ドイツの食べ物ここに集まれ~! -16ページ目

門倉たにあさんに会う

今日は、料理研究家などでご活躍の門倉多仁亜さんとお会いしました。

以前からちょくちょくメールをさせていただいていて、いつか何かご一緒にできないかなと思っていたのですが、

今回具体的な話が出てきたので、お会いしていろいろお話させていただきました。

たにあさんの、ドイツで過ごした子供時代の話が印象的でした。

ドイツでは今よりもっと個人経営のパン屋さんが多く、子供の頃、朝ご飯のパンを買いに行くのはたにあさんの役目だったそうです。

近所のパン屋さんへ行くと、地下のパン焼き場から焼きたてのパンの香りが立ち上ってきて、それはウットリするような香ばしいパンの香りだったそうです。

村ではご近所さんが何軒か共同で豚を絞めるのですが、

それを残らずソーセージやハムに加工してみんなで分け、冬の食料にするのだそうです。

内臓、血までソーセージになります。

そういった肉や内臓やスパイス、ハーブなどを煮込んだ煮汁をバケツ一杯それぞれもらって帰るのだそうですが、

その煮汁が、ものすごーく美味しいのだそうです!

もういろんな味がギュッと詰まっているんですって。

この煮汁だけでパンがいくつも食べられる程のおいしさなんだとか。

でも残念ながら今では一般家庭で豚を絞めることはなくなったので、

その煮汁も幻となってしまったそうです。

面白~い!

いつかもっとお話聞きたいです。

iPhoneからの投稿

森の恵みはキノコだけじゃない -続編-

昨日の続きです。

森の恵み。


ドングリの粉からパンが作れるそうです。

ドングリの粉にはグルテンが含まれていないので、小麦アレルギーの人

にも安心して食べられます。

ドングリの皮をむき、中身を2日間ほど水に漬け、タンニンを除去し、

肉挽き器で粉砕して使います。


他にもあまり知られていない森の恵みは、ブナの木(の1種)の実です。
ドイツの食べ物ここに集まれ~!-FagusSylvNuts

一粒ずつはこんな。
ドイツの食べ物ここに集まれ~!-Beukenootjes

これは炒って食べるのだそうです。生でも食べられないことはないですが、

トリメチルアミンという成分が入っていて、食べ過ぎると頭痛や胃痛を起こす

可能性があるそうなのでやめた方がいいです。

炒る以外だと、生のままつぶしてペースト状にし、パンに塗るスプレッドや

デザートなんかにも使えます。


春になるとナツボダイジュの若葉やカエデの1種の葉、ブナの若葉を使って

サラダにしたりできます。菩提樹などの花を使ったレモネードでもできます。

白樺の樹液はデトックス効果があると昔から言われていたそうで、トウヒ

の若芽は牛乳あるいは生クリームで調理し、サツマイモのマッシュポテト

と合わせたお料理なんかができるそうです。


森の食材は栄養の点から見ても十分で、ブナの実にはたんぱく質が25%も

含まれているし、行者ニンニクやイラクサのような植物はカルシウムや

ビタミンC、ミネラルなどが豊富です。


これら森の食材を研究しているのはStrauß(シュトラウス)さんという

学者で、2か月ほど森の食材だけで暮らしたことがあるそうです。

調味料が少し足りないくらいで、健康には全く問題なかったと言います。


シュトラウスさんのセミナーには自然愛好家が多かったのですが、最近の

経済不況で、自給自足生活に興味を持ちはじめた人たちなども増えて

きているそうです。


さすが森の国、ドイツだなあ~と思いましたが、ドイツでは森を意識的に

守っています。

森だけでなく、個人宅の庭の木でも勝手に切り倒してはいけないことに

なっていて、そうして国全体の木の数を減らさないように努力しています。


日本でもそのうち森ガール達が森の達人になったりして?(*^▽^*)

森の恵みはキノコだけじゃない

フェイスブックを見ていたら、私のビアソムリエの先生が出ている

記事を見つけました。


先生はオーストリアのTrumer醸造所の醸造マイスターなのですが、ヴァイキング

にインスパイアされ、モミの木の若芽を使って「森のビール」なるものを

造ったそうです。


でもこのビールを造ったきっかけは他に3つあったと言います。

先生が10年前にスコットランドに行った時、地元の小さな醸造所がケルト人の

レシピにならって松(カサマツ)とモミの木の枝で造ったビールに出会った

そうです。そのビールの味はとてもよく、すっかり気に入ってしまったんだ

とか。


その後、ビール醸造が趣味の友人が、自分のビールを蜂蜜とモミの枝の先端

部分を使って味付けするというアイディアを思いつき、またオーストリアの

森林省の知合いが、森の資源を使って何かしたいと話をしてきたことも

森のビールを造るきっかけになったそうです。


その後醸造所でいろいろと試行錯誤した結果、商品化できるものができあがった

そうです。

飲んでみたいー!!


どうも森で採れるものを使った食材というのが注目を集めているようです。

Zirbenというキノコのスピリッツ、ドングリの粉から作るパン、ブナの木の

1種の実のロースト、トウヒの枝の先端を野菜のように食べたり、行者ニンニク

の芽をケッパーのように漬けこんだり、などなどいろいろあるようです。


Bärlauchkapern(行者ニンニクの芽のケッパー風)
$ドイツの食べ物ここに集まれ~!-baerlauch-kapern

もうちょっと詳しく明日書きます。