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【現地観戦】福島遠征~デイジーロック~

2022/11/13 福島2レース 3歳未勝利(芝2000m) デイジーロック 菅原明良騎手 11着

 

続いて同じレースに出走したデイジーロック。

こちらも新馬戦では、二桁着順ながらもそれほど悪くない内容に見えたのですが、

今回は距離を延ばして2000mで牡馬相手というレース選択となりました。

 

 

この馬は初めて現場で見たのですが、馬体のバランスは相変わらずなかなか良い馬ですね。

ただ、若干の緩さがあったのと、一番の懸念は気合が入っていないのではないかというぐらい

ボーっと歩いていたところでしょうか。

 

 

膝下が長く飛びも大きいので、ある程度距離があるのは良いと思うんですけどね。

使いながらピリッとしてくるといいですね。

 

 

2戦目で菅原ジョッキーですから、前進期待といったところでしたが…。

 

レースでは好スタートから好位の後ろあたりをキープ。

ポジション的には絶好位だったとは思います。

ただ、頭が高く上に力が逃げてしまうような走法ではありましたね。

 

 

向こう正面では6番手。道中、一頭になるところがあって、ストレスなく追走できているかに見えたのですが、

3コーナーで外から来られるとジリジリとポジションを下げてしまいました。

メンタル的なものなのかスッと反応できないのかは判断難しいところではありますね。

 

 

直線に向くと外からの差しがバンバン届くような展開になり、内にいてはどうしようもなかったです。

 

 

レース後のコメントからは重い馬場を気にしていたというコメントがあって、芝向きタイプとのこと。

血統的にはダートですが、芝でもさらに重い馬場ではなくて軽い馬場がいいという珍しいタイプでしょうか。

いずれにしても今は力が上に抜けてしまう走り方になっているので、ここの矯正は必要なのだろうと思います。

【現地観戦】福島遠征~ライジングホープ~

2022/11/13 福島2レース 3歳未勝利(芝2000m) ライジングホープ 小沢大仁騎手 2着

 

1日目は8レースで切り上げて移動。

直前に取ったこともあってとにかく福島市内に宿が空いてなくて、

福島と郡山の間ぐらいの山の中の宿に宿泊しました。

 

最初のレースが2レースなので、バスにすぐ乗れないことも考慮すると、

7時半ぐらいに出ないといけなくて、とても福島に泊まっていたとは思えないぐらい早起きでした。

 

 

さて、この日も複数のレースで出走だったわけですが、2レースは2頭出し。

まずは好走したライジングホープから。

 

 

緒戦は小倉、2戦目は中京でそれぞれ結果が全く出せなかったのですが、

今回は距離を一気に伸ばして2000mでの競馬。

姉のアースライズも短距離で惨敗から距離を延ばして結果を出してきただけに、

これは良い挑戦ではないかなとは思っていました。

 

 

馬体重はこの馬なりに成長は見せていてプラス6kgの416kg。

それでもやはり牡馬相手の一戦だけに小ささが際立っていました。

 

メンタル的に危ういところはなく、適度に気合を乗せて歩くことができていたと思います。

 

 

 

2000mなので、返し馬もこっちに来てくれました。

紅葉もかなり進んでいて背景に良い色が入るのがいいですね。

 

さて、レース。

スタートを決めて、ほとんど促すことなく先行策を取ることができました。

この辺りは良い軽さが出ていて、3番手からの競馬を選択。

 

 

ハイアーレルムが大きく後続を突き放す展開で明らかにペースが速かったと思います。

前半1000m59.4秒ですが、この日のメイン福島記念と全く同じ時計なので未勝利には厳しいですね。

 

2番手の馬が早々に脱落し、逃げたハイアーレルムも苦しくなりましたので、

ポジション的にはライジングホープが早め先頭という展開になりました。

 

 

しかし、勢いよく後方から差を詰めていたサヴォーナの決め手が一枚上で、

あっさり突き放されてしまいました。

 

とはいえ、3着に3馬身半差をつけての2着ですから結果としては上々と言っていいでしょう。

また、小柄な馬にも拘らずこういった消耗戦で結果を出せたというのも今後に向けては大きいですね。

 

 

レース後の小沢騎手もかなり悔しそうでした。

馬の見た目からは減量の恩恵も大きそうですから、ローカルで使っていくなら継続騎乗もいいかもしれませんね。

ノルマンディーオーナーズクラブ2022年度1次募集予定馬全頭斬り 21-30

21.サトノフリージアの21(ダノンレジェンド)★★★

 

