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成長を感じる一戦

京王杯から復帰戦。
スカラブレイにとって初めての休み明けとなった京都6R3歳500万下(ダート1400m)は4着でした。


京王杯2歳Sから放牧に出されたスカラブレイは1/6帰厩。
軽い骨りゅうの影響か強い追い切りの本数がやや少なかったかなという気もしました。
結局+14kgの458kgで出走、体型からあまり太くは見えませんでしたが、
もともと細く見える馬だっただけに、全体的にもう一回り大きくなってのプラス体重だとよかったですね。


前回失敗したスタートはまずまず、折り合いをつけるような感じで先行策を取りましたが、
ダートに入ったところで砂を浴びてひるんだのか、向正面でややポジションを落としてしまいました。
短距離の割にペースが落ち着いたのが一団の競馬になってしまい、
初ダートでしかも体の大きくないスカラブレイにはやや辛い展開になってしまいました。

4コーナーの勝負どころでも前が壁になって思うように進出できず、
その間にノーザンリバー以下に行かれてしまう展開ではスカラブレイの末ではどうしようもなかったですね。

外の馬に行かれてしまってからも自分から競馬をやめようとせず、最後までしっかり走れていたのは収穫。
ただし、馬体からも深いダートの砂を捕らえながら走るほどパワータイプではないというのは事実。

雨が降ってダートが締まれば面白いかもしれませんが、パサパサのダートでパワー不足になりそうです。
特に今の京都ダートは力の要る馬場ですから、余計に辛いですね。

ヴァーゲンザイル、強烈な末脚で初勝利!!

kiyo厩舎片目開眼!

ヴァーゲンザイルが今日の東京4レース、3歳未勝利(芝2400m)を強烈な末脚で制し初勝利を挙げました。


デビュー戦はハナ差の2着。
向正面までハミを取らず若さを見せながらも最後は詰め寄ってのものだっただけに、
田村師も私も必勝態勢!!この先を考えるとここは負けてもらっては困る一戦でした。


中間の動きも絶好で、これは当日の気配さえ良ければと思っていました。
パドックに登場したヴァーゲンザイルは首を下げてダラダラと歩いている感じ。
しかし、踏込もよく、前後のバランスもちょうどいい、気性を考えると暴れないだけマシという感じ。

前走は返し馬で暴れていたようですが、今回はスムーズな本馬場入場。
やや首を振ってハミを抜こうとする仕草こそあったものの、前走を思えば格段の進歩です。


7枠14番のゲートイン、いよいよスタート。スタートは五分でしたが、
押して馬群の中に馬を置く位置取り、中団待機でレースは進んでいきます。
未勝利戦では最長の部類になる芝2400mという距離だけに当然スローペースになりますが、
今回はセンス良くピタッと折り合ってレースは勝負どころへ。

外からアサクサポイントに被せられ接触していたようですが、ここでも我慢が利くところが成長の証。
4コーナーをカーブしても手綱は動くことはなく、馬群に包まれたまま直線を迎えます。

外からアサクサポイントに被せられ、なかなか外に出せないヴァーゲンザイルでしたが、
前が開くと一気にスパート。
残り200mから前を行く各馬をあっさり捕らえるとわずか100mで先頭。
先頭に立った後も楽に差を広げ、瞬発力の違いを見せつけゴール前では抑える余裕でゴール。

道中かなりスローで流れたことで上がりの競馬になりましたが、その中を33.8という快足でまとめ、
切れ味の違いを見せつける快勝でした。

年間数回しか行われない施行条件の東京・芝2400mの未勝利戦ですが、
少なくとも2003年以降、この条件を上がり33秒台でまとめた馬は見当たりません。
道中がいかにスローであったと言っても、
ラスト4F13.6 - 12.3 - 11.1 - 11.2と一気に加速していくラップを
並ぶまもなく交わしていったヴァーゲンザイルの末脚は驚異的でしょう。
推測の域を出ませんが、位置取りからラスト1Fは10.9~11.0ぐらいの脚を使っていることになります。


レース後も馬体に異常はなく、すぐに息が整ったとのことでまだまだ余裕があるようです。
三浦騎手も「センス、持っているエンジンともに良く、気持ちさえ変な方向に向かなければ大舞台でも活躍してくれる。」とコメントしてくれましたし、
田村師も「入厩直後の苦労が懐かしい。瞬発力は相当のものだ。」と興奮のコメント。

先生は「ダービーを最大の目標に据えて、ローテーションを組んでいきましょう。」と
春の目標をクラシックに置いた模様。

順調ならば次は2/26の水仙賞(500万下・芝2200m)へ。
時期的にもモタモタしている暇はないので、一戦必勝で夢舞台を目指してもらいたいものです。

本当に鮮やかな未勝利勝ちでした。

勝ってください、ヴァーゲンザイル

アジアカップの決勝を見ながらブログ更新。
ここまで来たら頑張ってもらいたいですね!!


さて、頑張ってもらいたいのは明日のヴァーゲンザイルも同じです。
東京4レース、3歳未勝利戦(芝2400m・混合)に三浦皇成騎手で出走を予定しています。

ヴァーゲンザイル自身は前走後も好調をキープ。
デビュー前は調教を全く走らないなど、困った面も見せていたのですが、
一度使ってさらに時計が出るようになってきました。

この中間はポリトラックコースで併せ馬。
一週前はアグネスグローリーを馬なりで退け、今週も併せ馬でラスト1Fで11秒台の時計をマーク。
気性面で不安があるだけに、終いを伸ばす調教になりましたが、メンタル面でも良い感じです。


ただし、予想されたことですがメンバーがかなり豪華。
10年版伝説の新馬戦でダノンバラードの2着となったブルースビスティー、
GⅠ馬マイネルキッツの弟で前走2200mの未勝利戦を2着のマイネルマーク、
デビュー戦出遅れて後方から大捲りで3着まで持ってきたアサクサポイントなどが強敵。

他にも2着3回愛馬アンテヴォルテの弟ヴェラシティや、
サンデーRのシュヴァルツシルト、キャロットからもスクエアナンバー、ハイランドダンスなどもおり、
そうそう簡単に勝たせてもらえそうにありません。


デビュー戦では前半バカつきながらも向正面からのレースぶりは素質がなければできない芸当のはず。
ここでも自信を持って勝ちにいってもらいたいですね。