とうとう妻が鬱に
なるわけないよねー
なんぼ難病かかえててオヤジ臭がして、大小便を漏らすようなちょっと男前の旦那がいるくらいでは、ならないだろう。
それどころか鬱になりたくてもなれない、心臓に毛が生えている鉄のようなメンタルだからなー
ツレというのは、新年度からバイト君から正社員に昇格したツレ君のことだ。
5月に入って覇気がなくなり、
困ったことはないか?
と、優しい声をかけていたのだが。
5月病かな?
と呑気に構えていたら、ある日突然心療内科の診断書を突きつけてくるではないか
傷病名 うつ状態
2024年○月からの精神的な緊張の持続と身体的な疲労、および睡眠不足により、うつ状態に至ったと考えられる
1ヶ月間の休業を要する
鬱病ではなく、うつ状態が正式名称なのか?
本人の言葉をそのまま診断書にするのが心療内科医なのか?
しかも汚い字で。
ツレ君、処方された薬を飲んでいるとのことで、更に覇気はゼロ、どころかマイナスオーラが見える人には絶対に見えるだろうというくらい、目が死んでいた。
1ヶ月後に戻っては来れないだろうし、戻る気も無さそう、というか本人の希望で辞めたいとのことだったので、その場で帰宅をさせて退職となった。
もちろん、彼が今後も気兼ねなく治療に専念できるように、思いつく限りの言葉で送り出したのは言うまでもない。
もし、何年かして帰って来る気があったらいつでも待っとるよと。
ツレ君は大事に育てよう
みんなでそう話しながら育ててきただけに、虚しさだけが残るが仕方ない。
人の病気ばかりを心配してるほど、わたしに余裕がある訳でもない。
そもそも、ALSでもない人が思い当たる症状を片っ端から検索しては、間違いないと思い込み、さらに擬似症状を悪化させる
これも鬱のように心療内科の領域になるという。
わたしの場合、擬似ではなくガチ勢だ。
今思えば、確定当初はツレ君化しそうな精神状態だったが、なんとか今はリバーサルマラソンを続けられている。
フルマラソンのように、残り何キロとか分かるのならいいが、ゴールの見えない勝負はまだまだ続く。
レースをサポートしてくれている全ての人に感謝をしながら。
これからもよろしく頼むで〜