JR山陽本線岩国—下関間に復活した115系瀬戸内色。10月14日の運行開始から3週間、写真撮影でにぎわっていた沿線もやや落ち着いてきました。私はのんびり構えていますが、やはり懐かしい姿を見るとカメラを向けたくなるもの。今回は効率良く見られる下関市内完結の列車を中心に撮ってみました。

 

 

幡生駅付近を走る瀬戸内色の115系3000番台N-04編成

 

 

 

山口県内の山陽本線は日中ほぼ1時間おきの運転ですが、下関市内では朝夕が約10〜20分、日中は約20〜40分間隔と本数が多くなっています。

 

下関市内完結の列車は下関駅から四つ先の小月駅で折り返しますが、下関総合車両所運用検修センターの115系3000番台N編成では、この小月往復が組み込まれた運用が比較的多く見られます。115系瀬戸内色が充当されていたときは、何回か続けて撮影できます。

 

ただ、沿線には住宅地が多く、風光明媚(めいび)な瀬戸内海沿いを走る景色は望めません。どちらかというと車両中心の撮影になると思いますが、山陽本線と山陰本線が合流する新下関ー幡生間などは、個人的には良いように思います。

 

 

新下関—幡生間の山陽本線と山陰本線の合流地点を行く115系瀬戸内色

 

 

 

下関の115系N編成は、現在17本が14運用に入っています。瀬戸内色のN-04編成が現れる確率は単純計算では17分の1と、撮影のハードルは結構高い気がしますが、JRおでかけネットに運行情報が出ていて、急な変更の場合を除きキャッチしやすいようです。

 

 

 

 

 

この日は新下関—幡生間で欲張って3カット撮影しました(苦手な流し撮りが成功かと思いきや、台車付近に線路の柵が掛かってしまいました…)

 

 

 

下関に帰区するのは5運用で、ほかは新山口、徳山、岩国、柳井、厚狭に外泊となります。私は毎日チェックしていませんが、瀬戸内色の限定運用はなく、外泊を含めほかの編成と同じように入っています。

 

運行情報はJRおでかけネットで確認できますが、万一急な変更などで動きがつかめない場合は、始発〜午前10時台に全運用がやって来る新山口駅が確認には良いようです。ただ、運休がある月曜日は注意が必要です。

 

 

新下関駅に向かう115系瀬戸内色。住宅地の中にもちょっとした緑があります

 

 

 

私はブルートレインを追いかけていた子どもの頃、瀬戸内色の115系3000番台は日常すぎてあまり撮っていませんでした。今回の塗色復活を受けて、こんどこそ瀬戸内色沿いを走る風景を撮りたいと考えています。

 

一方で先日、私が通っている美容室の店長さんに瀬戸内色の写真を見せたところ「わあ懐かしい。これで通学していましたよ」との反応が返ってきました。普段の暮らしの中を走る姿も良いものです。撮影回数をこなせる下関市内運用は、その意味では狙い目かもしれません。

 

 

瀬戸内海沿いを行くシーンが一番魅力的ですが、なにげない風景の中を走る姿も良いものです

 

 

 

 

※本稿の関係記事は以下にもあります

 

 

 

 

※姉妹ブログ「歴鉄2番線」では115系3000番台と0番台の混在編成について書いています