ツレが鬱になりまして | ALSの元ビルダー リバース目指す奮闘記

ALSの元ビルダー リバース目指す奮闘記

2022年6月ALSの確定診断を受ける。
50歳までボディビルをしていたスポーツ大好き人間。
いろんな手法でこの疾患をリバース(停止でなく反転)させるべく奮闘中です。
時々変な方言だと感じた方、広島弁です。
なるべく前向きな記事を心がけています。



とうとう妻が鬱に



なるわけないよねー



なんぼ難病かかえててオヤジ臭がして、大小便を漏らすようなちょっと男前の旦那がいるくらいでは、ならないだろう。


それどころか鬱になりたくてもなれない、心臓に毛が生えている鉄のようなメンタルだからなー



ツレというのは、新年度からバイト君から正社員に昇格したツレ君のことだ。



5月に入って覇気がなくなり、


困ったことはないか?


と、優しい声をかけていたのだが。



5月病かな?


と呑気に構えていたら、ある日突然心療内科の診断書を突きつけてくるではないか



傷病名 うつ状態

2024年○月からの精神的な緊張の持続と身体的な疲労、および睡眠不足により、うつ状態に至ったと考えられる

1ヶ月間の休業を要する



鬱病ではなく、うつ状態が正式名称なのか?


本人の言葉をそのまま診断書にするのが心療内科医なのか?


しかも汚い字で。



ツレ君、処方された薬を飲んでいるとのことで、更に覇気はゼロ、どころかマイナスオーラが見える人には絶対に見えるだろうというくらい、目が死んでいた。



1ヶ月後に戻っては来れないだろうし、戻る気も無さそう、というか本人の希望で辞めたいとのことだったので、その場で帰宅をさせて退職となった。



もちろん、彼が今後も気兼ねなく治療に専念できるように、思いつく限りの言葉で送り出したのは言うまでもない。


もし、何年かして帰って来る気があったらいつでも待っとるよと。



ツレ君は大事に育てよう


みんなでそう話しながら育ててきただけに、虚しさだけが残るが仕方ない。



人の病気ばかりを心配してるほど、わたしに余裕がある訳でもない。



そもそも、ALSでもない人が思い当たる症状を片っ端から検索しては、間違いないと思い込み、さらに擬似症状を悪化させる


これも鬱のように心療内科の領域になるという。



わたしの場合、擬似ではなくガチ勢だ。


今思えば、確定当初はツレ君化しそうな精神状態だったが、なんとか今はリバーサルマラソンを続けられている。


フルマラソンのように、残り何キロとか分かるのならいいが、ゴールの見えない勝負はまだまだ続く。


レースをサポートしてくれている全ての人に感謝をしながら。



これからもよろしく頼むで〜