なぜか、数日前に弊ブログの下記記事がいきなり十回ほどアクセスされました
7日間平均10回ほどアクセスされる当ブログですが、
特定の文章がいきなり10回アクセスされるのは一大事件でしたw
上記記事を読み直してみたら、
最後に「ゆとり教育」に関するまた次回議論するって書いてあったので、
また忘れる前に、「ゆとり教育」についての私見を共有したいと思いますw
結論から言うと、私はゆとり教育が成功していたと思っています。
PISAの学力調査で一時日本の順位が下がりましたが、
PISAの学力調査なんて国力としての意味が皆無と私は思っています。
例えば、日本のPISAランキングが常にアメリカより高いです。
ゆとり教育でランキングが落ちていた時でもそうでした。
でも日本の国力がアメリカを上回ると考えている人はいるでしょうか?
では、国力を示せる指標はなにがあるでしょうか?
広く納得される指標として、大まかに下記の四つの指標と考えています:
1.経済的パフォーマンス
2.体育競技のパフォーマンス
3.先端技術・学術的パフォーマンス
4.軍事的パフォーマンス
以上四点のうち、歴史上の問題で軍事的パフォーマンスを除外して分析してみたら、
少なくとも体育の分野でゆとり世代が顕著な成長を見せました。
ほかの項目について、ゆとり世代は今30代前後なので、
先端技術・学術的パフォーマンスに対するインパクトはまだ見えない時期ですが、
経済的パフォーマンスについては議論できる余地があると思います。
10年ほど前に、ゆとり世代が職場に入ると全く使えないとの新聞記事がいっぱいありました。
しかし、この10年間の経済指標を見たら、
20,30年前のトレンドとそこまで変わらないというのはわかると思います。
なので、経済的パフォーマンスに対しては少なくとも「悪影響がない」といえるでしょう。
逆に、「打たれ弱い」と言われたゆとり世代が社会人になってから、
日本の全体の自殺率がだいぶ下がりましたw
このデータから見ると、
逆にゆとり世代のストレス耐性はひとつ前の世代と比べてだいぶ強くなりましたねw
単純に、ゆとり世代のストレス耐性は会社に捧げたではなく、
自分のために日本社会の理不尽な労働環境の対抗に捧げたと見えます。
理不尽な労働環境と戦いながら、経済的パフォーマンスを維持してきて、
かつ体育競技のパフォーマンスを大幅に成長させたゆとり世代は、
個人的には教育の成功の証と見えますw
弊ブログの前回の「個人より集団」文化がもたらす教育・社経問題の記事でも書いたとおり、
日本の社会環境をさらに良くするためには、
「個人」を重視する教育を推進する必要があると私は考えています。
今回いろんなデータを出しながら、
「学校教育」の比重を減らして、
「家庭教育」に復帰した「ゆとり教育」は実は成功していたと論述しました。
私の「家庭教育は学校教育より大事」な観点も下記文章から参照できます:
現在日本は「脱ゆとり教育」を進んでいて、「学校教育」の比重をさらに増やしましたが、
教育方法が前と比べて変わったように見えて(上記「小学生教育問題」の文章をご参照ください)、
「英語」、「プログラミング」などより実用的な科目も追加しましたので、
これからの世代にどう影響するかまだ定めではないですが、
個人的には悪い方向には進んでいないと考えています。
あとは「試験中心」の「社会教育観念」をどう打破するか一番大きな課題と考えています。
なぜ「試験中心」の教育制度が問題点については、
今度「試験中心の教育制度はAI世代と相容れぬ」の記事で詳しく議論したいと思います。