ワイフが、巣鴨駅マンスリースイーツコーナーで、「孝太郎鎌倉本店」(鎌倉市坂ノ下18-22)のアップルパイを1ピース買ってきた。
カスタードクリームのアップルが、柔らかく・甘く甘く・煮詰めたリンゴに、カスタードクリームをたっぷり詰め込んで、パイ生地に閉じ込めたケーキのような、堂々たる高級アップルパイ。
(1ピースだけ買うところが、ぬるま湯ビンボーのわが家流ですゥ!)
フィリングの煮リンゴの量が、パイ生地とバランスを失うほどに、とてつもなく多い。
パイを食べている感覚、と言うより、
フィリングの甘い甘い煮リンゴだけを、ひたすら食べている感覚。
大福を食べている感覚、と言うより、
大福のまわりを包む餅皮がなくて、ひたすら巨大なアンコの塊を食べている感覚、の如し。
(大福の美味しさは、どこへ行った?)
たい焼きを食べている感覚、と言うより、
たい焼きの皮がなくて、ひたすら、たい焼きの中身のアンコだけを食べている感覚、の如し。
(たい焼きの美味しさは、どこへ行った?)
鎌倉の菓子店で、日本的な・手のこんだ・繊細かつ贅沢なアレンジを加え、
素朴さとは縁遠い、美術品・芸術品の如き、高級アップルパイが出現した。
美味の追求か。
バランスか。
私どもを生かして下さるなにものかに、心から感謝します。