内装リフォームのエイジュン、代表の小相澤です。
今日は、これもよくいただくご質問です。
【床材は何がいいの?】
ということについて、お話したいと思います。

【畳】
まずは畳ですが、「床材」という扱いとしては和室限定なので、比べるのはフェアではないかし
れませんが、どこのお宅でも1部屋は必ずある(あった?)畳の部屋ですが、正直なところ少なく
なってますね。
それには訳があります。
メリットはお部屋の空気を浄化する効果がある事、新しい畳はあの香りがたまらないです。夏場は直接寝転ぶと気持ちいいですね。
デメリットは生活の洋式化に伴っ
て、家具の型が付く、すぐに退色する、さらにはダニやカビの心配もあって、畳を敬遠されるが
増えています。定期的に表替えや干すなどすれば、長く気持ちよく使えると思うのですがね。
(昔は年末の大掃除とかに畳を表に出して天日に干したものです…)
椅子、テーブルの生活に慣れてしまうと、どうも畳は扱いにくいものになってしまうようです。
食べこぼしとか詰まってしまいますしね。
かといって畳の上にカーペットを敷くとか絶対にやめた方がいいです、ダニが倍増しますよ!!
【フローリング】
そこで、上のお部屋をリフォームする際にフローリングなどに変えるわけです。

和室は完全に洋間になりました。畳のデメリットを無くした結果です。
生活様式の変化というのもありますが、湿気によるダニやカビの発生でからだの不調を訴える方
が多くなったからではないでしょうか?
メリットは肌触り、高級感、手入れ
のしやすさですね。
上記の理由から人気も高いです。
フローリングのデメリットはやっぱり【傷】ですね。


これは素材やグレードによって差はあるのですが、コストを抑えすぎて安いフローリング材を
使うとササクレが起きてけがをすることもありますし、靴下が引っかかるなど、ストレスの原因
にもなります。特にキャスター付きの椅子には気を付けてください、決まった場所で使う場合は
専用の下敷きシートを敷きましょう。このキャスター傷が原因で、早いうちに貼り替えが必要に
なってしまった事がよくあります。

貼り替えた直後です。
月1回程度定期的にワックスをかけると長持ちします。
【クッションフロア】
床材の中で最も安く、手軽にリフォーム出来るのがクッションフロアです。
メリットは安い、柄が豊富、工期が
短くそこそこきれいに仕上がり、肌触りもソフトですので、素足で歩くところにはいいですね。
例えば洗面脱衣所など。

画像はカーペットを撤去して貼っている所です。ここは居間ですが、全然違和感ありません。予
備知識の無い方が見ると本物のフローリングに見えるとか。

貼り終えたところ。
デメリットは表面がやわらかいので
傷がつきやすいこと。重い家具や、冷蔵庫など、引きずって移動しようものなら、たちまち破け
てしまいます。あと、厚さが1.8㎜しかない(グレードによる)ので、コンクリートに直接貼るこ
とは絶対避けた方が良いと思います。特にリビングなど、冬の冷たさは想像以上ですよ。熱にも
弱く、ちょっとしたことで溶けたり、焦げてしまう事があります。
上記のような過酷な使い方をせず、定期的なワックスがけすればツヤが維持できますので、長持
ちさせるには少し注意が必要でしょう。
【カーペット】
最近めっきり張る事が無くなってきましたが、根強い人気がありますね。

メリットは冬場は冷えやすい方やお
年寄りに暖かく柔らかい素材が気に入って頂いております。
室内で転ぶのはあまりないかもしれませんが、その点でも安全な床材です。

繋げて張ってます。
デメリットは何といっても【ダニ】
です。
その他、型が残りやすい、液体こぼしたらシミになりやすい、クリーニングし難い、へタって
ぺったんこになるとカーペットの良いところが無くなってしまうところですね。
(ヘタりやシミ対策についてはある程度グレードの高い材でしたらあまり心配は無い様ですが…)
割と短いサイクルで張り替えされるようでしたら、おすすめではありますがコストはフローリン
グに比べてやや高めか、上級グレードですとそれ以上になる事がございます。
最後にご紹介するのは【フロアタイル】です。

画像はリフォームに使用した際の例ですが、違和感なく収まっているのがご確認頂けると思いま
す。
メリットは丈夫なこと。本来店舗で
の使用を視野に開発されたものですので、多数の人や物に対する耐久性が高く、靴によっても、
例えばピンヒールなどで歩いても跡が全くつかない優れた床材です。しかも、傷ついてしまった
場合は部分的に貼り替えが出来るのも大きなメリットです。
また、リフォームには、厚さが2.5㎜~3㎜程度なので、カマチや窓際、ドア下など加工無しで施
工できることが多いなどコストを抑えるうえでのメリットも大きいですね。

上の画像とは違う現場ですが、施工後です。
画像はフローリングタイプですが、この他に45×45㎝の真四角のタイプ(画像下)もありまし
て、様々な柄が選べ、デザインを施した貼り方にも対応できます。

デメリットといえば、熱に弱いこ
と、(床材全般に言えることですが)タバコの火にはご注意ください。焦げてしまいます。ま
た、タイルの中には鏡面仕上げになっているものもありますので、このタイプにはワックスをま
めにかけないと表面傷が付きやすい事もございます。
あと、ものによってはですが、色焼けしやすいものがありますので、日が強く差す場所ではカー
テンなどで遮ってやる必要がございます。目地部分に水が入るとはがれやすい為、
キッチン、洗面所、トイレにはあまりお勧めしませんが、耐水性の糊を使うことにより対策をし
ておりますので、絶対ダメということではありませんのでお間違えの無いように。
まだまだお教えしたいポイントがありますが、
この先はお会いさせて頂いたときにお話しさせて頂きますね。
床材に一長一短があることはご理解いただけたと思います。エイジュンは使用する箇所によって
長く快適に暮らせるリフォームを提案しております。
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