サンデーサラブレッドクラブ全頭斬り2022 121-130
121.ファイナルディシジョンの21(ダイワメジャー)★★
2番仔のファイナルアンサーがキャロットで募集、つい先日シルクの2次募集でもかかったように、
一口民お馴染みの繁殖になってきましたが、
やや成績が案外でノーザンの中でクラブをたらいまわしされている印象もあります。
馬体はダイワメジャーの牡馬の割にはあまり迫力がなく、キ甲の位置に対してトモが落ち気味で、
容積もあまりないように思います。
歩様も肩の可動域がちょっとイマイチでなかなか積極的には狙いづらいタイプに見えますね。
122.アスコルティの21(ダイワメジャー)★★★★
仕上がり早で黒光りして見栄えもしますし、リッスン牝系で安心感があるので、アスコルティの仔は毎年人気がありますね。
今回は新種牡馬の仔ではないので、少し地味には映りますが、それでも馬の出来は悪くないように思います。
父の色が濃く、胸の深い造りやトモの大きさなどが目立ち、やや曲飛ながらもしっかりと踏み込んで重さを感じさせません。
やや繋ぎが短めでかつ立ち気味なので、左前脚が弓脚っぽく見えるのがややリスキーかもしれませんね。
123.ティールグリーンの21(キタサンブラック)★★★
キタサンブラックの初年度産駒はシルク募集馬だけがやたら走っていてそれ以外が案外だった印象があります。
あとはやはり母系がスピードのある海外血統の馬が良く走っていて、
そういう意味ではScat Daddyは合いそうな雰囲気がありますね。
馬体はこれでもまだ長距離寄りの胴長体型で長い背中を使ってゆっくり歩くタイプです。
この馬は肩が立ち気味なので、あまり前脚のストライドが伸びなそうに見えるのがちょっと気になります。
両前外向気味ですし、そのあたりも少し気になります。
124.プロクリスの21(ハービンジャー)★★★★
牝系はアベレージが高く、今年もソリタリオがシンザン記念2着と活躍。
本馬の姉たちもしっかり勝ち上がっており、安心できますね。
ハービンジャー×キンカメもブラストワンピースやモズカッチャンなど性別を問わず活躍しています。
馬体は1月生まれらしく完成度が高く、フレームに狂いがありません。
非常にパワフルな歩様で体幹も強く安定感がありますね。
ただ、少し硬めに映るのは繋ぎが短いところが影響しているかもしれません。
芝の中距離で戦うのであればもうちょっと長さが欲しいところですね。
―ツアーチェック―
カタログ以上に背中が伸びて雄大な感じ。悪く言うとちょっと緩くなったかなと感じました。
1月生まれですが、まだ成長しそうです。
125.チェッキーノの21(ハービンジャー)★★★
初仔のノッキングポイントがいきなりの活躍を見せて一気に人気が高まりそうですね。
母系も非常にタイムリーで昨年はジネストラがアネモネSで2着に入り桜花賞へ、
今年はサブラムアンセムがフィリーズレビューを勝ちました。
一方、馬体の方はややずんぐりとしてボリューム感がありますが、サイズのわりに子供っぽさを感じます。
まだトモが高く、さらに成長しそうで大柄な牝馬になりそうですね。
前脚のストライドがちょっと伸びないのは膝が硬めなところが影響しているでしょうか。
リスクの面も含めトータルで見て、ノッキングポイントのほうがちょっと良かったかなと今のところでは感じています。
126.ハウメアの21(オルフェーヴル)★★★
オルフェ―ウル×キングカメハメハは今年フェアリーSを勝ったライラックと同配合。
日経新春杯を勝ったショウリュウイクゾやタガノディアマンテなどもこの組み合わせです。
馬体はやや緩い造りで母系が強く出ているような感じではありますが、
繋ぎの緩さや芯の入っていないところもあって、少し完成には時間を要しそうです。
トモの容積ももうちょっと欲しいなというのもありますね。
127.デグラーティアの21(ルーラーシップ)★★★★
母は早いうちから活躍。産駒はサンデーでお求め安い価格帯で募集にかかるため常に一定の人気があります。
とはいえ、産駒成績で言うと思った程の成果が出ておらず、
アベレージの高くないルーラーシップとのカップリングではちょっと高いように見えます。
