リタイヤバスの窓から外を見ると、
今から走り出したランナーの姿が何人か見えます。
次の関門の制限時間を思うと、とても間に合いそうにない。
たぶん分かっていても、走り出さずにはいられなかったのだろう。
そんなランナーに心の中でエールを送る。
しばらく進むと、パトカーが停まっていて警官が現場検証をしている!
ここが例のランナーと車が接触した場所か!
ランナーは、病院に運ばれていったのか?
詳細は不明です。
しかしマラソン中に車と接触してしまうとは・・・
人生何が起きるかわかりません。
その後、ランナーがどんどん増えていく側をリタイヤバスは、
走ります。
まぁこれでいいのだとは言っても、
走るランナーを横目にリタイヤバスで走り去るのは、
やはり惨めさを感じますね。
”もし横になどならずに、前に進んでいたら復活出来ていたのではないのか?”
そんな思いが沸々と沸き起こり、複雑な心境になりながらウトウトしていると、
ゴール地点へ到着。
午後12時ごろでしたが、すでにトップランナー達が続々と
(といってもまばらですが)ゴールしています。
(これは10時間以上経ったころの様子。最初は、ほとんど人がいません)
しかし7時間以内とかに100キロ走れるとは・・・
次元が違うというかとんでもない身体能力です。
(トップは6時間35分くらい)
これはリタイヤしてトップがゴールするシーンを見ることができたから
分かった事ですが、
トップランナーが帰ってくる頃のゴール地点は、
まだ応援者も非常に少なく、
閑散としている中に、ひっそり?とゴールします。
オリンピックのような大歓声の中ゴールするのとは大違いで、
スタッフの拍手くらいです。
(それとカメラマン数人が、待ち受けています)
ほとんど一人旅状態で、100キロ走って閑散としたゴール地点へ
帰ってくるのがトップランナーです。
その後もずっとゴールシーンを見ていましたが、
10時間以内でゴールする人は、2割もいない感じで、
11時間から13時間でゴールする人が8割以上といったところです。
やはりサブテンは、かなりの走力がある人しか出来ないようです。
今回で終了予定でしたが、もう1回続く(どこまで引っ張るw)