1.Pierre Moncuit Grand Cru Mesnil-sur-Oger Brut Delos NV /Pierre Moncuit (RM)
◆品種:シャルドネ100% リュット・レゾネ
◇発酵・熟成:標高103~246m。メニル・シュール・オジェの複数の区画をブレンド。ステンレス発酵
(MLFあり)樽は使用しない。 瓶内熟成36か月。 ドサージュ7g/ℓ
N.V.シャンパーニュも単一ヴィンテージでの生産を行い、リザーブ・ワインを用いない生産者。
2.Bernard Brémont Grand Cru Ambonnay Brut NV /Bernard Brémont(RM)
◆品種:ピノ・ノワール70% シャルドネ 30% リュット・レゾネ
◇発酵・熟成:収穫後、空気圧式のプレス機で圧搾。一番搾り果汁までを使用しホーロータンク
熟成で発酵(MLFあり)。瓶内熟成24か月以上。 ドサージュ8g/ℓ
3.Mailly Grand Cru Brut Réserve NV / Mailly(村の24生産者により設立された会社)
◆品種:ピノ・ノワール75% シャルドネ 25% 持続可能な農法を実践 HVE,VDCの認証取得
◇発酵・熟成:全房圧搾、ステンレス発酵(MLFあり)、約10年分のリザーブ・ワイン(樽熟成、タン
ク熟成)を30~40%ブレンド。瓶内熟成36か月。 ドサージュ7~8g/ℓ
4. Cuvee des Botterets Grand Cru Brut NV/Gantois-Louvet (RM)
◆品種:シャルドネ100%(オジェ産50%、クラマン産50%)平均樹齢60年のVV
2010年よりリュット・レゾネ栽培。化学肥料、殺虫剤、防腐剤は一切使用しない。
◇発酵・熟成:除梗100%、天然酵母のみで発酵。ステンレスタンクによる醸造、3年以上瓶熟成。
ドザージュ8g/ℓ。ガントワ家は「コート・デ・ブラン」のオジェ村に19世紀から続くヴィニュロンの名家
5.Pierre Moncuit Grand Cru Mesnil-sur-Oger Brut Millésime 2006
◆品種:シャルドネ 100% 栽培はリュット・レゾネ(減農薬農法)
◇発酵・熟成:標高103~246mの石灰質土壌。天然酵母を使用しステンレスタンク発酵(MLF
あり)7年間の瓶内熟成を経てリリース。 ドサージュ6~7g/ℓ
6.Henry de Vaugency Champagne Oger Grand Cru Cuvee des Amoureux
Blanc de Blancs Demi Sec NV /Henry de Vaugency (RM)
畑の所有会社とシャンパンの販売会社の分割によって、2014年にNM に登録変更したが、事実上はRM。
◆品種:シャルドネ 100% リュット・レゾネ栽培。化学肥料、除草剤、殺虫剤は一切使用しない。
◇発酵・熟成:伝統的な木製垂直プレス機を使用。マロラクティック発酵を行う。動瓶は手作業。
瓶内熟成36か月。 樹齢40年以上のVV。ドサージュ41g/ℓ
料理は、ブランダードのピンチョス、サーモンと白ネギの温製サラダ、
カリフラワーのポタージュ 牡蠣のポワレ、鶏モモ肉の白ワイン煮 茸のソース
デザートは、ブルーチーズケーキ&林檎のコンポート添え シュトーレンと黒トリュフ入りの
カマンベールチーズを盛り合わせて。
クリスマス…ということもあり、片付けを手伝ってくれた人達とそのまま2次会。
今年もおいしいワインをたくさんいただきました。
12月は、初旬にもリクエストいただき、ワインのクラスを開催しました。
有資格者の方が多く、「定番、王道なワイン、この国のこの品種…」というお題を
いただいたので、シャブリに拘ってラインナップしてみました。
大手、ルイ・ラトゥールと、ビオディナミ生産者のAOCシャブリと、グランクリュを
全く情報なして、ブラインドで飲み比べていただくことに。
そして、赤ワインは、ブラインドで産地と品種を推測していただきました。
(ピノ・ノワールと間違えること狙いで、ワインをチョイスしています。)
ワインリスト
1.Chablis LA CHANFLEURE 2020年 / LOUIS LATOUR
◇土壌:ポートランディアン土壌、キンメリジャン石灰質。
◇発酵・熟成:ステンレス発酵(100%MLF)、ステンレスタンクで8~10ヶ月の熟成。
2.Chablis VIGNE DE LA BOISSONNEUSE 2020年/JULIEN BROCARD
◆産地:AOC シャブリ ◆品種:シャルドネ100%
◇土壌:キンメリジャン土壌:貝類で覆われた白亜質と粘土土壌
畑「ヴィーニュ・ド・ラ・ボワッソヌーズ」はシャブリのアペラシオンの中にある11haの単一区画。
南西向きの畑。プレイ村横の丘の上に位置している。
◇醸造:熟成:ステンレスタンクで発酵、オーク樽(25,50,100hl)10ヶ月熟成。ビオディナミ認証
3.Chablis GRAND CRU LES PREUSES 2020年/JULIEN BROCARD
◆産地:AOC シャブリ 特級畑レ・プリューズ ◆品種:シャルドネ100%
◇土壌:キンメリジャン土壌:海洋生物の化石を含んだ石灰岩と泥灰土
◇醸造・熟成:フードルで発酵、オーク樽(25,50,100hl)11ヶ月熟成
非常に長熟タイプのワインを生み出す南向きの畑で樹齢35年のブドウを使用。
4. PEGASO ZETA 2019年/TELMO RODRIGUEZ
◆産地:スペイン リオハDOP. CEBREROS 醸造所:ペガソ・ヴィニャス・ヴィエハス
◆品種:ガルナッチャ 100% ◇土壌:火成岩を基盤とした粘板岩と花崗岩の混合土壌。
◇発酵・醸造:天然酵母のみ。様々な木で作られた様々な年代の500リットルのオーク樽で6ヶ月、
ステンレスタンクで6ヶ月熟成。
5. Coteaux du Layon Rochefort 1994年/DOMAINE DE LA MOTTE(Visset-Boisneau)
◆産地:ロワール地方 AOCコトー・デュ・レイヨン・ロッシュフォール
◆品種:シュナン・ブラン100% 18ヘクタールの有機転換のブドウ園。
◇土壌:片岩砂岩 秋まで連続選別して収穫されたブドウから作られる甘口ワイン
まったく情報なし…というのが、変な先入観につながったのか、皆さん、色々な
品種と産地を挙げられていた中で、2と3には、何か共通項があることは
感じられていたようでしたね。シャブリは3つの中で、グランクリュは香りが
閉じ気味からのスタートでしたが、時間の経過とともに、フラワリーな香りも
加わって複雑さと、とてもバランスのよい旨味の余韻が長く続いて…。
4.は、外観からしても、淡いラズベリーレッドで、酸も高めでもまろやか…
というところから、ニューワールドのPNという回答が多かったです。
ガルナッチャも美味しい!のです。
この日の料理は…写真撮り忘れ。
・サーモンと白ネギの温製サラダ ・帆立のポワレ 茸のクリームソース
・豚肉と白菜のブレゼ ・ブルーチーズケーキ&リンゴのコンポート でした。
ワインも本当にバラエティー豊かで、知れば知るほど、まだまだ未知…を実感します。
来年も、皆さんと一緒に「美味しいワイン」にたくさん出会えますように!