病院などで用いられる問診。
誰しも用紙に記入したり尋ねられたりの経験があると思います。
僕が持っている資格である理学療法の養成学校でも必ず学びます。
実習でだってまず問診という課題が課されます。
(実習では問診だけでめちゃダメ出しを受けるのです)
問診は基本中の基本。
基本とはそれだけ重要であるということを意味します。
スポーツ選手のパフォーマンスアップをサポートする際も同じく、トレーニング指導を始める前に必ず問診を行います。
毎回、必ずです。
今回は、問診の基礎と、その上に乗っかるスポーツ特有の問診ポイントをご紹介します。
だいたいこんな感じで落ち着いて座って行います。
外国人相手だって同じ。
問診が重要なんて、そもそも当たり前のことですね。
同じ選手でも、心身の状態は毎回必ず違うし、課題だって変わります。
的確なトレーニングを選択し、選手の問題をクリアするためには絶対に欠かすことができないものですし、問診の質はその指導全てに影響を与えます。
まず、基礎から。
年齢や身長体重、もしあれば基礎疾患、社会的なバックグラウンド、家族構成は言うまでもなく必須です。
家族構成は、選手のメンタリティにものすごく影響を与えます。
例えば姉がいない長男であれば責任感が強く、自分を追い込みやすい思考になりやすく、プレッシャーのかかる競技生活において弱音を誰にも吐けずにストレスをためやすいことが推察されます。
万が一、父親がいない家庭であればその傾向はさらに増長されます。
それらに加えて、以下のポイントも基礎として押さえます。
▶︎問診ポイント
・身体の状態
・プレー状態
→プレーできていても違和感を持ちながらのケース多し。
→メンタル面も含めてチェックする。
→理不尽な状況や監督・コーチの方針に納得していなければストレス状態にあり胸椎や胸骨、お腹が硬くなっていることが想定される。
・食欲、睡眠状態、水分摂取量
→問題がありそうならば、体質チェックも行う。
参照:https://ameblo.jp/bodysync/entry-12436115147.html
*東洋の栄養学を基にしたサポートシステムも準備しています。
お問い合わせ→https://jarta.jp/contact/
・女子選手であれば月経の状態
参照:https://jarta.jp/conditioning/5001/
初回は以下も必ず。
・怪我のヒストリー
→時期、部位、発生のきっかけ
・競技歴(他の競技をやっていたかも含めて)
・ポジションの推移(ずっとピッチャーだったのかなど)
この辺までを問診の基礎とします。
▶︎基礎ではなけれど指導の質を高めるには不可欠なもの
・今の課題
・どうなったらその課題がクリアできると考えているのか
・今どのような方法でそれに取り組んでいるのか
→これらはトレーニングの方針を立て、選択するために必要となる。
→選手が自分で考えて取り組んできたことをむやみに否定しないための前提にもなる。
・なぜ僕の指導を受けようと考えたのか
→選手が自分に対してどんなニーズを持っているのかを把握。課題とどのように繋げたのかが重要。
→上記同様、課題に対する選手の思考を知ることにつながる。
・モデル、参考にしている選手
→選手の動作イメージ、目指しているパフォーマンスベクトルの参考になる。
→選手の言葉は抽象的なことが多いため、モデルはイメージの共有のために重要。
参照:https://ameblo.jp/bodysync/entry-11951338920.html
そして問診とは違うと思われるかもしれませんが、僕にとって下記も問診項目に入ります。
・会ってからのすべての姿勢や動きや呼吸、表情、声、話す速さ。
→無意識に出るこれらのファクターは、選手の動作パターンが現れやすい。意識的な動きと無意識的な動きの両方の評価が重要。
→声は体幹の状態や精神状態が推測できる。
・話の構成パターン
→どんな流れで自分の話をするのか。結論から話すのか、プロセスを順に丁寧に話すのか。それによって、相手の理解しやすい話の構成がわかる。前者には結論から、後者にはプロセスを順の方が伝わりやすい。
このような問診を必ずやります。
ただし問診はあくまでその選手、その日のトレーニングの「前提条件」を構築するためのもの。
問診が目的になってはいけません。
なんのためにそれを尋ねるのか、何に活かすためにそれを尋ねるのか。
それがなければ単なる質問になってしまいます。
少しでも参考になれば嬉しいです。
全てはパフォーマンスアップのために。
中野 崇
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https://ameblo.jp/bodysync/entry-12452177179.html
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