4月のワインのクラス、ブルゴーニュ広域のワインを北と南の生産地域で飲み比べ。
白2本、赤2本をブラインドテイスティングするところからスタートしました。
ワインリスト
①Bourgogne Chardonnay 2016/Louis Jadot
◆コート・ドール、コート・シャロネーズ、マコネの3地区のアッサンブラージュ
②Bourgogne Hautes Cote de Nuits Blanc 2015/Moillard Grivot
◆オート・コート・ド・ニュイ地方
③Bourgogne Pinot Noir 2016/Domaine G. Roblot-Marchand et Fils
◆コート・ド・ニュイ地区(シャンボール・ミュジニー村拠点)
④Bourgogne Pinot Noir Vieilles Vignes 2013 / Domaine Rodolphe Demougeot
◆ムルソー村
⑤Cremant de Bourgogne NV/Maison Francois Labet ピノ・ノワール100% クロ ド ヴージョの最大の所有者
①は最初は落ち着いた印象ながら、流石にルイ・ジャド!柑橘と白い花の香りが開くと
フレッシュな味わいともバランスよく、②は造りの拘りが余韻の苦旨みに表現されていて
生き生きとした酸が冷涼さを感じさせるような…。
赤の③はよく熟したラズベリーの香りにスモーキーさが加わり、余韻の渋味が、もう少し
落ち着いた状態で味わってみたいと思わせる感じ。④は熟成感も伴っていながら、とても
チャーミング。フレッシュなラズベリーに紅茶葉のニュアンスも加わった香りも、味わいの
酸と果実味も、バランスがよいワインでした。
客観評価が一番高かったのは、②のワイン。①の方が好みと言った人が多かったの
ですが…。やはり、客観評価も大切ですね。
ワインに合わせた料理
・海老とフルーツトマトのサラダ・マスカルポーネチーズとハーブのソースを添えて
・グリーンアスパラと帆立のポワレ ベアルネーズソース
・牛肉ボール 軽いトマトのソース
・苺クリームのパルフェ
白ワインにレモンのような酸味と樽の香りがあることをイメージして、サラダには
クリーミーなソース(隠れていますが)、2皿目にはハーブとバターを効かせたソースを
添えてみました。赤ワインの繊細さを活かせるよう、牛肉の料理ですが、強すぎない
ように、でも、少し甘いスパイスと軽いトマトの旨みで、ワインに寄り添うイメージで。
今回はどちらも普段、飲む機会が多い品種ですが、ブルゴーニュ地方とは言え、
その産地や造り手によって、味わいが違うのは当然で、その中でも、自分好みの
ものに出会えると嬉しいなぁと思います。
来月のワインのクラスはお休み。次回は6月23日です。
暑さも感じる頃に、美味しく楽しめるワイン&料理を用意してお待ちしています。