ただし、いつも人気になる要因はむしろ馬体。今年もやっぱりなかなかいいんです。
前後のバランスの良さ、姿勢の良さ、可動域のある踏込など。
収縮性があるというか引き付ける動作が早いようなところも見られていいですね。
128.リリカルホワイトの21(ルーラーシップ)★★★
巨体馬を出すリリウム牝系。
ルーラーシップを付けたことで超大柄になってしまうのではという不安もありましたが、
意外にも常識の範囲内で測尺的には狙いが立っていました。
しかし、動画を見る限りキ甲が全く抜けておらず、結局また巨体馬になる可能性が出てきましたね。
動きに重苦しさを感じさせる馬が多かった牝系のなかではキビキビ歩けているほうでしょう。
繋ぎの角度もまずまずで雰囲気は良さそうですが、
脚元への負担が大きい一族なので、ちょっと脚が細いのが気になりますね。
129.メリートの21(リアルスティール)★★★★
キャロットの追加募集に一つ上がいたので、すぐに募集されてヘンな感じがしますね。
母はベテランの域にかかってきましたが、
活躍したキャンベルジュニアは9歳上ということで少し最近の勢いには疑問が残ります。
馬体はリアルスティール産駒らしい美しい背中のラインが特徴で、
トモの容積や前躯の可動域も良くスムーズな歩きを披露することができています。
リアルスティール産駒の中では腹袋もしっかりしている方で、短めの距離で活躍する可能性も秘めていそうですね。
やや繋ぎが立ち気味であることだけが気がかりです。
―ツアーチェック―
周回展示オンリー。動画よりも少し歩様が硬い感じがしました。
130.キャッチータイトルの21(リアルスティール)★★
メジャーエンブレム輩出後は少しずつ成績を落としていっているキャッチ―タイトルの仔。
体質や脚元の問題もあって順調に使えないところが影響しているかもしれません。
巨漢馬の兄と違い、本馬は生まれを考えるとちょっと小さすぎるぐらいの造り。
父に似て軽さがありますし、毛色などの雰囲気もそれらしいものがあります。トモの造りもそっくりですよね。
ただし、横からのカットでトモの入りが左右で全然違いがあり、どうしても右が入ってこない感じがしますね。
随所に良いところもありそうなだけにもったいなくて悩ましいです。
サンデーサラブレッドクラブ全頭斬り2022 111-120
111.ヴィヤダーナの21(キズナ)★★★★
アベレージの高い母ヴィヤダーナの仔ですが、クラブ募集が少ないタイプでシルクのサンサルドスしか
これまで確認ができていません。
兄サンサルドスは超長距離タイプで、長距離の中でも先行してロングスパートという
スピード<スタミナが突き抜けているタイプ。トモが流れ気味で加速力には乏しかったようです。
父がキズナに替わった本馬はやはり膝下が長く、こちらも長距離タイプの雰囲気がありますが、
キレイな長躯短背ですので、兄ほど極端なタイプではなさそうです。
やや腰に力が付ききっていない感じで、トモの入りが甘いところと、
姿勢が高い面が見られますので、この辺りが成長とともに解消してくれば楽しみです。
―ツアーチェック―
カタログの通り、頭が高く全体的に上に伸びている感じでした。
112.ブラックモリオンの21(キズナ)★★
モルガナイト牝系、初仔ですが大柄なルーラーシップ肌にキズナということもあり、現時点でも十分な測尺ですね。
ルーラーの血の特徴として大は小を兼ねるというタイプなので、そこは好感が持てます。
馬体を見ると、数字のわりに少し幼さが見えて、まだ成長の余地を残したコロンとした体型に見えます。
カタログでは一切そんな感じはないのですが、動画だと立ち繋ぎ気味に見えて、右と左で随分差があるというのも感じます。
前捌きの硬さも繋ぎの柔軟性のなさから来ているように思います。
113.アエロリットの21(ドゥラメンテ)★★★★★★
価格発表時点で一番驚かされたのはこの馬でしたね。
活躍馬の仔とはいえ、初仔からここまでのお値段で募集されるのはそれだけ出来が良いからでしょう。
馬体はピンと張りつめたような美しい毛並みに、筋肉のバランスも良く悪いところを探す方が難しいですね。
歩様はトモの入りが秀逸でドゥラメンテで不安になりがちな繋ぎの硬さもありません。
