次亜塩素酸水の殺菌エビデンスを公開しよう! | サニファのやっさんです♪

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”政府は10日の閣議で、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、品薄となっているアルコール消毒液の代わりに使われることのある「次亜塩素酸水」について、「現時点では手指の消毒に活用することについての有効性が確認されていない」とする答弁書を決定した。”

 

次亜塩素酸水 手指消毒の有効性は「未確認」 政府答弁書

毎日新聞2020年4月10日 14時27分(最終更新 4月10日 22時59分)

 

次亜塩素酸水が20年程前から登場してから、相も変わらずの立ち位置で、未だに「有効性が確認されていない」とはいかがなものなのでしょうか。ぜひ、公的に有効性を確認していただきたいものです。

 

参考までに次亜塩素酸水の個人的に保有している資料を公開いたしましょう。

 

上表は殺菌効果のあると言われる成分に関する比較表です。

ハイター等で有名な「次亜塩素酸ナトリウム」を基準の100としています。

 

次亜臭素酸・次亜塩素酸・ブロマミンは、次亜塩素酸ナトリウムの10倍の殺菌効果を持ちます。

クロラミンは次亜塩素酸ナトリウムの10分の1の殺菌効果となります。

※クロラミンは次亜塩素酸等が有機物(菌や汚れ等)に接触し化学反応した後にできる成分で、簡単に言うと殺菌使用済み塩素。塩素臭をクロラミン臭と言います。

※次亜臭素酸は生成するのにコストが高い為、製品としてはあまり用いられておりません。

 

表1

次亜塩素酸水の効果性 表1

 

表2

次亜塩素酸水の効果性 表2

 

上記2表は、各種菌類及びウィルスに対して、次亜塩素酸水10ppm、20ppmにて殺菌又は不活化できたかを試験した表です。 ※+は、生菌又は活性状態。-は殺菌又は不活性状態

 

多くの菌及びウィルスは、次亜塩素酸水接触の10秒後には死滅又は不活化されることが確認されています。院内感染対策で最も手強い菌として知られるバシラスサチラス(枯草菌)も10分後には完全に死滅します。※表3

 

次亜塩素酸水は、一般的に残留塩素濃度50~100ppm程度で使用することを目安としています。感染蔓延時には100ppm~250ppmを推奨です。

試験環境は完全無菌室で行われるため、ほこり等のある日常環境では50ppmとしています。

※超音波噴霧器による空間除菌では20ppmですが、これ以上濃度を上げると噴霧器が壊れるためです。

 

販売する以上、インフルエンザやノロウィルス(疑似ウィルスであるネコカリシスウィスルを用います)の効果試験をメーカー各社が行っているのは当然で、各社試験結果を持っています。

 

次亜塩素酸水がここまで多くの殺菌及び抗ウィルス効果試験を行ったのは、多種にわたる院内感染予防として有効であることを実証し、医師や看護師の理解・納得を得る為に必要なエビデンスだからです。

 

しかしながら、これらのエビデンス資料を各次亜塩素酸水メーカーはホームページ等で公開することができません。なぜなら、製品としての効果性を公開(宣伝)するには、医薬部外品として申請し認定を受けなければいけないからです。医薬部外品でない製品が効果性を謳えば、たちまち行政に叩かれます。

 

医薬部外品の申請認定には、約5000万円ほど費用が掛かると言われていますし、それだけの費用をかけても医薬部外品認定されるという確証はありませんし、メーカーは中小企業がほとんどで、そんな金もありませんしね。

 

既に、高性能除菌水として次亜塩素酸水が普及している以上、行政は自主的に次亜塩素酸水の効果性・有効性を測定・確認し、国民の安全のために普及に努めるべきではないかと思います。

 

ではでは。