ずいぶんと秋が深まってきましたね。

近所の公園のイチョウ並木もすごくきれいです。







スポーツ選手のパフォーマンスに関わるみなさん、JARTA認定トレーナーのみなさん。





ご自分が関わっている(担当している)選手がやっている競技における「トッププレイヤー」の名前を言えますか?





その選手の競技特性や動きについては選手や指導者に解説できますか?

その選手に指導する機会がもし訪れたら実際何をしますか?






今日僕がお伝えしたいのは、非常にシンプルなことです。

「自分が関わる選手の競技のトッププレイヤーについて熟知する」


これです。





自分が実際に競技者としてやっていたスポーツなら当然知っていますよね。

ただ、我々のようなトレーナーという立場だと、必ずしも詳しく知っている競技をやっている選手とばかり関われるとは限りません。

まったく詳しくない、ルールさえもほとんど知らないような競技と関わることは当然出てきます。

僕の場合は大学まで野球一筋だったので、野球の一流選手はメジャーリーガー含めてかなり詳しく知っていました。

しかし、それこそサッカー、相撲、ラグビーなどはそれぞれトッププレイヤーなんて全然知りませんでした。

ルールはさすがにそれなりには知っていましたが…笑






「担当したその選手の動きが十分わかればいいのでは??」

という意見が出てきそうですが、僕はそうは思いません。


なぜなら、僕がやりたいことは、パフォーマンスアップ

※ケガからの復帰も含めて。






ということは、パフォーマンスをアップしていく「ベクトル」が必要なのです。
方向性ってやつです。

闇雲に筋力をつけたり、柔軟性を増そうとしたりすることは、「限られた競技人生における時間と努力の浪費」というリスクになり得ます。






「身体の使い方」などの動き作りも同様です。

最終的にどのような動きを身につける必要があるのか。

その「ベクトル上」に、全ての動き作りが展開している必要があるのです。


JARTAでは、全ての競技に必要な、全ての競技に通づる「ハイパフォーマンスの前提条件」を整える必要性を説いていますが、ここで
も同様に最終的にどのようなパフォーマンスを身につけるのかが見えていないと、話にならないのです。



自分が選手や指導者だったら、と考えてみて下さい。

トレーニングを提供、指導する人が、その競技のトッププレイヤーについて詳しくなかったらどう思いますか?




「僕らがどんな能力を獲得していく必要があるか、ほんとにわかってます?」ってなりませんか?






僕が選手や指導者なら、パフォーマンスアップをうたっているのにトッププレイヤーについて詳しくないトレーナーは信頼しません。

パフォーマンスアップの方向性が見えていないってことですから。






要するに何が言いたいのかというと、自分の関わる競技におけるトッププレイヤーについては、まずしっかり分析しておきましょうということです。

これはその選手の「憧れの選手」に対しても同様です。




こんなに食いついてサッカーを見ている子どもに関わったとします。
例えば子ども選手に指導するとき、彼が憧れている選手のことをめっちゃ知っているのと全然知らないのと、どちらがハートを鷲掴みできそうですか?
JARTAイタリア研修2014|ミラノ





ちなみに僕はトッププレイヤーのプレイをビデオで録画し、それをスロー再生してスマホで動画として保存し、選手に見せながらディスカッションしたりしています。

結構泥臭いことやってます笑

先日はそれをやっていてクリスチャーノ・ロナウド選手について新しい発見をしました。

気になる方は、僕の主催するJARTA講習会で僕にお尋ね下さい。






こちらが講習会情報などが掲載されているJARTAのオフィシャルホームページです。

最近リニューアルしたので、まだご覧になられていない方は、ぜひ。

JARTAオフィシャルサイト









JARTA

中野 崇