膝つきが若干上にあって膝下が長いので、そこだけが気になりますが、重箱の隅をつつくようなものですね。
―ツアーチェック―
周回展示だけでしか見られず。相変わらず素晴らしいバランス。歩様もスムーズでした。
114.セリエンホルデの21(ドゥラメンテ)★★
シュネルマイスターの妹。Sadler’s WellsにHighest Honorとメジャーなわりに
日本には合わなそうな血統背景ではありますが、やはりドイツオークス馬の底力は違いますね。
サドラー系の肌でドゥラメンテとのカップリングではタイトルホルダーがいますが、
あまりアベレージは高くないように思います。
馬体は兄に似てキ甲だけが先に抜けて、少し背中が弱く見えてしまう見た目です。
肩が立ち気味なので、歩様も窮屈に見えるような感じがします。
1月生まれと思うともう少しサイズも欲しいところですが、
シュネルマイスターも小さかったのでそれだけでダメと言えないのが難しいところですね。
115.シーティスの21(ドゥラメンテ)★★
母父Invincible SpiritはKingmanの父で日本適性を感じさせますが、
父系に入ると素晴らしく活躍するのに、母系に入ると案外になってしまうのが現状です。
兄のダルダヌスは募集時から大柄で見栄えのする馬体でしたが、大きくなりすぎてしまいトラブルを抱えています。
しかし、本馬はあまり兄に似ておらずむしろサイズ的には少し小さい部類に入ります。
馬体は箱型のしっかりした造りでサイズのわりにはトモの容積があり、筋肉量もあります。
ただ、後ろが強い分前が少し不安で、若干ではありますが両前ともに被り気味で真っすぐ立てていないように見えます。
管囲も細いので脚元はちょっと不安があるかなと思います。
116.ビートフォーセールの21(ドレフォン)★★★
母のビートフォーセールはシルク募集で未勝利、その後サラオクに出されたのち個人牧場へ渡ったものの、
初仔がセレクトセールで白老に買い戻されるという珍しい経緯で募集が掛かっています。
馬体はやや毛ヅヤが悪く、あまり目立たないものの、トモの容積は十分でパワフルさを感じます。
繋ぎがかなり短くなっていることからもダートでしょうし、
ちょっとクラシックを意識した母系の印象からは違うなと思ってしまいますが、
割り切ってダート路線一本なら狙いが立つでしょう。
―ツアーチェック―
毛ヅヤは良化。厚みが抜群で大柄になりそうです。
117.ボージェストの21(モーリス)★★★
血統も十分ですし、活躍するものの、とにかく順調にいかないのがボージェストの仔。
モーリスのアベレージの低さでも、しっかりレガトゥスで3勝するあたりエアグルーヴ牝系はさすがだなと感心させられます。
それほど大きくはないですが、モーリスの仔らしく筋肉量は素晴らしく、
トモの容積は十分ありますし、腹袋もしっかりしていて全体的な雰囲気は悪くありません。
若干右前脚の繋ぎが短い感じがするのと、毛ヅヤが微妙に見えるので、順調に使うことができれば活躍できるでしょう。
―ツアーチェック―
周回展示のみ。トモの踏込がちょっと硬い感じがしました。
118.フロールデセレッソの21(モーリス)★★★
ノーザンファームに唯一残されたフローリッドコートの血統として多くの血を残すフロールデセレッソの仔。
昨年久々にサンデーで募集が掛かり、2位で応募したロッククリークもしっかりゲート試験をパスして
まずまずの仕上がりに見えます。
父がエピファネイアからモーリスに替わり、細身だった兄とは違う厚みのあるモーリスらしい馬体になりました。
飛節の折れが深く、ずんぐりした印象でスパッと切れることはないでしょうけど、
パワフルな馬体で先行力を生かす競馬ができれば面白そうです。
首が短めで顔が長いのがどうか。ここはちょっと気になりますね。
119.ジューヌエコールの21(モーリス)★★★★
先日のソングラインでまたしても新たな勲章を手にしたソニンク牝系。
相変わらず見栄えもしますし、特定の後継繁殖からしか当たりが出ない母系が多い中、
どこからでも等しく当たりを出せるというのは素晴らしいですね。
サイズも考慮して初年度にモーリスを選んだのでしょうが、
すでに初仔とは思えぬほどの迫力を見せており、なかなかの出来栄えです。
