こんにちは。
スポーツトレーナー協会JARTA代表の中野崇です。
今日はプロ野球のドラフト会議ですね。
いろんな話題やストーリー、戦略の話が出てきて、会議自体がとても面白いです。
プロ野球選手になることを夢見て、人生かけて野球に打ち込み、「絶対にプロになって活躍するんだ」という強い気持ちを持った、そんな選手たちが今後のプロ野球を支えていくのだなと感じるイベントです。
けれど、当たり前ですがプロ選手にはそう簡単にはなれません。
今回はそんなお話。
このブログを読んでくださっている方の中には、プロを目指している選手、プロを目指す選手を育成する立場にある方やそうなりたい方、そしてすでにプロで戦っている選手など、いろんな立場の方がいらっしゃいます。
プロの選手になりたいからって、「プロになります!」と宣言するだけではなれません。
必ず、採用側つまりプロチーム側からオファーがないとプロ選手にはなれません。
プロ野球であれば、スカウトの目に止まらなければ、そしてそれを球団側が認めなければドラフトで指名されることはありません。
他の競技でも多かれ少なかれこの構図です。
ということは、スカウトがどんな視点で選手を評価しているのかを知っておくことは、プロを目指していくための戦略を立てる上では非常に重要なはず。
例えばプロ野球のスカウトがどのような視点で選手を評価しているか、ご存知ですか?
プロ野球チームの中だと、ドラフト指名した選手が活躍する、つまりドラフト成功率が非常に高くて有名なのが広島カープ。
ちょっと前であれば金本知憲選手や前田智徳選手、最近であれば田中広輔選手や菊池涼介選手、そして”神ってる”鈴木誠也選手。
彼らは、ドラフトで指名されて大きく伸びて一線級の選手に成長しました。
*先日発表した田中広輔選手の分析記事→コチラ。
そして今年であれば多数の球団が重複指名しそうなドラフトの目玉、清宮選手の指名から早々に撤退を表明したことでも話題になりました。
そんな広島東洋カープのスカウトの視点が書かれた記事がコチラ(広島のドラフト戦略3ケ条)。
野球関係以外の方にもめちゃ参考になると思います。
この記事はプロを目指すあらゆる選手やそれを支える立場にある方に読んでもらいたいです。
特に広島オリジナルその2の部分。
スカウトの方は決してその競技の上手さだけを見ているわけではないし、その選手の伸びシロを決めるのが競技以外の部分にあることを十分に理解していることがよくわかります。
そして身体能力としてだけでなく、野球に取り組む姿勢すらも「走り」に走りに集約されているということも書かれています。
実際、スカウトの方と話をすると、(バリバリ即戦力の選手は別として)入団後に「どれだけ伸びるか」が大きな評価指標であることは明確です。
ではスカウトはその伸びシロをどの部分に見てとるか。
それが例えばベンチに戻る時のジョギングだったり、凡打を打った時やエラーをした時の振る舞いだったりするのです。
野球に限らず、スポーツをやっているとたくさんの理不尽に出会います。
その理不尽を誰かや何かのせいにしてふてくされる選手と、自分の成長に繋げられる選手、どちらが伸びるでしょうか。
一流選手と関わると感じることですが、野球がうまいだけでは決してプロでは活躍できません。
自分の力が及ばない状況や出来事とどうやって向き合うのか、それをどうやって成長に繋げるのかは、非常に重要な能力です。
理不尽、、例えば怪我とか、スタメン落ちとか、チャンスがもらえないとかです。
→そのような時に一流選手が実際どのように思考するのかを書きました
お読みいただき、ありがとうございました。
全てはパフォーマンスアップのために。
中野 崇
追伸
もちろん、「プロになること」が目的になってしまっては本末転倒です。
プロになって何がしたいのか、何を成し遂げたいのかを明確にしながら、または真剣に考えながら目指すことが必要なのは言うまでもありません。
JARTAのトレーニング指導をご希望の方は下記から(初回半額です)。
JARTAのオフィシャルLINE@
最速でブログの更新情報を配信しています。