいぐいとヘドバンしながらタオルから脱出してしまうので、「かろうじて鼻が出る」くらいの穴にしないとだめでした。
 
▼これ以上、穴が大きいと脱出される(下手すると咬まれる。手袋は咬まれ対策です。)
 
現在は、ぼんてんもタオルでくるまれることに少し慣れて、以前ほど大暴れしませんが、最初の頃は死に物狂いで手を咬んできたりしながらタオルから脱出しようとしていました。
 
タオル保定(ほてい)のやり方ですが、
我が家の場合は、実際のところは関節をキメて動けなくする「保定」はしていないので、最近、にぎってはいない、「おにぎらず」というおむすびの一種がありますが、そんな感じで「ほていらず?」風にお包みしています。
 
デグーをタオル越しに持ちあげ、タオルでぐるぐる巻きにしたら、後方を自分の膝などに押しつけ、後ろ方向に逃げられないようにしますが、この時、身体のどこも強くにぎっていません。
 
正しい保定ができる方なら、そもそもぐるぐる巻きにする必要もないですが、我が家はうまく出来る自信がないのと、かかりつけの先生にも「危ないから素人が保定するな、包むだけにしろ」と言われたので、あくまでもタオルで進路を塞いでいるだけです。でも身体を押さえていないため今でも時々タオルから逃げられますが。下に投薬中のひととおりの流れを動画に撮っていますが、そこでも1回逃げているところが出てきます(^^;
 
以下、あくまでも我が家(投薬の超初心者)の場合ですが、こんな感じで行っています
前準備
【1】薬とベジタブルサポ-ト(+水少々)を混ぜてシリンジに入れておく
薬(だいたい、いつも1回2滴といわれる)を器に入れ、そこにベジタブルサポートの粉と水を耳かきいっぱい程度混ぜ、シリンジに吸い取って空気は抜いた状態でカップなどに入れて準備しておく。お薬だけだと2滴でだいたい0.2ml。ベジサポ、水を混ぜた状態で0.3ml~0.4ml程度。最初は嫌がるのを飲ませるだけでたいへん。ベジサポはあくまでのお薬の味をごまかすためのものなので、加える量は少なめのほうが投薬がすぐに終わります。シリンジは使い捨ての1.0ml~5.0ml用くらいのもの。うちは飲み口のプラスチックをガジガジとかじりとって口に入れてしまうため、最初は1.0ml用を使いましたが、容量大きい方が飲み口も固くて丈夫なのかなと、次は5.0mを購入してみましたが、飲み口の大きさは変わりませんでした。

 

 

 

 

 

【2】投薬後にお口まわりを拭くための蒸しタオルかティッシュを用意する。(過去に薬でかぶれ顎をハゲさせたため)

【3】咬むことのあるデグーさんは手袋をしておいたほうが安心。うちのは最初の頃、よく手を咬んで逃げだそうとしてました。

【4】タオル(ぐるぐる巻き用)は、デグーの爪がひっかからないもの、そして大きめのほうが使いやすいです

【5】抱っこさせないデグーさんの場合、何度か失敗しても大丈夫なように、逃げ出せないスペースを作っておき、そこに前もって入れます。

最初は病院で入れられるような小さいプラケースにまず入れ、そこからタオルごしに持ちあげようとしましたが、この方法だと、1回でうまく捕まえられればいいですが、タオル越しなのでよく見えず、つかむポイントを失敗して逃げられそうになった場合、暴れるので元の小さいプラケースには戻せず、部屋のなかを追いかけてまたとっ捕まえるのがたいへんだったので、小さいケースよりも、衣装ケース半分ほどの、ある程度高さと大きめのスペースのほうが、つかみに失敗し(あああ、逃げられる!)となった場合も、落ち着いて1度そこにデグーを戻して、再度持ち上げることができるので、こっちのほうが良かったです。

 

投薬開始

【1】

自分は座る。(暴れて逃げ出して高いところから落とさないため)

デグーをタオル越しに持ちあげ、急いでタオルの端を顔周辺に巻き付けぐるぐる巻きにしたら、お尻側は自分の膝の上などに押しつけ、後ろ方向に逃げられないようにする。

 
【2】
デグーの口の横側(切歯と臼歯のあいだの歯がないスペース)からシリンジを差し入れて少しずつ押し出して、飲み込んでいるのを確認しながら飲ませる。(←急いで一気に押し出さないよう注意)
本来なら、ここではちゃんと唇をめくって入れてあげるべきなのですが、正直、こちらにそんな余裕がないため、シリンジの先でそっと押して突っ込んでいました。*今は、自分から飲むようになってきたので突っ込まなくてもよくなっています。
でも自分で進んで飲むようになると、今度は正面から飲みたがるので、シリンジの飲み口が切歯で咬まれてガジガジに。横からシリンジを差し入れる分にはガジガジにはなりませんし横から差し入れるほうが基本です。
 
【3】
飲み終わったら口まわりをティッシュなどで拭き(我が家は蒸しタオルで拭いています)、最後にお薬を飲んだご褒美をあげる
 
▼ぼんてんタオルぐるぐる巻き”ほていらず”での投薬風景

 
そして、銀河はお薬は必要ありませんが、ベジサポが好きだから昨日は久しぶりに銀河にも少しあげました。めちゃうれしそうに飲んでました(笑)
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▼銀河、ベジサポうまうま

 
そして、なんと、ぼんてんも今朝からは銀河と同じようにタオルぐるぐる巻きにされずに、自分でカゴに入った状態でシリンジからお薬を飲めるようになりました!
少し前から生野菜(菜花の葉だけだけど)も食べられるようになり「水分のある食べ物もなかなかいける」と思い始めた様子。。。。
これでお薬を与えるストレスがぐっと減りました。
 
 

2022.06.29追記:

古い記事ですが、アクセスして読んでくださっている方がいるようなので

こんなふうに経口投薬が飼い主もデグーもストレスになる大騒ぎにならないために!

普段からシリンジで青汁を飲ませる練習をすることをおすすめしています。

▼詳細は以下リンク先

 

 
 
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ぼんてん本日の体重:217.5g

銀河本日の体重:263.0g

 

食事:
ぼんてん
■チモシー1、2番刈り、(食べ放題)

■副食:デグー用ペレットMIX少々、クレイングラス、バミューダヘイ
■おやつ:菊芋、たんぽぽの葉、乾燥クランベリー、少々

 


銀河
■チモシー1、2番刈り(食べ放題)

■副食:デグー用ペレットMIX少々、クレイングラス、バミューダヘイ

■おやつ:菊芋、たんぽぽの葉、乾燥クランベリー、少々

 

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