不幸中の幸い | ALSの元ビルダー リバース目指す奮闘記

ALSの元ビルダー リバース目指す奮闘記

2022年6月ALSの確定診断を受ける。
50歳までボディビルをしていたスポーツ大好き人間。
いろんな手法でこの疾患をリバース(停止でなく反転)させるべく奮闘中です。
時々変な方言だと感じた方、広島弁です。
なるべく前向きな記事を心がけています。






また新宿に来た。


毎週来ると言ったら来る。


男の約束だ。


いうて、予約してるのだから来るのは当たり前か。



今回は飛行機で来たぞ。


やはり早くていい。


新幹線は下からの富士山が見えたが、飛行機からは千葉マリンスタジアムやディズニーシーが上から見えるから、テンションも上がる。   


行ったことないけど。


富士山は手前にローソンが一緒に映っていなくても十分どこから見ても美しい。


いや、ないほうが自然ぽくていい。


登ったことないけど。



新宿でわたしのような疾患の人がこぞって来る治療院。


近い将来、メディアで取り上げられる日が来るのではないかと思うくらい。


今日もオーナーと、隣の治療台でうつ伏せになってた同じALSの同志(NORTH KOREAのような呼び方だが)の人と喋り倒してたくせに、ブログに載せる許可を貰うのを忘れてしまった。


忘れたというより、わたしのつたない文章で治療院の逆広告になりはしないか?と思われて拒否をされるのが怖かっただけだが。


妻のサラサラツヤツヤの頭に白髪を見つけた時と同じくらい、話すのを躊躇する。


逆に妻が髪型を変えた時には、すかさず気付いてあげないといけない。


実際には気づかぬほど、たかだか前髪5ミリの変化の時のようにビミョーな変化なのだが、確か今日は美容院に行くとか言ってたなー、という感じで覚えておけば間違いない。


逆に妻はわたしの白い鼻毛が一本覗いているだけで、


直ちに抜けーい

 

と間髪を入れずの指摘だ。



話がそれまくっているが、新宿の治療院で察して欲しい。


ALSや筋ジス患者への考察とアプローチの一端を書かれているブログの治療院だと言えば分かるかなー。


どう見てもこのおっさんGGじゃろうという動画も出てたりするし。



それでなんか勘違いされてそことは違う所に


わたしも予約しました!


と言って来られる方がチラホラ。



今一度ご確認を。



ALS、個人差で発現箇所が違ったり、超高速であったり快速であったり、超低速であったりするが、最終的には悲劇的で絶望的な終末に進んでいく疾患。



並のメンタルでは居られない疾患だが、


奇跡のように進行が遅いですね

治る感じがしますね

今までにない施術の反応と経過ですよ



こんな有難い言葉を複数の方からいただいている。


あんたー、絶対に治るんじゃけえ


という妻の呪文も含めて。



こんな疾患にかかっていながら、本当に不幸中の幸い。


ただ、進行の早い方は寝ても暮れてもとんでもない不安と恐怖の真っ最中なのだ。



同志の方たちがなんとか、まずは進行さえ止められればと願っています。


なので手放しで喜んだり希望をもつのも躊躇している。



ワシが出来ることだけはやり遂げる、これだけは譲れんがの。