献食菜集 -178ページ目

峠に攻められる。

夏休みにひきつづき子達と3人で自転車で
浅川を遡上した。
しかし、今回の目的は小仏峠まで行く事である。
kobotoke

実は夏休みに浅川遡上をした際、美味しい豆腐屋をみつけ
2週間に一回くらいの頻度で小仏の近くまで
自動車で行っていたのだが、どんどん道は細くなるので、
適当なところで引き返していた。

それが今回の自転車遠征の理由である。
mizuhiki

峠に行くのだから坂道は覚悟の上だったが
小学4年生の子がやはり大変で、裏高尾方面への分岐点から
小仏峠の入り口までの行程の8割は自転車
から降りて歩いた。

最初は元気に自転車を押していたが、半分くらいでかなり
遅れてきたので私が自転車を2台押して行く。
kobotokesora

小仏のバス折り返し場から先は、
短い距離ではあるが、かなりの急坂もある。
右下に小仏川の清流を見ながらのんびり登っていく。

tetuoke

前回、自動車で断念した場所も越え
いよいよ、峠も近いかと期待しながら坂をのぼり続けていたら
自動車がたくさん駐車しているところに着き、車両で行く事ができる
どん詰まり。
そこが登山道の入り口。

小仏峠は徒歩で行かねばならない。
で、今回はここで引き返す。

次はここを登る。また今度。
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スチームアイロン

さきほど妻と子の服にアイロンをあてている時
放送大学でカントの「純粋理性批判」を講議していた。
カントは「美」は自然の模写、模倣ではないと述べ、
自然の情報を「感性」によって感じ取り、
それを各人の「悟性」により秩序だてる。

「美」はその「感性」と「悟性」を通し、
その中でうまれるものなので
一見、醜いものからも「美」は生まれ得るのである、と私は理解した。


近代の西洋哲学は人間を「自然」から切り離した。
そこでの「進歩」とは、人間による自然の征服である。
名もないものには、名付け、何ものか解らなかったことに
意味付けしていく。その征服が進めば進むほど
人類は一歩づつ理想に近づいて行く、と考える。

「美」はどうであろうか。
自然の中に人間が「美」を感じる事象が人間の都合に
関係なく存在しているなら、感性と悟性を通して「美」を
うみだす事は、自然を理解する、または征服するための方法のひとつか。

それとも「人間」が美味しいと感じる成分がアミノ酸、
グルタミン酸などであり、それらは同時にDNAを生成するための
必須のものである事と同じように、
「美」を感じたり、表したりする事は人間にとって必須のことなのだろうか。

私が自分の作品を通して実現したいことは
見る者にとって初めての現象との出会いである。

飯田橋の個展会場のノートに
ページいっぱいの字で「感動」。
と気持ちを表現してくださった見知らぬ人がおられた。
私は「必須」のお役にたてたのか。


「アーティストは人間の中でも最低レヴェルの者。」
「芸術家は猿以下。」
という人達がいる。

その理由は詳しく記述されていない。
が、役に立たない者達だ、と言いたいのだろう。
好き放題を言えてうらやましい限りです。

アイロンあてながら思いました。








金木犀散る

9.28

キンモクセイのいい香りがするなあ、と思っていたら
何と,自分の家の庭に植わっていたのだ。

ああ、そういえば、こんな風な木だったなと。
それから一週間、毎日香りを楽しませてもらったが
昨日、一昨日の寒い雨ですっかり花が散ってしまった。

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道路には橙色の粉末を散らかしたよう。

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今年は2,3,4月と個展があり3,4月は引越しも兼ねていたから
かなり忙しいスタートだったのに、もう10月になろうとしている。
子たちもそれぞれ新しい学校に転校、進級し、私もこの家になれ
八王子、日野と何となく地理も分ったきた。

zassou

そんなこんなで半年過ぎたから、仕方ないとはいえるが。
作品は作り続けているものの、次の発表の予定が立たぬ。
困る。

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先が見えなくて不安になるのは、眼が老眼になりはじめ、
髪が薄くなって来たからか。
まだ何事も成してはいないのに。

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中身は少しも変わらないのに。

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不調である、

不調です。
困った感じです。
でも仕方がないので文句は言いますまい。

それにしても、岩井 克人氏の論文はおもしろいです。
頭のレヴェルはもし私とくらべる事が許されるなら、
それはまさに「月とスッポン」「月と牛乳びんのフタ」です。

こんなにレベルが違うのに興味が向く事柄や
分野が生意気にも似ているので、
私の本箱に並ぶ本、私の今までもっていた疑問が
つぎつぎとまとめられ、氷解していきます。

が、しかしその氷解はあくまでも
氏の論の中での出来事であり
彼の強烈に優秀な脳の助けで、よちよち歩かせて頂いているだけなので
本から離れたら、なにも解らぬ
本来の私の状態に戻ります。

ああ。あっ。







幕張と葛西のハシゴ その2

「幕張と葛西のハシゴ」その2を始めるまえに
すっかり忘れ去られてしまった、
このブログの本来の目的、弁当の報告を
久しぶりにしてみたい。

夏休みが終わってから弁当はすっかり
様変わりしてしまった。
おにぎり3コ。うめ、おかか、しお。
あとは小さな弁当箱におかず。
野菜が中心。
以上、報告終わり。
2006.9.25

幕張へは東関道を利用したのだが、
これでは帰りに葛西を通る。

ここまで来て葛西臨海水族園に行かない手はない。
というより行きたいのでした。

10数年前、お隣りにある鳥類園で
壁画の仕事をしたことがあります。
まだ、周りは造成中で、元高級猟犬の野犬などが
ウロウロして物騒なところでした。
水族園にいるペンギンの何羽かが犠牲になったと聞きました。

その頃訪ねて以来からのファンなのです。
まず、何より建物のセンスが好きです。
本館入口にいたるまでの長い壁。
そこを水が一斉に伝わり落ちて行きます。
これからしばらく水の中に入って行くまでの
素敵なアプローチの始まりです。

階段をあがれば、365度視界が広がり
建物最上部に作られた大きなプールは
直接大平洋につながっているかのような
大きなスケールを感じさせます。

海に潜っていくようなエスカレーター。
一人用の幅で整然と一列に並び入って行く演出で
自然と観客の期待は膨らみます。

魚についてのあまり詳しい記述はよします。
ネタバレになる。
kasai

4時締めきりの3時55分に券を購入し、5時閉館までの1時間。
しかし休日とあって、まだまだ観客がいっぱいです。
「立ち止まらないで順序よくご覧ください」の自動アナウンスの
声もむなしい。
黒山の人だかりはしばらく、いやかなり動きません。

しかし5時閉館間際、予定していた逆走で見事、
お目当ての魚達に
一年振りに会えたのでした。
kurage