TMAXに乗ったばかりの方に、より一層…愛車への愛を深めて頂きたく、また、まだTMAXに乗ったことがない方でも「多少は興味あるよ😉✨️」って方が、その興味を深めてもらえるように…という目的で綴っている「TMAX を愛でる…シリーズ」。


第1回目は、ドライブベルト


第2回目は、ミッション


☝️こんな感じでやってきましたm(_ _)m(^-^)/

僕もふと空いた時間に、片手間で綴ってるので、ちょっと、自分で読んでみると、かなりグデグテな内容と文ですけど、皆様の暖かいお心でどうぞお許しを🙇💦

さて、第3回目は、あのカウルの中に秘められた「アルミダイキャストフレーム」について、簡単に取り上げたいと思います。

TMAXが登場したのは2001年。その当時は鋼管フレームでした。

(これが初期型TMAXのシャーシ画像)

極太鋼管で「鳥かご」状にメインフレームを組み、ステム周りは、フロントフォークをアンダーブランケットとトップブリッジでダブルクランプする…初期型からして高剛性なフレームでした。

5型TMAX530に散々乗った後、初期型TMAXに約5,000㎞/約半年ほど乗らせて頂いたことがあります。

その初期型TMAXでTMAX仲間とのワイディング走行からサーキット走行まで、あらゆるシーンで走ってみての感想を言えば、

既にこの初期型TMAXの段階で、そのフレームは、現代のTMAXと遜色ないぐらい、もう本当に…凄い高剛性フレームでびっくり👀!!でした。

その後、2008年登場の3型TMAXになって、フレームをアルミダイキャストフレームに一新。


「お前はSSかッ(゜゜;)\(--;)?」って突っ込みを入れたくなるような、まさに「実は、脱いだら凄いんです😉💕」系シャーシに変貌。

TMAXはフルカウルモデルなので、こんなことをしても、カウルに隠されてしまい、このアルミダイキャストフレームがユーザーの目に触れることはほぼない。

3型TMAX 
3型TMAX のストリップビュー

こういう目に見えないところに、Costを掛けられているのが、TMAXの大きな特長ですね。

このアルミダイキャストフレームは、かなりの高剛性。👇️これも3型TMAXのアルミフレーム。


遠目で眺めるより、間近に見た方が、その高剛性感…より解りやすいと思います。

このアルミダイキャストフレームは、細かく改良チューニングされながら、その後、4型→5型と使われ、6型でも前半分は基本的に引き継いでいると思います。

(6型で後ろ半分のシートレール部分は、より軽量化を目指し樹脂化された…と聞いていますが…)

このアルミフレームを搭載した4~5型と、鋼管フレームを搭載した初期型を乗り比べてみても、シャーシ剛性そのものは、それほど大きくは変わらない印象🤔。

(4型TMAX530のシャーシ画像。5型もフロントフォークが倒立になるだけで基本的には☝️これと同じ)

つまり、鋼管フレーム⏩️アルミフレーム化の目的は、剛性UPではなく、おそらく「マシンの軽量化」なんでしょうね。

(僕の5型TMAX530)

ここで皆様に感じて頂きたいのが「YAMAHAのTMAXの軽量化にかける情熱の熱さ🔥」です。

マシンを軽量化させるのに、外から見えないところまで、こんなに熱い情熱が注ぎ込まれている。

それがTMAXなんですよね。

世界のメガスポーツスクーターで、ここまで熱い情熱が「シャーシ」に注がれたマシンは他にないと思う。

(4型TMAX530)

このフレームが、『シャーシにこだわる…YAMAHA』『TMAX へのYAMAHAの熱い情熱』を強く感じてもらえると思う部分です。

その後、6型ではこんなフレームに。

青が6型のフレーム、シルバーが5型のフレームなんですけど、若干変わりましたね。


ちなみに、これは伝聞ですが、6型の後ろ半分は、さらなる軽量化を目指して樹脂フレーム採用になったと聞いています。

残念ながら、YAMAHAも昨今はTMAXのフレームをあまり語らなくなってしまった為、7型~8型のフレーム画像は入手できていないんですけど、

最新8型のフレーム形状は、Parts Listで確認することができます。



基本的には、6型のフレームと、大きくは変わっていないようですね。

ということで…

「脱いだら凄いんです💕」系のTMAXのアルミフレーム。

「こんな見えないところまで、こんなにお金かけるΣ(Д゚;/)/?」

って言いたくなる…TMAXのアルミフレーム。

その目的は、おそらく飽くなき軽量化の追求だと思うんですけど、愛でずにはいられない…TMAXの特長の1つ…ですね。

外見からは見えない世界の話だけど…


愛でずにはいられません。

スクーターで、こんなアルミフレームを搭載しているの…おそらくTMAXが世界で唯一だと思う。





まぁ、そういうと、「え?KYMCO AK550があるんじゃない(  -_・)?」という応えが、返ってきそうですけど、あれは本当にひどい5型のパクりでしたね。



外見もですけど、中身も…です。

確かにAK550は、アルミフレームを搭載。


確かに、パクりとかそういうのを考えずに言うと、世界でアルミフレームを搭載しているスポーツスクーターはTMAXとAK550の2台ある。

僕の中では、これは5型のパクりモデルだけども。

TMAXの独創性を🥃愛でたいのに、パロディみたいに、ほぼ完パクり…とか本当にやめてほしいんですけど…

まぁ、そんなAK550も現在は生産終了。店頭在庫車のみの販売になっています。



性能はけっこう良いみたいですけどね。





TMAXが、切り拓いてきた…マキシムスポーツスクーターの世界。


欧州で熱狂的に支持され、売れに売れて、ピアジオ/アプリリア、BMW、KYMCO等々と、様々なメーカーから、TMAXのライバルがリリースされましたけど、


それら対抗馬は、現在すべて…市場から撤退。

TMAXだけが、自らが切り拓いたマーケットに残りました。

それはメガスポーツスクーターのBOOMが世界的に去った事を意味するのかもしれませんし、

あるいは、結局…どのメーカーも、「ポッと出」では、オリジナルのTMAXに、総合力では勝てなかった…という事を意味しているのかも知れません。

たぶん、その両方なんじゃないかな🤔?と思うんですけど、

いずれにしても、売れる時も売れない時も…

YAMAHAは、手を休ませず家宝のようにTMAXを磨き続け、これからも、TMAXは孤高の進化は続いていくんだと思う。

また、そうあってほしいと願っています。

ということで、なんか締まりのない終わり方になってしまいましたが、

パクりモデルだと僕が考える🤔AK550を除くと、世界で唯一…高剛性極太アルミフレームを持つ SPORTS SCOOTER のTMAX。

その独創性溢れるTMAX WORLDを「フレーム」という切り口で眺めてみました。

本当に…このマシン、「世界で オンリーワン」もしくは「稀有」と思える機構/構造がたくさん使われている、かなり個性的な1台です。

愛でたくなるポイントがたくさんあるので、シリーズでこんな感じに、たまにご報告していきたいと思います(^-^ゞ!


オーナーの皆様が、愛車TMAXをガレージで眺めながら美味しい🥃一杯を楽しめる 事を目指して、その独創性溢れる世界を書いていきたいと思いますので、今後ともお付き合いのほど、よろしくお願いいたしますm(_ _)m( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