3泊4日の東北乗り鉄は
仙台まで帰って来てからまた秋田まで
移動し、福島まで突き抜けてから戻るという
夜遅くまで乗り潰しをして終了しました。
眠りについたのは1時過ぎ
そんな翌日
気合で東横インを6:30チェックアウト
仙台駅へと向かいます。
1月28日 日曜日
この日は午後から東京の旧友と
鬼怒川温泉まで出かける約束
だったら前日に郡山往復とかせずに
宇都宮辺りまで行っとけよ
とツッコみされるかも知れませんが
北千住駅で落ち合う事にしたので
ならば、仙台から〈常磐線〉を全線乗り通す
と決めたのでそれを実行するのです
常磐線は上野~東海までしか乗車してないのでこの際ねw
まぁ、実際は日暮里岩沼間が〈常磐線〉
らしいですが、列車運用は上野仙台なので
宮城県仙台駅をスタートにし
福島→茨城→千葉と太平洋沿いをゴールの
上野駅へとひたすら〈常磐線〉一本で下ります
363.5km6時間の行程です
ちなみに新幹線なら348.2km1時間30分です
さて、朝7時の仙台駅
いい天気だ
在来線6番線〈東北本線〉〈常磐線〉ホームへ
乗車するのは 普通 7:18 原ノ町 です
ガラガラの701系電車のロングシートに揺られ
着氷の飛散による破損防止?なのか
北海道の近郊車並みに汚れた
ポリカーボネイトの窓越しの車窓。
そして、ほぼ乗客の乗り降りが無いまま
8:38原ノ町駅に到着。
次に乗るのは 普通 9:15 水戸 です。
30分ほど待ちがあるので改札を出て休憩
出歩くほどの時間の余裕はないので
構内のNewDaysで少々腹ごなし。
そして、棚で目についたこちらも購入
こいつは、午後のツマミに良さそうだ
そんな感じでブラブラしてるといい時間
折返し 普通 9:15 水戸 となる列車が到着
東日本顔のE531系付属編成5両。
乗務する車掌さんが「ワンマン訓練」と
呼称確認して乗り込む
4dr車にBOXシートを詰め込んだ結果の
ロングじゃないシート
なので、遠慮なくBOXシートに着座
この列車でいわき駅まで80分の乗車。
車窓からは13年前の3.11の傷跡がまだ。
当時ニュースでよく出た地名「浪江・双葉」
そして駅を出る度、車掌さんが車内を通り
乗車券の確認に回る。
これが“ワンマン訓練”
俺も乗車した時に乗車券の確認を受けました
それにしても、ほぼ4分ごとに停車する
各駅停車で乗車する人を確認し
5両編成の車内を往復する
これ、めっちゃ重労働ですが
小走りで車内を回ってもギリギリの様子
さすがに可哀想です
10:34いわき駅に到着
特急券を発券するため一度
改札へ向かいます。
さすがに特急始発駅なので
改札内にも指定席券売機があり
えきねっと受け取りもスムーズ
残してあった最後の指定席利用です。
仙台で寝過ごしたら新幹線に逃げるため温存していたw
乗車するのは常磐線暴走特急ムコナ君
先代E653系フレッシュひたちリバイバル色
ではなく標準色のE657系
特急 ひたち12号 11:20 品川 です。
これに乗って2時間少々上野駅を目指す
リクライニングのあるシートに身を委ね
4時間ぶりのくつろいだ乗車です。
在来線特急では貴重な車内販売のワゴンが
回って来たので
ホットコーヒーと土産の牛タンジャーキー
何が嬉しいって
やはりホットコーヒーが復活していた事
特急や新幹線の車内で買うホットコーヒーって
なんだか特別感があって好きなんですよね
以前乗った時は缶とペットボトル飲料でしたからね
快適なリクライニングシートに座り
うつらうつら
普通列車で3時間半かかる上野まで2時間ちょい
勝田でE657とすれ違い
水戸で〈水郡線〉の色とりどりの
キハE130を見送る。
偕楽園の梅は暖冬とは言えまだまだ
やがてスカイツリーが見えたらまもなく上野
北千住まで戻らないといけないので
常磐線快速 13:42 成田 に乗換
さすが都心の電車座れませんね
とわ言え北千住までは10分なんで知れてます
合流する友人も三河島を出た模様。
無事2・3年ぶりに再会
しかし、ゆっくり話してる場合でもなく
急ぎ東武のホームへ向かいます。
今日は日光MaaSの
デジタル鬼怒川温泉フリーパス使用
スマホを改札で見せて通過。
ホームを奥へと進み特急ホームの一番端へ
そして、本日のメイン乗車の列車を待ちます
まだ、東北の行程も決めていないのに
仙台までの航空券とこの座席だけは取った
東武の最新特急列車 スペーシア X です
そして、ただ俺がそれに乗りたかっただけの
[コックピットラウンジ]をGET済
唯一この7号に1席だけ空席があったんです。
そして入線してきた純白のスペーシア X
非鉄女子の友人もこれには
「おおっカッコイイ」となる
