スローウォーキング「スペイン様式の建築を楽しむ」 | メトロガイド「いい店見つけた」椎名勲の凡夫荘便り

bonpusouが通院している病院は、都営大江戸線「若松河田」駅近く。

若松河田には、1927(昭和2年)建立の素敵なスペイン風建築「小笠原伯爵邸」があり、当時の趣きを残したまま、今でも、レストランカフェ、結婚式場などに使われている。

食堂の壁には、小川三知(1867〜1928、日本初のステンドグラス作家)の、現存する数少ない作品の1つ、美しいステンドグラスが飾られている。(このステンドグラスは、一度だけでなく、再見・再々見の価値がある)

ここの美しい外庭で結婚式を挙げ、パティオ(中庭)や食堂で披露宴を開くことができる。


観光化していないので、見学客や利用客は、滅多に訪れない。

bonpusouは、診療が終わると、ここのカフェで、お茶するのが好きだ。


その日は、ティールーム入口の見本棚で、見本のケーキを眺めていると、

女性スタッフ「パティオになさいますか? ティールームになさいますか?」

ティールームには、客は一人もいなかった。


静かなティールームで、ゆったりと、コーヒーを楽しむ。

ここのコーヒーは、エスプレッソである。


コーヒーを飲み終え、ちょっとパティオを覗く。

パラソルの下で、優雅にお茶を楽しんでいる客たち。

・・・bonpusouは、何10年か若ければ、(ここで結婚式を挙げたい)と思ったが、時すでに遅し。

やんぬるかな!


次回は、

予約して、食堂で、小川三知のステンドグラスを眺めながら、ランチしようかな? 

それとも、

パティオで、お茶しようかな?

(注) ランチ、ディナーは予約が必要です。


私どもを生かして下さるなにものかに、心から感謝します。

(小笠原伯爵邸の外観)
(ティールーム入口の見本棚)
(ティールーム内部)
(エスプレッソ)
(パティオで、優雅にランチやお茶を楽しむ)