【2023さが桜マラソン】後悔と葛藤の41キロ(その4) | 仮装ランナー★ボバランナー

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仮装ラン&ファンランで、人間ウォッチングするミッションを遂行!

つづきです。

 

今回は使える写真が少ないので、

どうしても(仕方なく)、

一人一人の解説が長くなってしまいますw

 

向こうに見えるのは、30キロ付近の折り返しです。

ここからまだ10数キロ先なのでまだまだ先です。

 

今回はこの折り返しまでは無理か・・

そんな事を思って通過した

その先で目に留まったのが・・

 

●仮装ランナー!

 

これは、

 

赤ずきんチャチャ

 

でしょうか。
 

 

イマイチ確証がないですが、
たぶんこれですね。
 
と言いつつホントにそうでしょうかw

 

もしかしたら、日焼け対策で、

たまたまこのような頭巾?を、

被っていたのかもしれません。

 

とにかく肌の露出が無いように気を配っています。

 

顔も大きなマスクで覆われていたと思います。

 

大き目のポーチに、

お守りが下がっているのにも注目!

 

●後方のランナー!

 

この人を見た時、

思い浮かんだのが、

 

80年代ヤンキー

みなさんは、”竹の子族”を覚えて

(知って)いますか?

 

原宿のホコ天などという言葉自体、

死語と化していますが、

そこで踊っていた連中です。

 

ちなみに竹の子族の”竹の子”と言うのは、

原宿にあったという、

ブティック竹の子”竹の子”で、

 

そこで売られていた衣装を着ていた事から、

”竹の子族”と呼ばれるようになったそうです。

 

それはともかく、

 

この人の衣装といい、

背中の”LOVE”といい、

 

この竹の子族的80年代センスに思えます。

 

ちらっと見たところ、

この人はおそらく20代でヤンキーっぽい顔立ち

(すいません個人の主観です)だったのですが、

当然80年代文化を体験した世代ではないはずです。

 

最近SNSで昭和レトロが流行っていることもあり、

興味を持ったのでしょうか。

 

大会で敢えてこれを着ているとしたら、

この人も仮装ランナーの一種と

言えるのかもしれません。

 

しかしこのタイプの人が、

なぜマラソンなどに興味を持ったのか?

 

それも不思議と言えば不思議です。

 

じゃあなんでお前は

マラソンなんかに興味を持ったんだ!

 

と言われれば、

やっぱり不思議ですとしか言えませんが。

エッフェル塔があるエイドに到着。

 

前にいる人の背中に

ゼッケンのような物が付いています。

なんとフル以上173回目のトライ!

 

あの川内優輝選手が、

たしか123回か124回目らしいので、

それより50回も多いです。

 

年平均10回でも17年以上かかりますね。

これをやり続けるモチベーションと、

体力を維持し続けている事が凄い。

このエイドの前には、

馬場ボデーという自動車修理工場があり、

そこの名物社長が、毎回応援してくれます。

このエッフェル塔は、

社長の馬場さんが趣味で建てられた物で、

佐賀の名所?の一つにもなっています。

馬場社長の、いつものマイクパフォーマンスです。

延々とランナーを鼓舞し続けています。

 

馬場さんは、佐賀のダビンチと呼ばれるほど

多彩な才能の持ち主です。

 

永遠のゼロにも登場した、

レプリカゼロ戦を作ったのも馬場さんです。

 

などと、毎回書いています。

馬場ボデーの先を左に曲がってしばらくすると、

元気のいいおばちゃん達が応援が応援しています。

 

これは”佐賀にわか”のおばちゃんです。

 

”佐賀にわか”とは、

佐賀弁で演じられる大衆喜劇の事です。

 

「80のおばちゃんだよ~」

 

みたいな事を言っていました。

 

●仮装ランナー!

 

さかなクン

 

ウェアの上から白衣をはおり、

キャップ被ってメガネをかけるという、

割と簡素な仮装の割には、

 

誰でもわかるのがいいですね。

 

顔も結構さかなクンに似ていたような?

20キロ地点です。

 

正直時間などどうでもよくて、

早く吉野ケ里へ行って、

終わりたい気持ちしかありませんでした。

 

あのジャックスパロウと亀が歩いていますが、

亀は、ニンジャタートルズでしょうか。

この二人は知り合いのようで、

 

実際は、

かなりの余裕を見せて楽しんでいました。

 

ここは吉野ケ里から戻ってくる人たちとの

スライド区間でもあります。

 

その中に、あの仮装ランナーを発見!

ミニーちゃん!

 

今回もいたのか。

 

この人は、

毎回この大きなミニーちゃんの被り物を被って、

各地の大会に出ています。

 

この間ブランクがあったのに、

まだやり続けていたのか。

 

あの被り物もそうですが、

あの大きな手袋も暑くなってくると、

かなりの負担になるハズ。

 

薄い手袋でさえ、

何度も脱ぎ捨てたからよくわかります。

 

あのミニーちゃんも頑張っているのだから、

吉野ケ里でやめたくはないが・・・

 

この脚の脛の張り具合じゃやむを得ない・・

そう思っていましたが・・

そして吉野ケ里歴史公園の入り口に到着です。

なんとか吉野ケ里まで来れた。

やっとやめられる。

吉野ケ里と言っても、

コースは西の広場を一周という設定で、

遺跡エリア内には入りません。

 

一部でも遺跡エリア内を通過できれば、

尚、楽しめるコースになりそうですが、

やっぱり無理でしょうか。

この中は、もう歩きです。

ここで終わると思うと気が楽になって、

脚の痛さも引いていくような気がするほどでした。

吉野ケ里の大エイドに到着。

水を飲み、

地元の名産品である、

神崎そうめんをいただきます。

美味いので2ついただきました。

袋に入った丸ボーロと、

イチゴもあったハズですが、

食べなかったせいか、撮り忘れてました。

 

しばらく座って休憩して、

関門へ行ってみると・・

 

もう時間切れになっていると思っていたら、

まだ12分くらい時間が余っていて、

「まだ時間があるから間に合うよ~」

 

などと声を掛けられ、

なんとなくリタイア宣言するのを

ためらっていると・・

 

 

あの嬉野のレジェンドが近くにいて、

 

かなりキツそうな雰囲気ながら、

まだあきらめずに続けようとしている姿を

目撃してしまい、

 

リタイアを撤回!

 

あの人が続けるなら、

せめて時間切れになるまで前に進もう・・

 

ここで終了するハズだったのが、

続けることになってしまったのでした。

 

つづく