曾祖母リアリーハッピーからは最近でも活躍馬を輩出しているお馴染みのノーザンファーム血統。

この血統はかつてリアルアヴェニューというキャロットクラブの募集馬に出資していましたが、

能力はあるものの体質の弱さには苦労しました。

母系の他の馬でもそうで、能力があるけど突き抜けた活躍馬が出ない原因はそこにありそうです。

父がダノンレジェンドですし、基本的にはダートを意識した配合でしょうね。

馬体は非常にバランスよくまとまった造りで動きもスムーズです。

ダート一本とするならば、もうちょっと筋肉量が欲しい印象もありますね。

芝馬の可能性もあるとは思うのですが、繋ぎが短めで柔軟性もそこまでないので、

その路線だとある程度で頭打ちするかなというイメージです。

 

 

22.タニノハイクレアの21(キズナ)★★★★

 

母タニノハイクレアは繁殖牝馬としてはかなりベテランの域。

直近のセールでの取引価格も高値で安定しており、産駒の中央競馬での勝ち鞍も高いレベルにあります。

ひとつ上のレジェンドシップも新馬戦で2着と人気になるには納得の勢いを感じます。

一方、馬体はトモの容積や筋肉量は抜群。もちろん1月生まれのアドバンテージもあるのでしょうけど、

見栄えはかなりのものがあると思います。

歩様は際立っているトモの動きは良いですが、前肢の可動域がちょっと足りないところはあると思います。

肢軸は真っすぐ、返しの強さも十分ですので、硬ささえ気にならないのであれば狙いは立ちそうですね。

 

 

23.ディリジェンテの21(ヘニーヒューズ)★★

 

母系は社台系で一口をやっていれば避けては通れないトップモーション。

この血統もまた募集時非常にバランスが良いのですが、アベレージも良く、

馬体がそのままストレートに競走成績に反映されているように思います。

が、そういった馬たちは芝の中距離タイプが多いので、この母系にヘニーヒューズというのは未知数ですね。

セレクションセールの購買馬で取引価格は935万円でした。

馬体は牝馬としてはなかなか立派な造り。ヘニーヒューズの特徴が良く出ている、背中が長めで背垂れ気味の造りです。

肩回りの筋肉やトモの容積は水準以上にあるとは思いますが、それ以外のパーツがやや物足りない印象で、

特に腰回りはもうちょっと力が付いてほしいです。また、写真でしか横からが見えないのですが、若干弓脚気味ではありますね。

歩様はキビキビして勢いはあるものの、前肢の伸びはイマイチといったところ。

ダート馬としてはまあこれでもいいかなとは思いますが、特別秀でているというのは感じませんね。

 

 

24.フクシアの21(ヘニーヒューズ)★★

 

こちらもヘニーヒューズの牝馬。

母父ゴールドアリュールで、兄姉はほとんど地方競馬での活躍ということなので、明らかにダート路線となるでしょう。

サマーセールの購買馬で1,100万円の取引価格でした。やや母系は古く、活力という意味ではイマイチ。

産駒も中央競馬では計2勝止まりですから、やや敷居が高い感じはします。

馬体は丸々としたふくよかな腹回りが特徴。

張りは良いものがあって、力強さを感じるものの、この余裕がある状態で426kgですから、

本格的な調教が始まるとちょっと小さい馬になっていってしまう懸念があります。

路線がダートで決まりの馬だけにやや不安が残ります。

また、脚捌きも前肢後肢ともに踏込がやや浅めになってしまっています。ちょっと時間を要するタイプに見えますね。

 

 

25.ヘレナモルフォの21(マインドユアビスケッツ)★★

 

母ヘレナモルフォは2歳秋デビューから半年で2勝を挙げ、フラワーカップ2番人気4着。

しかし、その後はほとんど結果を出すことができなかった典型的な早熟タイプ。

繁殖成績としてもここまではなかなか苦戦を強いられていますが、父に勢いのあるマインドユアビスケッツを

迎えますので、改めて期待したいところです。

父の産駒らしい鮮やかな栗毛の馬体ではありますが、背中がすらっと長く、フレームに伸びがあります。

それに見合った筋肉はまだついてきていない一方でキ甲は抜けていますので、

形としてはここから大きく変わってくることはなさそう。

現状は背中のラインがキレイすぎるところもあり、胴周りにしっかり筋肉が付いてこないとなかなか難しそう。

首に対して顔が長いところもちょっとバランス的にはどうでしょうか。

 

