私が父のためにフォトブックを作った理由 | sachiko okazawa 転勤族人生で私だけの好きと綺麗を探求中

sachiko okazawa 転勤族人生で私だけの好きと綺麗を探求中

子育ても卒業、転勤で二年間過ごした東京から愛媛県松山市に再び戻ってきました。20年近く、ハーブとアロマを楽しみ、ビーズアクセサリーの色々な技法を習得し講師を務める。現在は主宰教室はお休み。松山で何を始めようかなぁ、、、

ブログにお越しいただきありがとうございます。


災害のニュース続報を絶えず続けています。


最低限の情報だけ取ったら、あとは見ないで、

日常の生活に戻りましょう。


何度も何度も恐ろしい映像を見ることで、災害に被災してなくても不安感を募り、

精神的にダメージがじわじわ与えられることになります。


災害に直接関係なかった人が映像を繰り返し見ることによって無意識にも気持ちを病んではいけません。


この10年ほど、

日本のあちこちで、

地震によるもの、

大雨や豪雨による川や堤防の決壊などでの水害、

土砂災害、火災の延焼に巻き込まれたり、

一瞬にして日常を奪われる辛さを身をもって体感したことのある人が増えました。


だから、ボランティアや救助、支援の手の温かさを身に沁みている人も多いはず。


今は能登半島の地震は自衛隊や消防、警察、

医療従事者が全国から入られていると思います。


少しでも助かる命が助かり、

寒さで震える人が暖かく過ごせるよう、

温かい食事が出来るようになって欲しい。


今は被災地のために何も出来なくても、

必要な援助が必要なタイミングで届けられるように

時を待ちたいと思います。

だからこその、平常心での平常生活。


皆さん、ご自身の防災グッズ、見直しされましたか?


この機会に、是非。



さて、昨年の10月頃から、

時間があるので一つ、父の趣味のオリジナル絵画を

一冊にまとめてあげたら喜ぶかな?と

フォトブックにしてみることにしました。


なぜこのタイミングだったか?


父も80歳が目の前。

ただ、私の実家はあまり記念日重視しておらず、

母の日、父の日、誕生日、結婚記念日、などなど

アニバーサリーを祝うことをほぼしてません。


する人や家は、親族集まってお祝いしてますよね。

プレゼントをその都度用意して。


お祝いを欠かさないのも素敵な習慣ですが、

やはり、負担感は拭えない、と友達が以前言ってたことがあります。


両親、兄妹、その子ども、など、

祝う範囲が広い人は

なんか、常にお祝いのプレゼント探ししてる感じがする、

毎年以前に何あげたかわからなくなってくる、とか。

普段ならやめればいいものですが、

一度始まってしまった習慣を

やめましょうとは言い出しにくいものですしね。


逆に、祝い事を祝い事としてずっと派手にしてきてない分、

突然、還暦だ、結婚40周年だ、金婚式だと

祝われるほうが、

何か良くないことが起きそうだから

やめてくれ、と言われてます。


淡々と日常が送れるのが一番で、

祝わないのも験担ぎの一つです。


昨年の秋頃は、父の周りの友人、知人の体調不良が増えて、入院したり手術したりの知らせが続き、

親友の奥さんが亡くなられたり、

親戚の不幸ごとなど、

非常に暗いニュースが多かったのです。


また、父自身も足首に結節が出来てしまい、

日帰りの除去手術をしたそうで、

消毒のための通院や抗生剤による副作用などで

いつもより元気がなかった様子。


80歳近くなれば、どこか悪かったりするのは当たり前ですが、

徹底した自己管理のもと、

日課の体操や筋トレ、呼吸法、

詩吟の練習で鍛えていて

薬の必要もなく持病を抱えてない人でした。


だから、自身の外科的な不調や、

懐かしい人や仲良くした人が弱ってるので

寂しさや

ヒタヒタと近付いてくる老衰による自然死なんかも

意識して、

寂寥感いっぱいのような気がして。


そんな時に、サプライズでフォト作品集が出来たら

喜ぶかと水面下で進めるつもりだったのに、

ホームページに載せている写真の撮影方法(カメラかスマホか)を尋ねたら、

母がその場でサラッと父にバラすという、、、ガーン


本人へのサプライズにはなりませんでしたが、

2冊目の作品集が出来るように、

また、絵を描くぞ、という気持ちにもなったようです。


年末に、希望冊数を聞いて、

最終稿をチェックしてもらって、

「しまうまフォト」から納品してもらって、

父は作品集を何人かに送付したようです。


「こんな趣味があったとは」と、お褒めの言葉をいただいて、父もまんざらでもない様子だと

母から連絡がありました。


(父は自己顕示欲が強いから、もっと褒めてー、なのかもしれませんけれど・苦笑)


小さなことですが、少しは親孝行になったでしょうか。

順番的に、年長者から亡くなるとしたら、

生きている間に少しでも喜ばせてあげることを

積み重ねておきたいなぁと思います。