皆さま、こんにちは![]()
いやぁ・・・暑いですね。なんでしょう。まだまだ夏
って感じの汗をかきますが、大丈夫なんでしょうか。地球。。
明日は授業参観→歩いて学校へ 翌週は体育祭→歩いて学校&長時間外
ですが、耐えられるのか
(そして暑い中の体育祭…踊ったり走ったり子供達も心配
)で、最近出てきた、来年の長女の修学旅行スケジュール。ネズミの国に行くのですが、9月10日。
この感じの気候で、来年かと思うと、あの長蛇の列は、心配すぎる
もうすこしだけ、9月あたりの気候が落ち着くことを祈りたいですね![]()
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さて!
先日、録画してあるプロジェクトXを見たのですが。
(※以下、HPより写真をお借りしました)
これが、【薬師寺 東塔の全解体修理】でした。
1300年の歴史を持つ東塔を、2009年から修理していたんです。
薬師寺の周りの建物も順に改修工事をしていたのですが、この東塔はなんと、まだ1300年前のまま。
というか、全解体修理とは![]()
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と思ったのですが、
これがほんとに、1万を超えるパーツをすべて解体し、修理を加えて、再び組む
というもの。
これが、、、、
ほんっっっとにすごかったです。
表現力がチープな感じになるので、伝わらないと思いますが、是非、見ていただきたい。
もう、ほんとに、すごい。
(どこからか見れるのでしょうか![]()
)
解体して、古い部分があるから、そこに違う木材を使って・・・・
というわけではないのです![]()
各パーツの腐食した一部を削り、そこの形状に合うものを木材で(当然手で)加工し、
はめ込む。もう、職人技でしかないです![]()
そして、驚愕だったのが、解体したところ、東塔の芯柱が3m(だったかな)ほど、根本から腐食![]()
これまた、そこをばっさり切るわけではなく、
芯柱の中心から、腐食したところまでを3mほど削り込み、周りはできる限り残す。
いわば、外からみたら古い木材のままですが、中心にまた新しい木材を入れ込む。
というもの。
こちらは、後に特別公開された芯柱ですが、この柱、というより、この柱の中が改修されている![]()
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できるだけ、当時のものを残すべきだ。
という考えは、このような歴史あるものの改修作業には当然の考えのようなもので。
この工事に携わった方が、昔、他の歴史的建築物の改修工事をした際に、
同じ様な作業をして、最後、2㎜、合わなかったらしく。
当時若かったこの方は、この2㎜を切り落とそうとしたところ、激怒され、
すべてはずして、一から組みなおした、ということ。
このプロジェクトXを見て、色々思う事がありました。
1300年の歴史を経て、(既に改修済みですが)今も建築物が残っているということ![]()
当時、これを造った人がいるということ![]()
それを1300年後に造り変えるのではなく、解体して直して組み立てることができる、ということ![]()
なんて表現したらよいのか分からないですが、これはほんとにすごいことだと思います。
解体したパーツをみて、
その手仕事に、迷いがない、と今の大工さんが見て言っていました![]()
そういうことも、たったひとつのパーツから感じることができる、すばらしさ。
ちょっと話は戻りますが。
芯柱の中心を削る作業をしていた方ですが、
芯柱に中に入るために、体重を落とす必要があったとか。
食事をぬいて、
柱の中に入って作業できるようにしたそうで。
これを、
【この先、また1000年受け継いでいくものができるのであれば、こんな一瞬のことは何の苦でもない】
と言っていました![]()
きっと、当時、病気平癒のために造られたこの塔を造るために、
祈りを込めながら造った人がいたように、
今も変わらず、祈りを込めながら造る人がいる。
今の技術をもって、当時の歴史を残しつつ、また次へ繋がっていくって、
1300年前、考えることなどなかったと思います。
でも今は、きっと、あと1000年、また受け継げる、という確信をもって改修することができる。
1000年後、どうなっているのかわかりませんが、またいつか解体改修したときに、
令和時代の改修について、思う事、あるんだろうなぁと思うと、不思議ですね![]()
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造るものは違えど、
こうやって、
繋がって、
受け継いで、
性能を保って、
今の役目を終えても、
また次に役目を持てる。
そしてそういうものには、人々が集まり、
集まりる人の中心になるもの、
なくてはならないものを、
BMCとして、造っていけたらいいな![]()
と思っています![]()
それではまた![]()





