善は急げ?で続けて更新勢いにも調子にも乗るタイプ
10月のことはこちら。
2-4日は忘れられない大曲、
メンデルスゾーン「エリア」
譜読みも勉強もほんっとうに大変だったけど、
この曲を弾ける喜びを本番も感じられたのは幸せでした!
詳しくはこちらの記事で。
同じ誕生日で奥志賀で一緒に学んで3年目の坪井夏美ちゃんのメンデルスゾーンを聴きに
堂々とした美しいメンコンなっちゃんおめでとう!
この日のオーケストラは新日本フィル。
私が学生時代、最初にエキストラで呼んでいただいたこともあり、
この日も楽屋口などで「え?りぼんちゃん?久しぶり!」と何人もの団員さんが声をかけてくださり、
このあたたかな雰囲気もあってオーケストラが好きになったのだと再実感
エキストラで首席お世話係の若林万里子パイセンも乗ってらしたので、勇姿を拝み、ご飯を食べてリラックスタイムもでき嬉しかったです
去年から突然?メンバーに加えていただき、本っっ当に嬉しくて、毎日遠足前夜の子どものような感じでした←最年少
それにはたくさんの理由があって、もちろんまずは大尊敬する憧れのコンサートマスターの矢部達哉さんの元で弾けること、さらにオーケストラに所属されていながらスタープレイヤーとして活躍される先生方ばかりなこと、そして大好きな先輩方がいっぱいいること
少ない人数だからこそ、ひとりひとりの意識というか考えや存在がとても大事で、
この中だとさらに自分の未熟さがあらわになってご迷惑をかけてしまいそうで不安はあったのですが、
そんな不完全な部分も許容してポジティブな方向にもっていける余裕のある先生方が揃った晴れオケはやっぱり凄かった‥‥
どの時間を思い返しても勉強になる幸せな時間。
オーケストラに所属していない自分にとって、
今年は特にこの曲に手こずりました
モーツァルト交響曲39番の4楽章。
高校時代からとっても好きだったんです
‥‥オーケストラ入団試験に「ほぼ」出るオケスタ定番曲。
とは知らずに
もちろん弾いたことがないわたし(泣かない)
一生懸命さらいました。暗譜しました。当たり前か‥‥
でも「弾けただけ」じゃない響きの美しさの中で好きな曲を弾けて、恵まれた機会でした
さらにアンコールがモーツァルトのディベルティメントK334よりメヌエット。
これのトリオ、ファーストだけでずっと16分音符のメロディを弾くのですが、
弾けて当たり前、その流麗な美しさを壊してしまわないように、でも怖気付いた瞬間遅れるので自分の音を紡ぎながら重ねる瞬間。
しびれました。でもこういう経験ってそうそうあるものではないので、忘れられない大切な思い出になりました‥‥
毎年「寒色系」ドレスコードの女子で
あーみなさんうつくしい
(チラッと三原くんが写ってるって、矢部さんが後日教えてくださった三原くんも来年から寒色系だ)
超豪華メンバーで
毎年4月の秋吉台の響きセミナーで例えると、
私以外、全員「講師」
講師コンサートでもありえない組み合わせにたじたじのアシスタント
宮崎でも大変お世話になる徳永門下の大先輩、漆原啓子先生とファースト、セカンドでご一緒する日が来るなんて‥‥夢にも思いませんでした
ピアノ五重奏は人数の割に地味なイメージがあり、さらにクァルテットのような常設はほとんどないので、なんとなく
「クァルテットがピアニストを招聘してやってみた」
形でバランス感もその場のという感じが多いので、それが本質なんかなぁと漠然と感じていたのですが、
ここは違った
もちろん組んでいるわけでなく、ある意味においては寄せ集めで、リハーサルも限られていましたが、
秋吉台などで毎年集まり演奏し「信念が同じ」というような空気があり、
「室内楽を真剣に勉強したソリスト」の先生方は、アプローチの仕方が非常にソリスティックなのに全てを把握されているからこその説得力の強さは、凄まじいパワーを秘めていました
ここでも120%どころか150%出しても敵わないようなラスボス揃い(ゲームやりすぎ)でしたが、
細やかなアドバイスも頂くことができ、まずその音が‥‥本当に‥‥素晴らしかったです
(でも久しぶりに自分と自分の楽器を叱咤激励した)
大島さんと慎崇先生着替えちゃった
またこのような機会をいただけますように‥‥
18日は東京ユヴェントスフィルに初めてお邪魔し、
実は7歳から数年間同じ発表会にでていた、毛利文香ちゃんの代弾きで、
バルトークの協奏曲2番
日本音コンの本選で弾き、
去年2月に東京シティフィル定期で弾かせていただいた、思い出深い曲
この曲の譜面を開くと、
徳永先生のレッスンでコンクール前に
冒頭50回くらい弾かされたなぁ‥‥
ということを思い出します
あの時があったからこそ今がある、と思って
初心は忘れないようにしたいです
告知をするのが遅く、お席埋まるかしら?と心配しておりましたが、
コンサートの一週間前くらいからドドドっとご予約いただき、予定席を上回るお客様にお越しいただくことができました!有難うございます。
(座席をうまく配置してくださったスタッフの方々、感謝です!)
