私は、ただただ意固地で古いんだと思うのだけれど、お正月に慈姑(クワイ)を食べないと、1年芽が出ないような気がしていて、年末になると慈姑(クワイ)を絶対に買うのです。
そして、クワイの芽(とんがっているところ)を折らないように、神経を使い、真剣に皮をむいて、クワイの煮物を作る。
そこまで『験(げん)』担いでも、私の人生において、芽がでたような実感はまったくないのですが。(力を入れるポイントが間違っている、という気もするのですが。)
慈姑(クワイ)のかすかな苦味、ジャガイモに銀杏の苦味と竹の子のコリコリ感を少し混ぜたような味と食感が大好きで、中国みたいに、慈姑(クワイ)をお正月以外にも食べたいなあ~、なんで売ってないんだろう?と思っていました。
慈姑(クワイ)は▼こんな感じ。
すんごい小粒。『くわい こつぶちゃん』という名前。
芽が折れないように皮を剥くとなると、まず心が折れちゃって、今後の人生、芽が出そうにないわ。
フタの裏の説明によると、洗って乾かして、まるのまま『空(から)揚げ』とありました。
ですよねえ~。
しかし、深めの油の中で揚げる、英語でdeep fryするのも、油がたくさん必要だし、メンドクサイ。
で、ナマグサモノが作ったのが、▼コレ。
中華なべに近い少し深めのフライパンに、オリーブオイル大匙1杯+まるのままの唐辛子6本ぐらいを投入して、まるごと小粒慈姑(クワイ)をいれて、フタをしてゆすりながら、中火に近い弱火で加熱。
すると、非常に面白いことに、しばらくすると、丸ごと唐辛子の中の空気が膨張して、唐辛子がフタとフライパンの間で大爆発を起こします。(フタをしていないと危険。唐辛子がどこに飛んでいくか、わかりません。)
その爆発のエネルギーにより、慈姑に油がいい感じに飛び移り、唐辛子の辛味と香りが満遍なく絡み、オイシイ慈姑(クワイ)の揚げ焼きが完成するわけなのです。(辛いのが苦手な方にはNGかと思いますが。)
慈姑(クワイ)に、ほぼ火が通り、唐辛子爆発が沈静化(唐辛子内部の空気が放出され、圧力が低下した)段階で、ゆでピーナッツ、ゆで黒豆、セロリ等を加えて、再度短時間加熱。お皿に盛って、最後に軽く塩をふって、ハーブの葉っぱ等をあしらって、食べました。
全体的に唐辛子の辛さをまとった、皮の表面がカリっと、中がホクっと、オイシイ慈姑(クワイ)の温サラダ。豆やセロリとの相性もいい感じ。
皮や芽の、栄養成分は、知りませんが、皮がついていた方が、糖質少なめ、食物繊維多めな気分で、なによりも、慈姑(クワイ)の芽が健在で、縁起もよさそうな気がします。
生産者さんの回し者じゃないですが、丸ごと慈姑料理は、お手軽でおいしいし、酒の肴にもなるし、お勧めです。(普通にカラアゲ、丸ごと揚げをしても、当然オイシイはず。)
エネルギー保存の法則?
いかなる爆発のエネルギーも、安全に、負傷者や有害物質を出さない限りにおいて、有効活用したいものです。コントロールができない爆発は、ノーノー、ダメダメよ。