前肢の可動域があるわけではないですが、バネ感を感じる歩きですし、
短距離で戦う上では繋ぎが短めなところや前傾姿勢でグイグイ行くところは良いでしょう。
トモの容積が足りず後ろ脚が流れ気味に立っているところが気になるポイントで、
鍛えて後ろが成長してくれば、さらに見栄えがする馬になるでしょう。
120.ドナウブルーの21(モーリス)★★★★★
総じてアベレージの低いモーリス産駒ですが、強いていうなれば名牝のディープの仔は走る傾向にあるように思います。
全妹ジェンティルドンナの仔で最も走ったのがモーリスの仔であり、配合的にもすでに成果を十分に挙げています。
初年度から非常に質が良く当たりを連続で輩出していただけに若干勢いが衰えてきた印象はありますが、
まだまだ狙っていきたいレベル。
馬体はモーリスらしさもあって良い出来です。トモの容積が大きく、骨量十分。力感も十分です。
歩様もスナップが利いてキビキビ歩けていますし、可動域も悪くありません。
これでもキ甲がまだ抜けておらず先々は肩回りがかなりがっしりした馬になりそうで、
比較的短めの距離で活躍するタイプになりそうですね。
―ツアーチェック―
かなり緩い感じがあって、カタログ以上にモーリス感がありました。
サンデーサラブレッドクラブ全頭斬り2022 101-110
101.デアレガーロの21(ロードカナロア)★★★
スーヴェニアギフトの牝系出身。今年はプレサージュリフトが活躍と相変わらずアベレージが高く信頼度が高い血統です。
ただし、キンカメ系との相性でそれほど良い方ではありません。
馬体は腹袋がしっかりとしていて、背中が短めな体型。
脚が真っすぐでボディバランスの良さは感じますし、毛ヅヤの良く健康的な雰囲気があります。
ただし、前肢の可動域がイマイチでその要因は立ち繋ぎ。
同配合のクロミナンスの繋ぎの硬さに苦労していますので、やや注意が必要かと思います。
102.レーヴディソールの21(ロードカナロア)★★
超ハイアベレージを誇ったレーヴドスカーの仔ですが、一転孫の世代になって大ブレーキ。
もちろん確率論ですからそういうことはあり得る話ですが、リッチダンサーなどもそうですし、不思議な話です。
本馬は飛節の折れが深く、現時点ではトモが流れ気味。
生まれの早さを考えるとちょっと物足りなさを感じてしまいます。
そしてこちらも歩かせるとそれほど違和感はないものの、繋ぎが立ち気味で前肢の捌きがイマイチに見えます。
かなり慎重なタイプの萩原先生は合っているかとは思いますがどうでしょう。
103.スウィートリーズンの21(ロードカナロア)★★★★
カナロアにミスプロ系はダメだとあれだけ肝に銘じていても、やはり見栄えのする馬というのはいるもので、
その常識を破ってくれないかと期待したくなる一頭です。
容積の大きなトモに筋肉量も豊富ですし、返しの強さは前肢の可動域もしっかりしていて
パワーとスピードを備えたタイプに育っていきそうな雰囲気があります。
ダート色の強い血統と母の成績ではあるものの、これだけ軽く動けていれば芝の短距離からマイルぐらいが良さそうで、
兄姉たちよりも早い時期からの始動も可能なように見えます。
―ツアーチェック―
落ち着いているというよりボーっと立っている感じでした。
馬体は思った通りでしたが、予想以上の成長はなかったかなという感じです。
104.メジャーエンブレムの21(ロードカナロア)★★★★
メジャーエンブレムとロードカナロアとのカップリングはこれで3年連続。
3歳のホーリーエンブレムはまだ非力な印象は残るものの、非常に美しいフォルムで先々は出世しそうな雰囲気があります。
カナロア×ダイワメジャー牝馬とのカップリングで大物はまだ出ていないものの、勝ち上がり率は悪くないですね。
馬体は姉に似ず、大柄でパワフルな造り。
腹袋がしっかりしたパワータイプで、トモの容積と筋肉量がしっかりしているように頼りがいのある体つきです。
また、所作に重さがなくしっかりと踏み込めているところも良い特徴と考えて良いでしょう。
ダイワメジャーの仔によくある特徴の兎頭と顔のデカさがウィークポイントでしょうか。
マイル路線で戦うならもうちょっと顔が小さくて機敏な雰囲気がある方が良いかもしれません。