ほぼ10年ぶりのチャイコフスキーのワルツスケルツォは緊張しました
ラヴェルのソナタは菜摘ちゃんとは初めてでしたが、今回も田中麻紀先生と練木繁夫先生にみていただき、大変貴重な勉強をさせていただきました
ホッとした終演後、
弾いていいですよと言われチェロを弾く。
「ロココの出だしってこんな難しいの」
って言ってるとこです。たぶん。
左手全然ひらいてないし!へた。すごくへただった。
このリサイタルと並行して、
26日名古屋での務川慧悟くんとのリサイタルの合わせも。
懐かしのシャネル。
シャネルのピアスくらいつけたかったけど、いまだに何も持ってなくて、パイセンが下さった素敵なグロスつけるのが精一杯
先生方にお会いできたこと、そして子供達が大きくなっていて成長が嬉しかった
(こんなこと感じるようになったなんて大人になったなぁ)
給食をいただいたのですが、
あげぱんに狂喜乱舞してしまった人
19日も弾いたワルツスケルツォ、中国の太鼓、
そしてメンデルスゾーンのトリオ1楽章。
いつもは伝田さん担当のチャールダーシュが久しぶりに回ってきました笑
急遽設けられた質問コーナーのクオリティが高すぎて、
先生方もお客様もびっくり
(金木先生でなければ答えられなかったかも)
毎年コンサートを続けているという成果が様々なところにあらわれていると、実感されたというお声も
元々は、東フィル文化庁公演帰りに近くの温泉に寄った金木先生が、
青根だよりという学校誌をみつけ、
日本唯一の木造校舎での小学校は全校生徒約10人ということを知り、
「全校生徒約10人の学校には文化庁は行けない。そういう学校にも生演奏を」
とお考えになったのが発端
近所の方々も呼んでのコンサートは毎年大好評でしたが、去年の春に木造校舎の青根小学校が不審火で全焼。
皆さんで大切にされていた宝物がなくなってしまった虚無感や絶望は計り知れませんが、
それでも「中学校でコンサートを」と熱い想いで実現したのが昨秋。
涙を流しながら聴いてくださり、最後に明るい笑顔を見せて下さったのが印象的で、
また今年も伺うことができ、本当にうれしく、私が温かい気持ちになりました
ずーっとずーっと続いて欲しいコンサートです
住宅街、そして一軒家の中とは思えない素敵な、音響も素晴らしいサロン、スタジオハル。
日本音コン優勝同期、ツアーがきっかけで知り合ってデュオを結成、
2014年の秋吉台音楽コンクールで1位をいただき、
翌年の宗次ホールリサイタル以来のデュオでした
パリで猛勉強中の務川くん。
常に謙虚で勉強熱心だけど穏やかで、私と正反対な性格はどこも変わっていなくてホッとしたけど、
国際コンクールもいくつか入賞して自信をつけたピアノは益々成長していて、
とても刺激を受けました
ベートーヴェンにドビュッシーにブラームス。
なんてハードだったんだろう
どことなく安堵した表情の私たち
11月も十分に駆け抜けました
また最後は最後で超濃厚になりそうな12月は
初日から濃かった‥‥笑
それは後々振り返ります!
とにかく次の本番は11日。日本橋アトリウムです。
コンチェルトです‥‥!
入場無料なので宜しくお願い申し上げます。