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ファイアマーシャル、素質の片りんを

やっとデビューを迎えた今年の社台馬。
ファイアマーシャルが中央競馬最終日、中山月曜5Rに出走しました。

春先は注目を集めた馬だけに、期待してデビューまでの過程を見守りましたが、
骨折前の北海道から都合4回ゲート試験を落ちるなど順風満帆とはいきませんでした。


パドックでかなりエキサイトしていて、馬体も細く映る感じ。
1番人気2.7倍から一気に人気は落ちてあっという間に2番人気でデビューを迎えました。


心配されたスタートはまずまず。
押して好位を取りに行きますが、コーナーと周りを気にして前脚を突っ張った走り。
3コーナー~4コーナーで押しても上がっていけず惨敗も覚悟したところで最後の直線。

鞍上の蛯名騎手は内を突いて一瞬伸びかけるところを見せました。
一瞬のキレはなかなかのものであっという間に前を捕らえに掛かったところで脚が上がってしまいました。
素質の片りんは見せてくれましたが、期待が大きかっただけにちょっと物足りない内容でした。


ただ、ここまでの過程を考えれば及第点の内容でした。
4着とはいえ、1,2着は牡馬で0.2秒差、最後は詰まったようなところを3着馬にハナ差捕らえられただけ。
次は条件が向くと蛯名騎手が自信を持って送り出す府中競馬へ。
初勝利へ、そしてその先へ。まずはじっくり英気を養って、順調にステップアップしてくれることを祈ります。

ヴァーゲンザイル、わずかに見えた光

休み明け2戦、まったくいいところなくシンガリ負け。
なんとかきっかけをつかみたいヴァーゲンザイルは、短期放牧を挟んでグッドラックハンデへ。

結果的には12着と惨敗でしたが、今回はわずかに上昇の気配が感じられました。


2戦連続シンガリ負けを喫しながらもトップハンデの57kgを背負った今回。
スタートから押して上がって好位と取りに行く積極的な競馬を内田騎手が選択してくれました。

しかし、向う正面あたりから手応えが怪しくなってどんどん後退。
タイムオーバーになるんじゃないかというぐらいの後退っぷりで目を覆いたくなりましたが、
ここからがこれまでと違いました。

大外に持ち出すと一旦は抜かれた相手に追いつき、中団の接戦まで持ってきてくれました。
着順は悪いですし、内容も決してほめられたものではないもののトップハンデを背負っていたことを考えれば、
ちょっとは評価してもいいんじゃないかと思います。


少しでもいい雰囲気に戻ってレースに集中してくれるようになればと思いますし、
まだまだ頑張ってもらわないといけない馬なので、さらに前進に期待したいと思います。
できれば、中山で続戦してもらいたいところで、馬に飽きさせない直線の短いコースがいいですね。

フラガラッハで2012年の締めくくり

今年のトリとなるのはフラガラッハの阪神カップ(GⅡ)。

2012年は念願の重賞制覇、そしてGⅠ出走となったフラガラッハだけに、
最後も良い一年として締めくくりたいところですが、この秋は苦戦しています。


前走の後、「どうも気持ちが入ってこない」と松永幹夫先生が言っていたように、
馬体の良さがある一方、前へグイグイ引っ張っていく生きの良さとか、
ちょっと油断すると持っていかれそうになる危うい面が出てくれないのが終い来ない原因かと。


とはいえ、この条件は昨年3着、阪急杯でも3着しているようにベスト条件のひとつ。
前2走は上がりが速くフラガラッハ向きの展開ではなかっただけに改めての期待です。

昨年のレースを見ても、前走のような競馬ではどれだけ走る気があったとしてもちょっと足りないでしょう。
武豊騎手が乗ったレースで見せた、ある程度馬群でジッとして馬群を割るような競馬をあえてしてもらいたい。

今後いいチャンスに巡り合えた時、器用さを兼ね備えていなくて取りこぼすことのないように、
殿一気の脚質にこだわらずにチャレンジしてもらいたいなと思います。