クレタ島のワインとフランソワ・ミクルスキのワイン | bon repas 日記

bon repas 日記

料理好き、ワイン好きが高じて「料理研究家」の道へすすんだ私。



そんな私の日々の「bon repas(ボン・ルパ)=おいしくて楽しい食事」を綴ります。

4月のワインのクラス
「ムルソーを彷彿させる」という宣伝文句(テイスターのコメント)に興味を持ち、
2年程前に購入していた、ギリシャ クレタ島のワイン。
新しいヴィンテージが売りにでていたのを見つけてヴィンテージ違いで比較することに。
そして、せっかくなので、比較対象にムルソーを…と思ったのですが、予算の都合で
ムルソーに拠点を置く、好きな造り手のワインをチョイスしました。

ワインリスト

1.Bourgogne Cote d’Or Blanc 2018年/Domaine Francois Mikulski

   産地:フランス・ブルゴーニュ地方・AOCコート・ドール

   ◆品種:シャルドネ100% ムルソー村名区画に程近い場所にあるムルソー村の4区画のブドウを使用。

   オーク樽にて10ヶ月熟成後、澱引きをし、タンクにて2ヶ月熟成してから瓶詰め。

2.Dafnios White 2014 / Douloufakis Winery

3.Dafnios White 2018 / Douloufakis Winery

   産地:ギリシャ・クレタ島 ダフネス地方

   ◆品種:ヴィディアーノ 100% ※クレタ島で少量生産される品種

   18℃に管理されたステンレスタンクで発酵、熟成。(木樽の使用はせず)

4.Cremant De Bourgogne NVDomaine Francois Mikulski

   産地:フランス・ブルゴーニュ地方 AOCクレマン・ド・ブルゴーニュ 

   ◆品種:ピノ・ノワール60%/シャルドネ30%/アリゴテ10% 18ヶ月間以上の瓶内二次発酵

 

まずは、1.2.3.をブラインドで比較

1.は濃いめのレモンイエロー レモンの柑橘の香りに、ほんのり白桃、白い花の香り

柔らかい酸と旨味、塩味を感じるミネラル感が余韻に伸びる。

2.は濃いめのゴールドがかったイエロー。レモンコンフィに、蜂蜜の香り。口に含むと

旨味がじんわり、酸と凝縮感ある果実味がきれいにバランスを取る中で、石灰質も。

3.は少し褐色がかったとても濃いめのゴールドで、輝きもある。夏みかんのピールや

金柑、蜂蜜の香り。味わいは洋ナシのコンポートから、安納芋の焼き芋の蜜の感じ

しっかりと酸もあり、ジューシーさとバランスを保つ。余韻に少し収斂性。

 

ヴィディアーノ、初めて飲む品種でしたが、旨味があって美味しいです!

ムルソーと思うかどうかは別として、また味わってみたいと思うワインでした。

料理はブルゴーニュのシャルドネ、そして海のミネラル、ギリシャ…をイメージして。
ブッラータチーズと生ハムとグレープフルーツのサラダ、
鱈のポワレ 桑名産蛤とグリーンピースのソース、新玉ねぎのファルシ クミンの香り
アーモンドミルクのブランマンジェ
 
4月はワインのクラスを3回、それぞれにテーマを変えて開催しましたが、常に感じるのは、
ワインの奥深さ。ワインを造るブドウの品種は、世界中で1000品種以上あると言われていて、
私自身もまだまだ未体験のものがたくさんあります。
これからも、ご参加いただく皆さんと、美味しい発見をし続けていけたら幸せです。