みなさん、こんにちは!
簿記の教室メイプルのみなみです。
週末なので、勉強の話を離れた話題です。
数日前に、三浦しをんさんの「舟を編む」を読み終わりました。
本屋大賞を受賞した有名な作品ですが、本そのものを読むのは今回がはじめてでした。
こんな有名な本を読むのが今になった理由は、10年ほど前に「舟を編む」の映画を先に見てしまったからです。
松田龍平さんと宮崎あおいさんが出演されていて、ストーリーのみならず、お二人の好演もあってとても良い映画であった印象が強く、いつか原作も読んでみようと思っていたのですが、ついつい後回しになっていた次第です。
今回、次男が夏休みの読書感想文を書くために購入していたので、私も拝借してようやく読めた次第です。
私もわずかではありますが、本を出版させてもらっていますので、本1冊作り上げることの大変さは良く理解しているのですが、それが辞書となると何百倍、何千倍も大変な作業であることが良くわかり、その作業量や細かさに天文学的な驚きを感じました。
それと同時に、1つ1つの言葉の持つ力などにも強く心を惹かれました。
そして、1つの言葉が持つ本来の姿を理路整然と辞書に収納していくこと、とても美しいと思いました。
主人公をはじめとして、多くの人々が辞書作りに生涯をかけるわけですが、大変であるとともに、1つのことに打ち込むことが出来る幸せみたいなものも感じることが出来ました。また登場人物それぞれの辞書作りにかける想いも、良く伝わってきました。
三浦しをんさんの文章も大変読みやすく、本作以外の著書も読んでみたいと思いました。
まだ読んだことのない方には、大変おススメの1冊です。
また、本を読んだことがある方はたくさんいらっしゃると思いますので、すでに読んでいる方には、ぜひ、映画のほうもご覧になって頂きたいです。まじめさん役の松田さん、かぐやさん役の宮崎さんが、本のイメージとぴったりで、書籍同様、十分に楽しみると思います。
それでは、今回はこの辺で、失礼させて頂きます。