情熱を持って見れば、情熱を持たない人が見逃してしまうような些細な違いや、小さな部分まで、ハッキリと見ることができる。
或るシーンに対して自分が感じたことを、他の人にも同じように感じてもらうためには、
何を書き込み、何を消してしまえば良いのか。
目の前のシーンに強く心を動かされれば、嘘いつわりなく、そのままを切り取って書けば良い。
自分が感じた強い思いこそが、そのシーンを、最も表情豊かに捉えてくれる。
良い文章を書くとは、強い情熱を持って取り組むことに他ならない。
「自分には才能がない」という人がいる。
その通りかも知れない。
音楽の才能がない。
絵の才能がない。
野球の才能がない。
サッカーの才能がない。
そういう方は、ムリにやることはない。と思う。
才能があっても、才能を伸ばすためには、
努力と実践が必要だ。
バットを握っているだけで、
ボールを握っているだけで、
「翔平」のように、打ったり投げたりすることは、できない。
バットを何度も振り、ボールを何度も投げ、
情熱を持って、うまずたゆまず練習し、研究して、
身体を鍛え、技術を覚え、心を磨く。
精進を重ねることで、
脳と身体が同時に反応し、
上手く活動するようになる。
文章を書くのも、同じこと。
わざわざ何処かに出かけたり、珍しい出来事を見る必要はない。
文章を書くのがキライな人は、ムリに書くことはない。
もしも、歌うのが好きなら、歌えば良い。
歌が上手くなるだろう。
・・・要は、ホントにやりたいことは、情熱を持って取組めば良い。
(但し、【恋愛】は別だ。情熱を持って好きになっても、相手が自分を好きになってくれるとは、限らない)
身体は弱く、特技もなく、精神軟弱なbonpusouは、
「カフェ・ド・ミュー」で、天井から下げられた照明を見上げながら、
静かにカフェラテを飲み、そんなことを考えていた。
(サテ、明日・明後日は秋葉原の病院へ行って、手術前の検査だな)
(予告) 明日(月)・明後日(火)のブログは、都合により休載致します。