まばゆい純白の特急スペーシア X
乗車をすると指定の席に案内され
カフェチケットの説明を受ける。
車内は始発の浅草駅から乗車した人で満席
友人には、こういう列車に乗るとは言って
無かったので「スゴ~ぃ」と感嘆しきり
低く設置されたソファに座ると
非常に天井が高く開放感が半端ない
日光・鬼怒川という東武肝いりの観光地
そこへ観光客を誘致するための特別な空間
近鉄の「しまかぜ」と同じ性格を持つ
特別な観光特急なのは間違いない。
JR系や三セク系の国鉄時代の車両改造で
各地に派生している『観光列車』には
真似のできない新造車ならではのクオリティだ
今回北千住駅からの乗車でしたが
始発の浅草駅にはスペーシア X専用ホームまで
作りその力の入れようは並々ならぬもの
スペーシア Xのコックピットラウンジには
カフェカウンターがありドラフトタワー完備
東武もこのスペーシア Xの運行開始に合わせ
「クロスビアプロジェクト」なる企画をし
4種のビールが楽しめます。
期間限定のゲストビアなども取り揃え
リピーターの獲得にも抜け目ない。
こんな東武のフラグシップ特急に
ぼっち乗車は辛いので
東京の友人をダシに使ったのです
ただ、ホントよく席が取れたとコレだけは幸運でしたね
なので、さっそくビールです
説明を聞くや否や速攻買いに行く友人
カウンターが空てればいつでも利用できるのが
このコックピットラウンジ席の特権
さすがに7号という遅い便なので
スナック類は売り切れもありツマミが無いが
そこは準備に抜かりはない
原ノ町のNewDaysで買った黒胡椒チーズ
ひたちの車内販売で買った牛タンジャーキー
そして、俺の旅のお供じゃがりこ
ハッキリ言って・・・
ビール飲むために
スペーシアXに乗りに来た
そんな状態
友人は無難に日光LAGERを3杯
俺は律之介物語とユズサワーエールの2杯
さすがにアンバーエール(イチゴ味)は
勇気がありませんでした
ちなみにカップにはペンでN=日光LAGER
R=律之介・Y=ユズサワーと書かれており
飲み比べ対応?となってます
結局車内で飲んで喋ってと
写真ほとんど撮ってません
まるで、走るブリューパブ状態
下今市駅でSL大樹6号の到着を待ち
鬼怒川線へと入って行きます
スペーシア Xの乗車も2時間が経ち
構内に近づくと
転車台での作業を終えたSL大樹7号の
牽引機C11 207の横を通り過ぎ
鬼怒川温泉駅に到着です。
この後SL大樹7号に乗るのですが
少し時間があるので駅前に出ます。
せっかく温泉に来たのだから足先だけでも
入りたいとの友人の希望で駅前の足湯へ。
俺は、タバコ補給を兼ねて写真を
鈍黒色の1941年製C11 207と
純白の2023年製N100系スペーシアX
車齢82年差の並びです。
友人の足湯&お土産購入も済んだので
鬼怒川温泉駅に戻ります。
SL大樹7号 16:43 下今市
SL大樹は乗車時間が30分と短いので
初乗車の友人に付き合って車内探検。
冬のこの時間の列車なのでガラガラです。
車内販売が来たのでアイスを買って
食べてるうちに下今市駅に到着。
まぁ、今回SL大樹はオマケ的な乗車。
帰りの列車をどうするか考えたが
もう一人の友人の仕事の都合がつけば
都内で飲み会する予定だったので
決めてなかったのですが
どうやら、無理っぽかったので
特急 リバティけごん 17:34 浅草 を
取ろうとしたら満席
なんとか次発の
特急 けごん46号 17:52 浅草 をギリ確保
時間が少しできたので
転車台広場で機関庫へと帰るC11を見送る。
紺青の空とライトアップされた転車台広場
レンガ調の機関庫を背に重厚な蒸気機関車
夜に見る蒸気機関車も中々エモい
さて、3日連続石炭の香りも楽しんで
時間も来たので帰ります。
帰りの 特急 けごん46号 も激混み
100系金スぺでしたが写真とか撮る余裕無し
寝てる間に北千住駅到着
6号車のコンパートメントを見た友人が
「おこんな席もあるんだ
」と。
俺も乗ってみたかったがここも取れなかったんですねぇ
まぁ、普段近郊のE233かE235しか
馴染みのない非鉄女子には物珍しい車両
だったようです。
北千住駅で軽く食事をして解散
非日常的空間での列車旅も喜んでもらえた
ようで、また何か探すと言っておきました。
さて、明日の朝の新幹線で帰るので
この日は東京に泊まりです。
都心のホテルは高いので秋葉原で宿泊
駅から少し離れたヴィアイン秋葉原
19階の部屋からはスカイツリーが良く見え
眼下には行きかう列車も見える
トレインビューの部屋でした。
つか、さすが都会っスね
遅くまで列車の行きかう音が聞こえました
さて、全ての予定が終わり
明日は のぞみ23号 で帰ります。