RADIKONのワイン | bon repas 日記

bon repas 日記

料理好き、ワイン好きが高じて「料理研究家」の道へすすんだ私。



そんな私の日々の「bon repas(ボン・ルパ)=おいしくて楽しい食事」を綴ります。

10月のワインのクラス、テーマは「RADIKON」
イタリアのフリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州を代表する「自然派の巨匠」と
言われる造り手。
ここ数年、オレンジワインがブームになっているけれど、RADIKONは30年程前から
「赤ワインのように複雑な白ワインを、できる限り自然な醸造で」…という拘りを
追求している造り手。…で、今回は、セカンドラインを含めて、4種類の飲み比べ。

ワインリスト
 ①Osravie 2005年 品種:シャルドネ、ピノグリージョ、ソーヴィニヨン・ブラン
 ②SLATNIKL 2018年 品種:シャルドネ、フリウラーノ
 ③RS17 エッレエッセ2017年 品種:メルロー75%、ピニョーロ25%
 ④RS18 エッレエッセ2018年 品種:メルロー75%、ピニョーロ25%
 
①②はオープンで、③④はヴィンテージをブラインドでテイスティング。
①は濃いトパーズで軽く濁り。焼き林檎やオレンジピールなど香りから旨味を感じる。
豊かな酸と旨味が口に広がり、やわらく緻密なタンニンと旨味が余韻に長く残る。旨い!
②はゴールド。ハチミツや洋ナシのコンポート、ダージリンティーの香り。果実の凝縮感
を感じるのと同時に、刺すような発展的な刺激で、余韻はラスティック。
③は明るいルビー。最初、優しかった香りも時間が経つと黒すぐり、カシスに、すみれの香り。
果実の凝縮感を感じるチェリーのコンポートや、カカオ、柔らかい旨味。完熟のメルローを
食べた時の味、そのまま。(実際に、メルローを収穫した時に味見したのと同じ!)
④は少し紫のトーンが残る。こちらは、最初から香りが開いていて、すみれ、黒スグリ
果実の旨味が溌剌と感じられる。余韻にもそのまま果実の旨味が残る。
 
③④は、味わいだけで考えると④が、2017年?と思うところもあったけれど、外観の違いから
④を2018年と、みなさん見分けられていました。…でも、③は第一アロマが活き活きと感じらる
ので、よりポテンシャルが高いのかもしれませんね。
 
ワインに合わせる料理は、「オレンジワイン」と「メルロー」に合うように…。
・無花果と生ハム、。秋鮭と白ネギ 蕎麦粉のキッシュ、・牛肉の茸包み トマト煮
・林檎のパイ バニラアイス添え 
 
ご参加、ありがとうございました!