【2023さが桜マラソン】後悔と葛藤の41キロ(その8) | 仮装ランナー★ボバランナー

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仮装ラン&ファンランで、人間ウォッチングするミッションを遂行!

ウォーキングデッドと化しつつも、

最終関門までもうあと少し!

 

その距離推定20メートルかそこら・・

だったような?

 

もう絶対突破出来た!

 

と思った時、

 

聞こえてきたのは、

 

 

10・9・8・7・6

 

ロープを持ったスタッフが待ち構える!

 

5・4

 

ちょっと待った!

 

さん

 

 

いち!

 

「関門閉鎖で~す」

 

「ストップしてくださ~い」

 

なんとほんの数メートル先で、

ロープが張られる・・

 

その距離推定3メートル!

 

その時の様子は、

 

 

ロープが移動している隙間に飛び込んで倒れる人、

 

目の前で張られたロープをつかんで倒れる人、

 

その場に座り込む人、

 

その場に立ちすくむ人、

 

天を仰ぐ人、

 

頭を抱えている人、

 

かろうじてロープの向こう側に飛び込んだものの、

動けなくなって座り込み、

スタッフから心配されている人、

 

 

あと、3秒いや2秒あれば・・

 

自分自身も呆然としながらも、

ある意味凄い光景を目撃して、

 

これはなかなか貴重な体験ができたと、

一種の満足感を覚えたほど。

ところでタイムに16と言う数字が写っているのが、

お分かりになると思います。

 

最終関門の制限時間は、

3時14分でした。

 

つまり残り16分で1.6キロという事でした。

(正確には40.6キロ関門)

 

突破していたら、ゴールにギリギリ滑り込めたか・・

 

写真は、それから2分ほど経った時の様子です。

 

まだ立てずにいる人や、

たった今ここにたどり着いた人、

 

まだあきらめきれない様子で、

ロープの先を見ている人、

 

そしてあの恐竜もいます。

 

右の方に、

恐竜の着ぐるみから頭を出している人がいるのが、

おわかりになるでしょうか。

 

突破まで1秒足りなかった・・

 

何もここに関門を作らなくても・・

 

しかしこの先は国道34号線という幹線道路です。

 

少しでも早く規制を解除するため、

ここに関門を作ったのでしょう。

 

気持ちが静まってきて思ったことは、

 

しまった!

 

最後のエイドの

 

ミニブラックモンブランが食べられなかった!

 

でしたw

ふと後ろを見ると、

ライガー仮装のヘル兄さんがいました。

 

やはり走れなくなっていたようです。

 

途中追い付こうしても、

なかなか追い付けないくらい、

 

歩くのが速かったから、

もしかしたら速歩で完走出来るのかも?

 

とか思っていましたが、

厳しかったようです。

 

聞けば、途中転倒してから、

膝が痛くて走れなくなったとの事。

 

多くは語らなくても、

悔しさが伝わってきます。

 

しばらくすると、回収バスがやってきたので、

ヘル兄さんと最後尾へ座ります。

2019年のNAHAマラソン以来、

またヘル兄さんとバスに乗る事になるとは・・

 

二度ある事は三度ある・・

 

という事なのか?

 

いやいやそんな不吉なことを言ってはいけません。

 

でももしかしたら・・

 

そうヘル兄さんも、

今年のNAHAマラソンとの対決があるからです。

 

あれは本当にキビシイわw

仮装ランナーには特に厳しい条件が揃っています。

 

ヘル兄さんもライガーマスクに、

被り水が内部に流れるような改良を施したりと、

これまでの経験から暑さ対策をしています。

 

ウェアの方は、強度のあるビニール製のようですが、

暑さには厳しいように思えます。

 

話を聞いていると、

ヘル兄さんはこの仮装に思い入れがあって、

どうしてもこのままでやりたいようです。

 

(知り合いの人から?)

この仮装でやり続けた方がいいとも、

言われたそうです。

 

コダワリを持つことは、大切です。

 

仮装ランナーなんて、

ある意味コダワリが全てと言ってもいいくらいです。

 

まったくの余計なお世話かもしれませんが、

 

しかしここは、

 

NAHAマラソンと対決するための

専用ウェアを着用するライガー

 

というような設定をして、

大胆なアレンジをするのはどうかとも思いました。

(安全第一でもあるのでw)

 

ヘル兄さんと、2度バスに乗ったというのも、

何かの縁です。

 

ぜひ3度目も・・・

 

と言うのは冗談で、

 

ぜひNAHAマラソンを一緒に攻略できればと思っています。

 

バスを降り、ヘル兄さんは迎えに来ていた仲間の元へ行きます。

次は、NAHAマラソンで会いましょう。

 

この後、休憩所のベンチに座ると、

急激に脚が痛くなってきました。

 

うっ血しているように腫れていて心配になるほどです。

 

やっぱり無理せずに吉野ケ里でやめておけば良かったとか、

あと3秒が頑張れなかったのか・・

この状態でよく最終関門まで来れたな・・

 

などいろいろと思いを巡らせながら、

1時間ほど動けずにいました。

 

なんとか更衣室で着替えて、

ちょっと離れた駐車場まで、

さらに1時間くらいかけて歩いて、

なんとか帰りました。

 

翌日もこの状態だったら、

病院に行かないとマズいかも?

 

などと思っていたら幸い腫れは引いて、

痛みも治まって来たので一安心です。

これは残念賞?

としてもらったタオルです。

 

フィニッシャータオルよりもレア

 

ではないでしょうかw

 

それにしても、練習不足だったとしても、

あの脚の腫れ方は今までに無く、

実は本当に怖かったです。

 

今年は水戸黄門漫遊マラソンにエントリー、

NAHAマラソンにもエントリー予定なので、

 

割とモチベーションが上がっています。

 

現在練習できるほど回復はしていますが、

これまでにも暑さ寒さで危険を感じたり、

実際ヤバかった事もあるので、

 

仮装に対するコダワリは維持しつつ、

安全第一で楽しもうと思っています。