105.クリスプの21(ハーツクライ)★★★★★
母はサンタアニタオークスの勝ち馬にして、兄ダノンファラオもジャパンダートダービーを制する等
非常にダート色が強い母系です。
いきなり結果を出したものの、一方で高額取引された3歳のミッキーレンジャーは未出走と
まだ全幅の信頼は置けない繁殖牝馬なのかなと感じています。
馬の造りは本当に美しく隙がありません。歩様も抜群で飛節の伸び、前肢の可動域も十分柔らかさを感じます。
大きな馬体で胴長の体型ですし、2000m以上で活躍するタイプに育っていきそうです。
ハーツクライにミスプロ系も相性抜群ですし、
国枝厩舎に牡馬の大物をと牧場側が託したと考えることもできるのではないかと思います。
106.トリプライトの21(エピファネイア)★★★★★
祖母のタンザナイトは大柄の馬を大量に輩出するお馴染みの血統。
キンカメ系が大半を占める中、ワイルドラッシュの肌はやや異質で、この母系の緩さを中和する作用があるかもしれません。
馬体は早生まれらしく完成度が高く、大人びた雰囲気をまとっています。
前後のバランスも良く、トモの容積、脚の出し方、踏込の深さなどすごく良いわけではないですが、
全部平均点以上といったタイプに見えます。
脚の長さに対して繋ぎが短いので、前脚に負担がかかってくるかもしれないところだけが若干気になるポイントです。
―ツアーチェック―
456kg。やっぱり繋ぎは短め。かなりパワーに寄っており、もしかしてダート馬かもという迫力がありました。
107.リナーテの21(エピファネイア)★★★
祖母がマルペンサで自身もスプリント路線で活躍したリナーテの初仔。
サイズの懸念もあまりないので、いかにも人気になりそうなプロフィールです。
ただし、どんな牝馬でもギャンブル性が高いのが不確実性の塊であるステイゴールド肌で
ノーザンファーム生産馬でもかなり打率が低いというのが特徴です。
馬体は黒光りするフレームが背中の長さと強さも相まってなかなか強そうに見えます。
しかし、歩き方に特徴があり、左脚は真っすぐ出すのですが、右前だけ外孤歩様でちょっとがに股っぽく見えます。
馬体のわりに前肢の可動域がそこまであるわけではないので、やや特徴を掴みづらい馬かなと思っています。
108.フーラブライドの21(エピファネイア)★★★★
母は重賞を2勝。仔出しも良く、初仔のブライドグルームはかなり良く見えたのですが未勝利。
その後も案外成績が伸び悩んでいます。どこかで走る馬を出してくれそうな気がするのですが…。
馬体は5月生まれでもありまだ幼さを感じますが、脚捌きは軽やかで可動域十分の歩様で歩くことができています。
飛節も良く伸びていますし、長い距離でこそ本領を発揮するタイプになりそうですね。
サイズ的には問題なくキ甲が抜けて育ち切ってしまえば早期から行くことも可能な雰囲気を感じます。
―ツアーチェック―
珍しく2人引き。いかにも気性が怪しい感じがありました。
109.アドマイヤセプターの21(エピファネイア)★★★
元々期待されていた繁殖牝馬ではありますが、それでいて結果を出し続けるのもまた凄いことです。
むしろアベレージではアドマイヤグルーヴを超えてしまっている感すらありますね。
馬体も1月生まれらしく完成度が高く、黒光りするので迫力があるのですが、
繋ぎが柔らかいわりに肩が発達しすぎて前肢の可動域が狭い感じがしてやや歩様にはスムーズさを欠きます。
カタログ記載の通りメンタルが安定しているのは良いことですね。
キムテツ先生で結果を出しているだけにここで入厩予定が変わるのは意外な感じもします。
110.ポルトフィーノの21(エピファネイア)★★★
横並びで同じくエアグルーヴ牝系から毎年期待の高いポルトフィーノの仔。
産駒は出だしこそ良かったものの、ここ最近はとにかくトラブル続きで体質の弱さや脚元の弱さが目立っており、
ちょっと危険な雰囲気です。
馬体は生まれを考えるとかなりしっかりしており、前躯は短くて太い首差しが特徴のパワータイプに見えますが、
背中にゆとりがあり、膝下が長いので、適性がどちらとも取れる不思議なタイプです。
脚捌きには柔らかさを感じますが、繋ぎは歩かせると思った程沈まないので、そのあたりはちょっと引っかかりますね。