今日は横浜みなとみらいホールにて本番でした。
メンデルスゾーン:エリアop.70
‥‥皆様はこの曲をご存知でしょうか‥‥
恥ずかしながら
私は今回初めて存在を知りました
メンデルスゾーンが残した宗教音楽で、
合唱つき、ソリスト8人、オルガン、そしてオーケストラ
という豪華な編成
第1部と第2部を足して、
2時間という演奏時間
しかもオーケストラ(弦楽器)はほぼ休みなし!!
‥‥と大変な点ばかり並べてしまいましたが
本当に、素晴らしい超大作でした。
まず何と言っても「ハーモニーが美しい」こと
それをオーケストラの各楽器たちと、
合唱と、ソリストと分かち合う感覚は、
全員で歩幅を合わせて、ゴールまで道のりを辿っていくかのようでした。。
真夏の夜の夢が大好きな私は、
メンデルスゾーンらしい、そしてまた新たな一面を知ることができ、さらに嬉しかったのです。
今回は横浜シティ合唱団の定期演奏会でしたが、
オーケストラは、
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
初めて客演コンサートマスターで呼んでいただきました。
2016年2月の定期でバルトークの協奏曲2番を弾き、
その前にも2015年の文化庁公演でモーツァルトの協奏曲5番も弾き、
ソリストとして御縁を頂いていたオーケストラですが、
その時にも磐石であたたかいサポートをして下さった皆様との、また違った再会もとっても嬉しくて、
機会をいただけたことに感謝でした
指揮の青木洋也さんは、カウンターテナー歌手でもいらっしゃり、
リハーサル中に素晴らしい歌声を聴けたのも貴重で、
お話をしてみたら、
なんと「桐朋学園大学付属子どものための音楽教室」の、しかも私と同じ「目黒教室」の出身、
先輩だということがわかり、嬉しい偶然でした
横浜シティ合唱団のリハーサルから本番へ向けてのモチベーションと、
演奏に対する発揮度が素晴らしく、
またソリストの皆さまの集中力の持続のさせ方は本当に圧巻。でも合間はとても和やかに楽しそうでした
東京シティフィルはこの一年で、
ヴァイオリンのtutti奏者に桐朋の後輩が相次いで入団するおめでたい出来事が
エキストラやゲストも含めて、
私が大学生のときにオーケストラで一緒に勉強していた先輩や後輩、同級生が6人も!!
他のゲストの方々も、他の音楽祭やこれまでにお世話になった方が多く、
シティフィルの方々はバルトークのことをとてもよく覚えていてくださり、
初めての客演でしたが、のびのびと取り組ませていただきました。。
合唱つきの壮大な作品を勉強した経験はあまりなく、不安もありましたが、
やはり
「何事もやってみないことにはわからない」
のだな、と改めて。
合唱と掛け合う時と、溶け合う時の音色の違い。
ソリストとのフレーズの呼応のさせ方と、様々なテンポに対応できる柔軟性。
オーケストラとの音楽的で和声的な間合いの共有の仕方。
‥‥などなど考えることや実践したことは計り知れず、ここ2ヶ月間に聴いて、見て、勉強した時間を思い出しながら。
同じような編成の、
ハイドンの「天地創造」を9月に聴いたこと。
もう一つの重要な合唱との作品、
ベートーヴェンの「第九」を10月に聴いたこと。
これらは今回へ特別なインスピレーションを与えてくれたと思っていて、それを実際に演奏しながら勉強できる貴重な経験をさせていただきました。
それにしても音数が多くて、メロディは美しくて、和声にも魅了されるのに、
細かいところを覚えこませるのが大変でした
でもいまは脳内「エリア」だらけ(笑)
また是非弾きたい。
第九くらい流行るといいのにな、と密かに思っています
皆さま是非聴いてみてください。
抜粋ですが、小澤征爾先生とベルリンフィル。2009年。
お世話になりました皆さま、
本当に有難うございました。
毎日が体力勝負だったので、大好きなスタバ
期間限定のジンジャーブレッドラテが始まって嬉しい
わたしのカスタマイズは、
ライトシロップ、ノンホイップ、ソイ。
ほんとはパウダー多めにしたいけど、注文多すぎていう勇気がない、という(笑)
今後のコンサート
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