 

26.ボナマティーナの21(キズナ)★★

 

こちらもセール取引馬、セレクションセールで1,485万円となかなかのお値段で取引。

牝馬のなかでは2番目の募集価格となります。母父ミスプロ系のキズナ産駒は今年の3歳世代が当たり年で結果を出しましたし、

母系もブラックタイプ多数で実績としてはなかなかですね。

馬体は背中が短めでコンパクトな造り。まだ筋肉量という意味では足りていないので輪郭がぼんやり映りますし、

特に募集動画の方ではあまりハリがない感じがありますね。

ただ、逆に動きには軽さがあって歩様はキビキビ動けているように見えます。

キズナ産駒はディープ系の中ではパワーを生かしたいタイプだけに、やはりもう少しガサが欲しいところで、

成長を待ちながら仕上げていく馬になりそうです。

 

 

27.マイスクエアワンの21(ミッキーグローリー)★★★★

 

現役時代の成績からはなかなか厳しいスタートが想定されるミッキーグローリーですが、

岡田スタッド出身の種牡馬だけに、牧雄氏も応援したい気持ちは強いでしょう。

ただし、セールでの取引価格はこの馬が一番高いものの847万円とかなりアベレージは低く、

馬産地での評判はどうなのかなと思わせます。

一方で、ミッキーグローリーをよく知る牧雄氏が落札したということもあるので、

そういった点では注目度は高いかもしれません。

馬体はディープ系らしい胴長、脚長のスラリとした体型ではあるものの、

まだまだ成長余地を残しており、牝馬にしてはかなりのサイズに育ってきそう。そこも含めて父によく似ていそうです。

前肢後肢とも可動域はまずまず。真っすぐ出ていますので悪い癖はなさそう。

未知な部分や大きくなりすぎて緩い懸念はありつつ、魅力は確かに感じる一頭です。

 

 

28.マルーンドロップの21(ブラックタイド)★★

 

父ブラックタイドは2015年に194頭も種付け頭数を集めましたが、ここ最近は減少傾向にあり、本馬の世代は73頭。

大物は出たものの、基本的にはアベレージが低く、狙いづらさは残ります。

また、スタミナ寄りの血統ですので、母系からスピードを注入したいところです。

そういう意味ではマルーンドロップは微妙なところで、母父コンデュイットもスタミナ寄りかなというのはありますね。

馬体は写真と動画でトモのサイズが違うように見えるので、判断が難しいのですが、いずれにしてもまとまりの良い造り。

見るからにスピード不足の懸念があるという感じではないです。

ただし、動きはちょっとトボトボした感じで、返しも弱いです。

遅生まれではあるので、どこまで上積みができるか。成長力に賭けたいですね。

 

 

29.ルヴェソンヴェールの21(フリオーソ)★★★

 

ノルマンディーの募集馬のなかで一番相性が良いのではないかと思わせるのがフリオーソですね。

募集頭数のわりには、中央2勝馬が3頭。地方馬でもモンストルオーソがいます。

母系もまずまずですし、クロフネ肌で分かりやすいダート馬ですから狙いやすいですね。

こちらもサマーセール購買馬で取引価格は1,155万円。

4月下旬生まれながらサイズ的にも十分なところまで来ており、胸が深く前輪駆動の造り。

一方で、トモは容積が少し足りず、飛節の折れが深いところはあります。

歩きも前肢のストライドが伸びて勢いがありますが、もう少しトモが力強く入るようになると良いかなと思います。

繋ぎは短めですが、クッション性はちょうど良いですね。

トモを中心にもう一回り成長があれば十分楽しみな存在になりえると思います。

 

 

30.ローゼンタールの21(イスラボニータ)★★★

 

お馴染みの地方馬800万円コースの募集馬。今年はイスラボニータ産駒ということで、なかなかの気合を感じます。

母はダート1200m専用で4勝を挙げた活躍馬で、地方競馬に置いておくには少々もったいない気もします。

馬体は初仔らしさがあって、特に体高が低いところが気になります。

細いとか貧弱というようなものは一切感じない馬体ではあるのですが、

もう短距離一本という感じの馬体になっていきそうですね。

歩様は可動域もまずまず、前進気勢もあって首を下げてしっかり歩くことができています。

牝馬クラシック路線ではなく、この価格を牝馬で稼ぐのはなかなか大変だとは思うので、

長く戦えるようメンタルコントロールができればといったところでしょうか。