- 高野聖 (集英社文庫)/泉 鏡花
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泉鏡花の小説で有名な表題作。
小説自体は、なんだか小難しくてとっつきにくい印象
まあ、司馬遼太郎言うところの夏目漱石が現代日本語の文語体を
初めて小説に置き換えたというのを信ずるならば、
それもいたしかたないかなあと思ってましたが・・
(なんせ明治33年?くらいの作品ですので)
また、演じ手が海老蔵、玉三郎ということもあって
これはおもしろそう!
なかなか演出が面白く、
スクリーンを舞台に張って、お経を唱える僧侶たちの姿を映し出してみたり
影絵風に森に蠢く動物達を表現してみたり
ライトの加減で水の流れを表現してみたり
会場内の電気を落として、照明の調節で
明け方、夕方などを表現していてなかなかうまい演出でした。
見ていて感じたのは、海老蔵がかっこいいということ。
華がありますねえこの人。きちんと成長したら良い役者になるだろうな。
玉三郎さんも、いやらしさが良かったな。
多少中だるみしてましたけど、楽しめました!
31日までやっているみたいです。
高野聖は19時15分からです。